表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Puzzle  作者: a-m
37/37

最終話

あれから、10年。ソロンは変わった。聖なる木は地球から魔力を持った人間を連れてくるのをやめた・・・というよりも、連れてくる必要がなくなった。聖なる木は普通の木のように水と光を食するようになったのである。聖なる木の回りにあった湖は聖なる木の背後にのみ残った。時代の変化とともに人々も変わった。ソロンの人々は、家族をもち子供を産むようになった。今ソロンにいる5歳以下の子供は血のつながった家族という存在を当たり前のように知っている。その子供たちは、今までのソロンを知った時、何を思うのだろう?歴史は多くのことを語り、そして多くの悩みを与える。今自分が生きているこの瞬間がすでに一秒後には歴史なのである。歴史に残っている事柄が全てではない。真実を隠し進む歴史もある。しかし、いつの時代にも共通するもの、それは命であり、心。命ある者のもつ物の中で1番もろく1番強い物・・・。この世の中に断言することができ、絶対といえる事はない。ある1つを除いては・・・。それは、この世に命が存在するかぎり決してなくなることのない物、心である。人間は幸せの片割れを探し生きる。自分の中に潜むドリスの存在を知りながら、共存し生きる。生きていく時の中では、いろいろな悲しみが自分の身をかすめ、削る。しかし、削られた部分を埋める物がある事を知っているから、生きていく事ができるのである。

10年の歴史を刻んだ現在、ミーは22歳、チェドは23歳となった。2人とも護衛魔法使いを続けている。当時護衛魔法使いの長であったコペの変わりを立派にはたしているのだ。現在護衛魔法使いの長を勤めているのは、ミーだ。そして、チェドはというと、ザガート王のあとを任され、16歳という若さでソロンの王となった。コペはあれから、3年後に引退し、ミーにあとを任せたあと、今はソロンの最南端で新しいパートナーである、虚ろ魔法の妖精と暮らしている。ベルはクッキーがパートナーとなり、勉学にはげむ毎日だ。パフェは、未だに誰のパートナーともなっていない。ザガート王は愛を知り、妻となった女性と時を共に刻んでいる。チャじいはというと・・・・

「早くなされ。ミーさんがもうお待ちですよ。殿下、あなたは本を読むと回りが見えなくなってしまうようですぞ。」と王の間で王となったチェドに叫んでいた。チェドは、苦笑し護衛魔法使いの証であるマントを羽織ると

「わかったよ。チャじい。この本が面白くてついついね。」といい王の間をあとにし、ミーの待っている部屋へと向かった。チェドは王となった今も護衛魔法使いを続けている理由の1つは、ミーが長だからであろう。2人は先月、結婚という2文字を歴史に刻んだ。そのため、なるべく2人でいる時間を取りたいのだ。ミーの待っている部屋の扉を開けると、中から

「遅い。もうみんな待っているのよ。」というミーの声が聞こえた。チャじいは、チェドに

「ほら、チェド様のせいですぞ。ミーさんの機嫌が悪いと、護衛魔法使いのみんなに迷惑がかかります。」と言った。チャじいの言う通り、チェドの遅刻のせいで、大勢の護衛魔法使いは長々とミーのたわいもない愚痴(というよりも、のろけに近いだろう。)を聞かされていたようで、扉の向こうからチェドの姿が見えた途端、小さな歓声があがったほどだった。

ミーとチェド、この2人はこの先もお互いがお互いの幸せの片割れでありつづけるであろう。ミーの幸せの片割れは、チョコでありチェド。チェドの幸せの片割れは、ケーキでありミー。コペの幸せの片割れは、博士であり預言者。さまよう者に幸せの片割れはいない。偽りの幸せの片割れを握りしめている者は、永遠の一瞬を味わえない。孤独を味わい死に行く者となるのである。死ぬ時も幸せであるには、幸せの片割れの存在が、大切なピースとなるのだ。そして、幸せの片割れは永遠の一瞬を感じさせてくれる・・・。人間一人一人の過去と未来、そして、今は決して完成する事のないPuzzleなのだ。一秒一秒歴史は刻まれつづけるのだから・・・・・。


これで一応puzzleは完結です。この小説は作者の処女作でありまだ10代の頃に書いた作品です・・。なので皆様お気づきの通り文章ひどいです(ノД`)これから誤字脱字&文章を編集or修正していきます。ですが、ベースのストーリは変わりません。ここまでお読み頂きありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