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境界のリンカーネーション  作者: ジャック・ほ?
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境界のリンカーネーション 5話 勇気と怖れと

境界のリンカーネーション


5話 勇気と怖れと


「それじゃ、頼むぞ」

「はい。それでは行ってきます」


 ドリアに見送られてミホットは馬車の幌に乗り込む。御者に挨拶を済ませ、行先を伝えたミホットはもうやることがなくなってしまったために、積まれた荷をリストと照らし合わせていた。が、それも直ぐに終わると途端に手持無沙汰になる。

 そうなると外の景色を眺めるしか時間を潰す手段がなく、そしてここは冒険者の街、『アーグラント』だ。必然的に多くの冒険者を目にすることとなる。そうなると、嫌でもミホットの脳裏にあの時のことがフラッシュバックされるのだ。


「……やっぱり……」


 ――憎まれているだろうか?

 その疑問がぐるぐると頭の中を駆け巡る。あの時のセイの表情、態度にその片鱗は見られなかった。しかしだからと言って水に流せるだろうか? あの時、セイは確かに命懸けで任務をこなしていた。

 たかが薬草採取と言っても、一歩外に出れば何時命を落としてもおかしくない。その割に報酬は低い。そんな任務を5年間只管こなし続けるなど、通常では考えられない事態だ。先ずどうしても生活ができない。貰える報酬は銅貨にして7枚。これでは1人分の食事を2回取ればもう足が出る、そんな報酬なのだ。にも拘らず、彼はそれのみで食いつないで来た。それが意味することは、つまりは彼が、誰とも組まずに過ごしていたと言う事実を示している。そして真実彼は独りだった。あの後その素性を探ろうと聞き込んでみたが、名前さえ分からなかった。誰も彼のことを知らなかったのだ。唯の1人として。


 通常冒険者への依頼の難易度とはパーティーを前提に設定されている。その理由は単純で単独で動くのが危険極まりないからだ。ソロでの活動をしていたセイにとってより上の討伐系の依頼は自殺と何ら変わりなく、必然的に薬草採取の任務しか受けられないことを意味していた。


 そんなセイに自分が引導を渡した。


 周りの誰もがそれは違うと否定した。しかしそれが一体何の慰めになると言うのか。決定を下した者は別だとしても、あの時縋ろうとするその手を自分が振り払ったことには変わりはないと言うのに。




「うん、確かにリストの通り、揃ってるみたいだ。いつもありがとう。ミホットちゃんが仕訳してくれるお蔭で確認作業がスムーズに進むから助かるよ」

「こちらもエスト商会にはお世話になっていますから、このくらいは当然です。それではこちらにサインを」

「はいはいっと。ところで、この後予定ある? もし空いてるなら軽く食事でもどう――」

「用事があるので失礼します。お疲れ様でした」


 男、エストの誘い文句を最後まで聞かずに踵を返したミホットはそのまま急ぎ足でその場を後にした。その背をねっとりとした視線で見送ると、エストは受け取った荷を積むよう指示した後、自身もその場を後にした。




(どこに行く気かしら?)


 ミホットが贔屓であるエストの誘いをにべもなく断ったのには理由がある。

 それはずっと気になっていた人物を見かけたからだ。

 あの後ミホットの様子がおかしいことをドレアに詰められたことで、ミホットは粗方の経緯を話していた。

 そのことで危害を加えられることを危惧した組合長により、当面の間受付業務から外れて営業周りを任されていたため、セイと接触する機会が得られずに悶々と過ごしてきたミホットとしてはこのまま素通りする訳にはいかなかったのだ。


 それが7割。

 残りの3割は今噂となっているセイの行動が気になっていたのが理由だった。


 今組合に流れている噂。それはソロで活動している冒険者のことだ。

 彼は何時も決まって速い時間に依頼を受け、決まってその日の内に済ませてしまうと言う、そんな噂。

 しかし誰もその後の足取りは掴めないと言う。唯一分かっているのは夕方には市場で食料を買い込んでいると言うことくらいで、その間何処で何をしているのかが要として知れないと言う。ソロで活動することと、そのミステリアスな部分が合わさって噂が助長された形だ。

 少しの後ろめたさを好奇心で塗りつぶし、更には自身の罪悪感をも誤魔化しつつ、ミホットはセイを尾行した。




(教会? ここに用があるの?)


