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大人ロリとノコギリお姉さんの話  作者: 多賀まりあ
1/5

ノコギリお姉さんが君の心を解体しちゃいます☆

初の日常系にチャレンジしました

きっと皆さんの期待通りの展開になるはずですので、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです

―「ごめんネ〜見られたからには殺すしかないんだワ〜」


ノコギリを手にした誰かを解体していた血塗れレインコートの驚異が迫ってくる

こういう時は走って逃げるべきなんだって普通は思うのだろうけれど、何故かそういう気持ちにはなれなかった

でも何故かって言ってるけれど心当たりはある



―『何も面白くない現実なんて捨ててどこか違う場所に''い''きたかった』


人通りの無い全くない裏路地、実は自分から不審者に殺されに来てたりして

それでは



パキィーン


「なんじゃこりャ!!

かったぁ〜イ、ムリ〜」


レインコートのフードを外して頭を、不気味な程冷静にハンカチで血を拭き取った手袋をはめた片手で掻き回しながら血塗れのノコギリを構えた''お姉さん''は困惑していた


「どうして殺してくれなかったの!

あぁ、千載一遇のチャンスを逃してしまった…

何故なの、どうして…?」


困惑しているのはこちらも一緒だと場違いなセリフを返した


「さァ、(アタシ)には何にもわかんないネ?

君普段どんなもの食ってんのさァ…」


''お姉さん''がとぼけた様子で返す



―暫く沈黙が続いた後にまたお姉さんがバツが悪そうに話し始める


「君さァ、死ななかったからには私の事誰にも話さないって約束してくれル?

ちょっと強引で突然で意味不明過ぎたか〜〜しらっ?」


少し考えて(わたし)は返答をした


「いいわ

ただし、私を殺すか死にたいって思わないくらい楽しませてくれるかしら?

約束できる?」


答えは思っていたよりすぐ返ってきた


「いーよぉ!それで豚箱行きにならないなら〜

殺す方が難しそうだし散々楽しませたり、話し相手にでもなんでもなってやらァ!

なんなら死にたくなくなるぐらい気持ちいい思いさしてあげよーか?

勿論聡明そうな君なら分かる通り手段は選べないけどネ!」


少し引き気味に返答に対してさらに返答した


「ま、まぁ約束守ってくれるならいいわ

ところで最後の気持ちよくって所、どう考えてもいかがわしい方面とかじゃなくて殺戮方面よね

申し訳ないけれど遠慮しておくわ」


''お姉さん''は少し安心した表情を浮かべてから、また冗談げな感じに話し始める


「よっしゃぁ!逮捕及び無期懲役回避ー!

殺せないロリなんてツイてないと思ってたけど良かったァ!

そういえば、ところでの後のところに返すけど性的な方が良かったかしらァ?

ロリ抱く趣味とかないけど可愛いしチャレンジしてあげてもいーょ!

勿論男女共に経験ないから全然やり方分かんないけどね!アハハハハ」


またしても面白おかしい言葉の数々を投げかけられ、少し自分の関わってしまった変人(おねえさん)変人(お姉さん)度合いに翻弄されながらもまた返事を返す


「良かったわね、逮捕回避いえーい(とてつもない棒読み)

冗談よ、冗談…

そういうのは好きな人とやりなさいな

まぁ殺そうとまでした私の事が好きって言うなら話は別だけれど」


''お姉さん''はさっきまでこらえていたかのように腹を抱えて笑いだして、また返事をする


「お前も喜んでくれて私も嬉しいゾー!

悪い悪い、やけに落ち着いた大人っぽい冷静な雰囲気出しておいてそんな童貞みたいな清純な考えをお持ちだったとは…はフフフ、ハハハハ!」


謎な理由なのはわかっているが、少し怒り気味に返す


「もう!そんなに笑うことないでしょ、悪い!?

というか、私はあなたが思っている以上に大人よ、経験人数だって2桁超えてるんだから

…ゲーム内で」


''お姉さん''はまたしても堪えられないと大爆笑しだす


「なんじゃっそりゃぁ!アハハハハハハ!

最初は落ち着いて大人っぽい冷静さを持ってると思ってたけど本当の中身はただの見栄はりの童貞男子高校生じゃん!ウフフフフフフハハハハ」


ここまで私を冷静さを失って混乱させるなんて大したものだなと、感心しながら自分は面白チョロインでは無いと必死に反論する




―その後も攻防戦が続いたが、結局''お姉さん''に終始手玉に取られ、どんどん''お姉さん''曰く童貞の男子高校生のような自分でも知らなかったような内面が引き出されていくだけであった



「ハァハァ、疲れたわ

というか、そろそろ場所を変えない…?

流石にそろそろ逃げないとまずいでしょ

…えーっと、なんて呼べばいいかしら?」


「ノコギリ好きだからなんかそこから取って欲しいナ〜

って、私の好きな道具なんか聞いてないか〜おい、おい」


「じゃあノコ姉!もうこの際そんなのでいいでしょ

行くわよ!」


「おいっ、それは適当すぎるっしょ!

ってちょっと!」


レインコートを脱ぎ捨てハンカチを捨てた、手袋をはめたノコ姉の手を掴んで暗い路地を抜け出し程々に人通りがあるビル群の中を行先もなく走り出す




―夢中に走って走って走り続けた、そしてその先着いた場所はとても意外な場所だった


「山中神社…」


今は亡き祖父と小さい頃よくお参りに来た思い出の場所

何故か今そこに自分を殺そうとした殺人鬼と来ている


とりあえず2人でベンチへ座る


「へぇ、いい人の少ない場所見つけたじゃん、偉いゾ〜

じゃ、突然だけど疲れたから寝るよ

では」


バタリと糸が切れるようにとはこのように言うのかという程に、模範的な倒れ方をして私の太ももを枕にそのまま眠りについてしまった

ノコ姉のスカートポケットからタバコが落ちる


寝ていると、髪は乱れているが長い綺麗な黒髪でとても優しそうで綺麗な顔をしていて、体型も身長高めに大きな2つの膨らみ(恐らくヒップもそこそこある)

さらに、レインコートで分からなかったが服装は白いフリルが胸元に付いたロリータっぽいシャツに、黒いふんわりと広がった少し長めのスカートを着ていた

どこまでDTを殺す気なのだろう、私がロリでなく精神に居る童貞の高校生そのままな人物だったらすぐ堕ちていただろう

というか、この身体で釣って一体何人を文字通り天国へ昇天させたのだろう

…ダメだ、さっきのノリで思考が少しどうしても下よりになってしまう




―その後は寝たノコ姉をずっと待って、そのうちに私もウトウトしてきて気づくと寝てしまっていた

読んで頂きありがとうございました!

まだ続きますので続きも読んでいただけると嬉しいです!

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