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序章
初投稿です
生暖かい目で見守ってください
「まさか勇者たちの中に紛れ込んでいるとは思いもしなかったぞ!」
豪華な衣を纏った老いた王様が地べたに倒れた私に吠え掛かる。
だが今の私は悲鳴を上げることも飛び上がって逃げることもできない、口に猿轡をかけられて手足には石でできた枷を嵌められているからだ。
そんな私を全身鎧の兵士二人に押さえつけられるというオマケ付き
なんとか視線をずらし、離れたとこにいるクラスメイト達を見る
疑惑、驚愕、嫌悪、いろんな表情が見えるが私を気遣ってくれる人は誰もいない様子
これでもちゃんとクラスに馴染めたはずなんだけどなー
まあ私を助けようとした人達は私と同じく兵士に捕まってこの広間の外に連れ出されただけなんですけどね
つまりここに残ったのは私に少なかれ良い感情を持たない人だけ
でもたとえ彼らがここに残ってても他のみんなと同じ視線を投げかけたかもしれない
「貴様の処刑は明日だ、邪悪なネクロマンサーめ」
だって私は現実世界でも異世界でも嫌われ者の死霊術師だから