 その意外な目的地に目を見張った。

 3年前なら兎も角、今時教会に足を運ぶ物好きな人間はとんと見かけなくなっていた。

 ミホットとしても信仰まで貶すつもりは毛頭ないが、別に祈るだけなら何処でもできる。それをわざわざ教会に足を運んでまで捧げるとは――


(以外と信仰深い人だったのね)


 そのままセイは教会へと入って行くとミホットは少し間を置いてから自身も教会へと足を踏み入れるのだった。


(教会なんて何年ぶりかしら? 内装に変化は見られないわね。お布施はなくともお金に困ることはないって……羨ましい限りね)


 そう内心で皮肉ると怒りが湧き出るが、それも直ぐに収めると目的であるセイを探すべく視線を彷徨わせる。


 果たしてセイは直ぐに見つかった。


 教会像の膝元で跪き、両手を胸元に組んで静かに祈りを捧げている。

 その真剣さにミホットは声を掛けられなかった。


 ミホットが圧倒される想いでセイを見詰めていると声を掛けてくる人物がいた。


「いらっしゃい。今日はどうされたのかな」


 声の主は3年前に入れ替わる様に赴任してきた新しい司祭だった。それ以前の守銭奴然とした司祭とは対照的に好々爺としていて親しみを感じさせる人物で、前の司祭は教会の内部編成の際に私腹を肥やしていたことが発覚し、更迭されたと聞いている。

 あの守銭奴よりは断然好感が持てるが、それまでの教会が行ってきた数々の悪行を思えば素直に受け容れ辛いのも事実としてある。

 そのことを踏まえると何か一言言ってやりたくもあるが、それはこの御人とは何の関係もないことも理解しているため、ミホットは一瞬顰めそうになった顔を引き戻して応対した。


「え、ああ、いえ。あの人は……ずっとああしているのですか?」

「ああ、あの若いのか。あの青年はここ最近はずっとああしておるよ。ご丁寧にお布施までしてくれてな、若いのに大したもんじゃよ」


 そう朗らかに話す司祭にミホットの眉がぴくりと跳ね上がる。何とか表情には出さなかったが、それも人生経験には適わない。


「ほっほ。そう怖い顔をしなさんな。折角の美人が台無しじゃぞ?」

「……仕事中は大体こうですから。それよりも、お布施と言う名の徴収は3年前に廃止されたと思ってましたが違うんですね? 後で報告します」

「構わんとも。それと儂から要求したことは一切ないぞ? 全部あの青年が自発的にしたことじゃ。更に言うなら一度は断ったんじゃがな、悩みを聞いて貰って楽になったからと聞かんのじゃよ。なら受け取らん訳にはいくまい」

「それが事実なら、ですが」

「なら確かめてみたらどうかね? 丁度当事者が目の前におるぞ」

「…………」


 指に釣られてミホットの視線がセイに向かう。今尚微動だにせず祈り続けるセイに声を掛けるのはどうしても憚られた。司祭もそれが分かっているのだろう。振り返った先には余裕たっぷりと言った表情でミホットを見ている。


「これこれ、そう怖い顔をしなさんな。まったく、若いもんは心に余裕がないからいかん」

「誰の所為だと……!」


 思わず声を荒げそうになって、口を押える。

 しかしそれは遅きに失し、振り返った先でセイと視線がぶつかった。


「ほっほ、若いもんは元気があってよいの。ま、言いたいことは溜め込まずに吐き出すことじゃよ」

「え? あ、ちょっと!」


 司祭は朗らかに笑い、呼び止めるミホットを尻目に奥へと引き込んで行った。




(……どうしよう)


 突然のことで心の準備が整わないままセイと対峙することになったミホットは内心狼狽えていた。

 確かにセイとは一度面と向かって話し合いたいとは思っていたし、ここまで着けてきたのもそのためだ。しかし同時に話し合うのは怖いと言う思いもある。矛盾するが、それが偽らざるミホットの本心だ。

 しかし教会に入る前に決めた決意はセイの真剣さに気圧されて萎み、そして今、急に向き合うこととなり、緊張を生む。その緊張が二の足を踏めなくさせ、話し合いたいと言う思いよりも逃げ出したいと言う怖れの方が勝ってしまう。


(っ)


 その時かつてのセイの顔がフラッシュバックした。

 縋るその手を拒み、無碍なく閉じた窓に映り込むのは自身の顔。鏡越しに映るその表情にあるのは侮蔑。その視線は自身へと向けられているようで居た堪れなくて――


(ダメっ)


 ――セイの顔が見れなかった。


 一方こちらを見るなり急に顔を伏せた目の前の女性を不思議に思い、次いで見覚えがあることに気付いたセイは取り敢えず声を掛けようと足を踏み出した。


「?」


 しかしその瞬間肩を震わせた女性の反応に、それ以上踏み込むことはせずに立ち止まると、そのまま口を開いた。


「えーと、確か組合で受付をされていた人、ですよね?」

「っ……ええ……」


 躊躇いがちだったが肯定されたことで自身の記憶違いではなかったと胸を撫で下ろすと、セイはそのまま会話を続けた。


「よかった。ずっと気になっていたんです。あの時は何だか怖がらせてしまったみたいで。実は着ていた服が全部ダメになってて、でも持ち合わせが無かったものですから、あんな恰好を……すいませんでした」


