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Puzzle  作者: a-m
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第18話

「私はコペ様をあわれに思いながらも、ちゃんと言われた事はやりとげたのです。まず最初に自宅に帰り魔法を唱え、妖精の領域とソロンの狭間を探したのでございます。狭間はすぐに見付かったのですが穴を発見するには、それからしばらく時間がかかりました。そして私が見つけると、その穴はとても小さく、コペ様のような長身のお方はもっとものこと、あなた様方のような小さいお体のお方も入れないぐらい小さな穴でした。あなた様方の妖精はよくみつけられたと私、感心いたした次第でございます。えぇ・・・話がずれました。そうです。それから私その小さい穴をコペ様が楽々通れるぐらい大きく開きました。」そこまで話すとミーとチェドの言葉を聞こうと話をきった。しかしミーとチェドは早く続きが聞きたかったので、そんな博士の様子に気づかなかった。コペは博士のがっかりした様子に気づき、笑いを漏らしたが、博士ににらまれたので、おっとと呟きサンドイッチに目を戻した。博士はそんなコペを横目で見ながらも、話の続きを話始めた。

「それでは、続きをお話いたしましょう。それから私は穴の中を覗いてみました。すると、どうでしょう?あなた様方の学校につながっているではございませんか。無論私にはその部屋が何の部屋かは、わかりません。ですからあとは、あなた様方がお探しくださいますようお願いいたしたい。」と、言ったあと、おなじみのお辞儀をした。ミーとチェドはそれで十分だと思った。そして2人は希望に顔を輝かせながら、コペの方を見た。コペは2人に笑いかけてから、

「サンドウィッチなかなかの味だったぞ。」とミーに言った。それから3人は今博士から聞いた話を話し合った。そしてまずチョコたちを呼び出すことにした。するとチョコたちは、何か興奮をしているらしく、ざわざわ騒ぎながら出てきた。

「おはよう。パフェも最初から連れていたよ。」とケーキが言った。そして、妖精たちは博士に気がつくと妖精同士の特別な挨拶をした。(その挨拶があまりにも長かったため、ミーは、博士と何を話したのか、こっそりチョコに聞いた。するとチョコは、自分たちにも英雄伝を聞かせてくれた。とわざとらしく、疲れた顔をしながら言った。)ミーとチェドは挨拶が済むのをまち、

「何か良いことがあなた達にもあったみたいね。今博士もいい事を教えてくれたの。」とミーがニコニコ笑いながら言った。チェドは何も言わずミーの意見に賛成していた。コペはというと、妖精が現れた時、何か思う事があったのだろう、いきなり博士を呼んだ。ミーたちは、何かしら?というように、ちらっとコペを見たが、詮索するのをやめ、チョコたちに何があったのか尋ねた。するとチョコとパフェはケーキの方を見て、早く話して。というように急かした。ケーキは、くすくすと笑い甘い声で、

「闇の現のことが少しわかったの。私の友達のおばあさん妖精が、闇の現のこと知ってたの。」と言った。これにはコペも驚き博士との話をやめケーキの方を見た。

「そのおばあさんの話だと、闇の現って私たちの考えていたようなものではないの。私たちは、覗き込んだ人の魂を抜き取り死体すら残さない残酷なもの。だと思っていたでしょ?でもその考えは残酷な事と、死体ではないけれど体を残さない、っていう事だけしかあってないの。本当は、自分を覗き込む人間をどっかの空間に引きずりこんで一生閉じ込めておく物なんですって。しかも闇の現は生きてるのよ。」と説明した。3人は自分たちの想像をはるかに越える、闇の現の実態に驚いた。博士は全てもらさず自分の知識にしようと、表情を変えることなくずっとケーキを見ていた。そしてコペは

「何故その妖精は闇の現を知っておったのじゃ?」と聞いた。

「私もそう思って聞いたら、昔も闇の現のことで何か事件が起こったみたい。その事件について教えてって言っても、絶対教えてくれなかったの。これだけじゃ、あんまり役にたたないかしら?」と、話の途中3人があまりにも落胆したので心配になり聞いた。チョコとパフェもケーキと同じく、心配になり首を傾げ3人を見た。コペも教えてくれなかった事に、多少残念に思ったが、いろいろな事がわかったので、万事上手くいく。思い直したのだった。そして、ミーとチェドの顔を見ると、かすかに苦笑し、

「がっかりしておるようじゃの。わしも最初は惜しく思ったが、闇の現によって殺されたと思っていた、イガ君も助かかもしれん事が、わかっただけでも十分じゃと思わんか?」と言った。2人はしばらく考えたが、イガを助けることが、出来るかもしれないと聞き、今までとはうって変わり、すばらしく晴れ晴れとした顔で、うなずいたのだった。そして3人の意見が

「狭間へとつながっている部屋を見つけるために、早く学校に行こう。」という事にまとまったので。ミーとチェド、そしてコペは急いでベルの家を出たのだった。もちろん3人の後からは、忙しく羽を動かしチョコ、ケーキ、パフェ、博士がついて行った。学校に行く途中コペは、さっきケーキの話を聞くために中断した、博士との話の続きをしようと、博士を自分の顔の近くに呼んだ。ミーとチェドは、そんな2人の話が、やはり気になったが、自分たちに話せる事なら、コペは話してくれるだろうと思い、コペに尋ねることはしなかった。3人が学校につくと、学校には護衛魔法使いだけしかいなかった。ミーとチェドは不思議に思いコペに、何故みんないないのか聞いた。コペは

「事件がはっきりと解決するまで、学校を閉鎖したのじゃ。わしら3人以外闇の現のことなど知らんから、いつ学校が再び開校するかは、わしらにかかっておるという事じゃの。」と言い、学校の校門の前で見張りをしている護衛魔法使いに、

「わしら以外誰もいれるな。」と命令したのだった。それから3人は学校に入り校長室に向かった。誰が言ったわけでもないが、3人とも校長室に「狭間へとつながる道」があると思ったのだ。しかし校長室につき、3人は部屋の中をくまなく探したが、「狭間へとつながる道」は、どこにもなかった。念のため博士にも確認したが

「この部屋ではないようですな。私がみた部屋の雰囲気とも違います。どちらかというと、このような飾り気のある部屋ではなく、貧しいような印象を受けましたが。」と首を品よく、横にふりながら答えた。なので、3人は校長室を出た。そして博士の言う

「貧しい印象を受ける部屋」を探した。ミーとチェドは自分の記憶を探り、博士の言うような部屋はなかったかと考えた。コペは博士を連れて手当たり次第部屋に入り見て回った。チェドは思い出す場所がなく、ケーキと一緒に自分たちの教室の方を見ることにした。ミーは食料倉庫かと思い校長室の下の階に降りた。そして地下室への階段を見つけ食料倉庫に入り低い気温の中、チョコとパフェと一緒に隅まで探したが見つからなかったので、一旦倉庫を出て、また考えた。そして、ふと昨日のサンの事を思い出した。


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