 そう頭を下げる。

 一瞬呆けた後、我を取り戻したミホットは慌てたように口を開いた。


「え、あ、そんなことありません! 確かに酷い恰好でしたけど……」

「ですよねー。いやー気付いた時は服がぼろぼろになってまして。全裸よりはマシかなって、あいや、別に裸でうろついてた訳じゃないんですよ!? 精々半裸くらいで――」

「ぷっふふっ。なんですかそれ?」

「あーいや、何と言うか面目ないです。兎に角見苦しい物をお見せして申し訳ありませんでした」


 そう再度頭を下げる。

 その姿に緊張は解れたが、代わりに先程とは違った場面が浮かび上がった。


「……あの時も」

「はい?」

「あの時も貴方はそう言って頭を下げてましたね。私は呼び止めたのに、結局振り返らなかった……本当は聞こえていたのに聞こえないフリをして」

「えっと?」

「私は何もしなかったのに、貴方はどんな気持ちで私にお礼を言ったんですか?」

「…………」

「本当に忘れてしまったの? 私を憎んでるんじゃないんですか?」

「…………申し訳ないのですが、先程から話が見えません。先ず質問に答えますが、自分は別に貴方を憎んではいませんよ。どうしてそう思うのですか?」

「……5年前、薬草採取のみをしていた貴方を私は侮辱しました。苦しんでいた貴方の手を払い除けて……侮辱したんです。本当にごめんなさい」

「……あ! もしかして、あの時の受付を?」

「はい」

「あーそうでしたかー。それでわざわざ声を掛けてくれたんですね。別に気に病むこともないでしょう。自分としても気にしてませんよ? 事実でしたし。今は何とかやれてますから。それより――」


 ――5年?


 セイの中で疑問が生まれる。

 5年と言う歳月にまるで心当たりがなかったのだ。それだけの時間が記憶から無くなるのは有り得ない。しかしそれがすっぽりと抜け落ちたかのような空白を見つけ、そのことを不審に思う、よりも先にその分の記憶が浮かび上がった。


(――そうだ。俺はずっとあの森で狩りをしていたんだ。なんだかんだで、悔しかったから……あれ? でもそれなら、何で俺、倒れて……俺はあの時――)


 ――シンダンジャナカッタカ?


 そう考えた時、視界が暗転し倒れそうになる。

 しかし直ぐに意識がはっきりすると自分の考えを鼻で笑い飛ばした。


(バカバカしい。死人が教会で祈る訳ないだろ。第一あの時は相討ちだったじゃないか。その時の傷の所為で気絶しただけだ)


 セイは内心で頭を振ると再びシホットの話に集中した。


「――叔父が死ぬまで気付けなくて! 私、あんな酷いことを言ってしまって……」

(うお!? 何か泣いてる!? 俺か? 俺が悪いのか!?)


 セイが耳を傾けるとシホットが取り乱しており、更には泣いている最中だった。そのためセイも内心で盛大に狼狽えるのだが、こんな時慌てると碌なことにならないと戦闘を経て学んでいたセイは見た目だけは落ち着いた風に取り繕い、声を掛けた。


「もういいんです。その後悔をそのまま抱え続けるのは辛かった筈です。貴方はもう十分に苦しみました。そろそろ自分を許してもいい頃でしょう」

「……だけど……」

「人は教会に許しを乞うために足を運ぶのだと聞きます。そして、既に教会は全てを許しているとも。自分もそうです。これ以上貴方自身を責める必要はありません」

「……セイ、さん」


 スラスラと言ってのけるセイだったが、何のことはない、先日司祭より受けた説教を丸パクリしただけだ。ボッチが長く板に付いているセイにこんな状況で気の利いたことが言える筈もない。単純に自身の心が軽くなったからと言う理由でデマカセただけのことだったが、どうやら上手く行ったらしい。


 まだ涙を浮かべてはいるものの、取り敢えず流れることはなくなった。

 そのことに内心で安堵すると次の一手を打とうと懐に手を伸ばそうとしたが胸に衝撃を受けたことで中断する。


「ありがとう」

「っ!?」


 ミホットが胸に飛び込んできたからだ。

 そのことを遅れて理解し、息が止まる。

 だがそのお蔭で冷静になれた。


 ポンポン。


 抱きついてきたミホットの背をそっと叩く。かつて自身がそうして貰ったように。




 その懐かしい温もりがミホットの心から重荷を取り除いてくれた。


(……昔、誰かにこうして貰ったことが……これは……お父さん?)


 まだ小さかった頃、中々帰って来ない父を出迎えた時――


 そして再び家を出る父を懸命に引き留めようとした時――


(どうして忘れていたんだろう)


 父は確かに自分を抱き締め、背中を優しく叩いてくれた。

 今こうしてセイにされたことで忘れていた頃の記憶が蘇る。少ないが、確かに父との思い出があった。父が死んだと聞かされた時、自分は本当の意味で受け入れただろうか?

 そもそも自分は悲しんだか? あの後入れ替わるようにして来てくれた叔父に父を重ねて寂しさを紛らわせたのではないか?

 叔父の時だってそうだ。叔父の仲間がその死を伝えてきた時も、泣いた覚えはない。ただ仕事に打ち込んで時間を潰してきただけだ。本当の意味で自分は2人と向き合っただろうか? そんな疑問が次々と浮かび上がる。


(そうだ……私、ずっと……目を逸らして)


 早くに母を亡くしたミホットは必然的に独りで過ごす時間の方が多かった。父も叔父も確かに自分を愛してくれたが近くにはいてくれず、だからか、ミホットには甘えられる人間がいなかった。


 きっと誰かに頼ればよかったのだろう。だがミホットはそうするには早熟過ぎて、しかし乗り越えられる程には強くはなかったのだ。だから目を逸らし続けるしかなかった。


(でも、もう、いいよね……?)


 それに気付いてしまった今、それはもうできない。いや、きっと今が向き合うチャンスなのだとさえ思えた。


「……うう……――っ――」

「…………」


 再び泣き出したミホットにセイの体が強張る。

 が、直ぐに力を抜くとそっと抱き締めて背中を擦り続けた。




「「…………」」


 静かに、けれど素直な気持ちで泣けたミホットの心はとても晴れ晴れとしていた。

 生まれて初めて他人に甘えられたミホットは、一種の名残惜しさを感じ、セイに抱きついたまま離れがたい誘惑に駆られてる。


(……もう少し、甘えていたいな……)


 きっと自身がこうしている限り、セイはこのまま抱き締め続けてくれるだろう。

 そこに少しの物足りなさを感じつつも、同時に惜しくも感じたミホットは決めあぐねていたが、もう少し踏み込んでみようと敢えて離れることにした。


 そのタイミングで差し出されたハンカチに、初めて今の自身の状態に思い至った。


(私、うっかり……!)


 そこまでの化粧ではないが薄らとはしている以上、涙と一緒に流れ落ちた箇所は有るだろう。そのことにハンカチを差し出されるまで気付かなかったことに羞恥心を刺激されたミホットは顔を上げることができず、おずおずと受け取ると素直に顔を拭うことしかできなかった。


「落ち着きましたか?」

「……コクコク……」


 掛けられた優しい声色に全て見抜かれているかのような思いに駆られ、上手く喋れない。それが余計に恥ずかしさを増し、耳朶までもを熱くさせる。


「それなら、よかった」

「…………」


 心からの安堵を感じさせるセイの言葉に、今度は別の感情から頬を赤くすると“意外とこの人は女性の扱いに慣れているのでは?”と言う気にさえなってきていた。


(もう少し、一緒にいたい)


 でもそれならそれで構わない。

 今のミホットはそう言う気分だった。


「ハンカチは差し上げます。そのまま自由にして下さい」

「そんな! ちゃんと洗っ……て」


 思わず顔を上げてから後悔するがもう遅い。既に化粧が落ちた顔を見られてしまった。

 しかしセイは特に気にした風もなく続けて言い放った。


「大丈夫ですよ、まだ予備はありますから。それでは自分はもう戻りますね。そろそろ特売が始まる時間ですので」

「……は……?」


 言うよりも速く離れるとセイは振り返らずに出て行った。

 状況を理解できない、いやしたくないミホットはそのまま閉じた扉を呆然と眺めている。


「………………」


 呆然としつつも明晰なミホットの頭脳は今の状況を何度も何度も分析し――


「……………………………………………………………………」


 ついに覆せない結論を導き出してしまった。


「……え? 私今泣いてたわよね? それで抱き締めたわよね? それなら普通置いて行かないわよね? え? もしかして私、負けたの? え? 何に? トクバイ……? それってあの特売? あ、夕方の市場で見かけるってそう言う……え? まさか私、特売に負けたの? なんで?」


 特に鼻に掛ける心算はないがこれでも男の冒険者に言い寄られたことくらいはある。

 つまり客観的にみて美人なのだろう、その程度には自信を持って良い筈だ。


 少なくとも特売如きに負ける筈がない……筈がない!


「……何かしら……? この感情……」


 ミホットが生まれて初めて感じるこの感情は怒りに似ていて、嫉妬にも似ていた。しかし何よりはっきりしているのは――


「――負けられない」


 絶対に負けられない戦いがあると言うことだった。

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