表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Puzzle  作者: a-m
16/37

第15話

「クッキーは何か聖なる木と、使者になる時契約した。だから僕たちが、どこから来たのかだけは教えることが出来ない。って、言ったよね。でも本当に言ってはいけない事ってそれだけだったのかな。もしかしたら聖なる木が、魔力を持った人間の記憶を食べるっていう事も言っては、いけなかったのかもしれない。それでクッキーは、僕たちのために契約を破った事によって聖なる木に罰をうけた。」とチェドは昨日のことをおもいだすように言った。そしてまた昨日のクッキーの最後の笑みを思いだし

「クッキーは、自分が石になることを知っていたんだ。」と、付け加えた。今ではミーも泣いていた。チェドは、ぐっと涙をこらえ

「クッキーのためにも絶対に謎を解こう。たとえどんな結末が待っていようとも。」とみんなに強く言った。

「そうね。じゃあまずは、早く学校に行って何が起こったのか調べなくちゃ。」とミーが涙を拭きながらまっすぐ前を向き言った。そしてベルの朝ご飯だけを用意すると、

「じゃあ、ベル行ってくるね。今日は昨日より早く帰ってくるようにするから。」とベルにいい、ミーとチェドは急いで自分の家へ、護衛魔法使いのマントを取りに戻った。

ベルは、何がおこったのかやっぱりわからなかったが、クッキーにもう2度とあえないんだ。という事だけ理解しミーとチェドの用意してくれた朝ご飯を、悲しい思いで食べた。

ミーはすぐにマントを着てチェドを待った。チェドはマントを手に持ち、走ってミーの元へ来た。チェドは、ミーの元へ着くと息を切らしながら、すばやくマントを着て、またミーと一緒に学校への道を走った。

学校へ着くと護衛魔法使いの人々が学校の回りを陣取り、生徒や教師を学校の中へ入らせないようにしていた。ミーとチェドの姿に気がついたサナは、

「やっぱり2人もそのマントを着てるのね。何があったの?」と聞いた。ミーとチェドは、

「わからない。」とだけ答え仲間の元へ急いだ。コペは、護衛魔法使いの1人から、何か報告を受けていた。2人は、手の空いてる護衛魔法使いを見つけると何があったのか尋ねた。

「昨晩この学校のイガという教師が、消えたのだ。そしてその時一緒にいたと言われている校長の姿も見えない。そしていなくなった部屋には、まがまがしい空気が残っていたことから、禁断の魔法が使われたと思われるため、われわれが調査にきた。」と説明してくれた。ミーとチェドには、あのあと何かあったんだ!と思い、校長室へと走った。やはり2人が消えた部屋とは、校長室だったらしい。3人の護衛魔法使いが、校長室の中で何か話し合いをしていた。ミーとチェドに気づくと軽く挨拶をしたが、また何もなかったかのように話しだした。2人は校長室の中の空気の乱れを敏感に感じ、この部屋では、禁断の魔法が使われただけではなく、伝説の世界から、持ち込まれた闇の現も使用された、という事がわかった。そしてカールがまんまとイガを闇の現により出し抜き自分はどこかに姿をくらましたのだろう、と推理した。それとイガは、あの恐ろしい謎の代物・・・闇の現により殺されてしまった。とも考えた。2人は、ベルの話を聞いていたコペに今すぐ自分達が知っている事全てを話そう、と思いコペの元へ行こうと校長室を出た。するとそこへ、サンが来て

「やぁ、大変なことが起こったね。さっき君たちの仲間の護衛魔法使いに聞いてびっくりしたよ。僕に出来ることは、ないかもしれないけれど、僕の生徒が危険を犯し、人を助けようとしているのを、黙って見ていられない。僕にも手伝わせてくれ。」と言った。2人は本当に嬉しかったが、いくら自分たちの先生だとはいえ、護衛魔法使いではない人を危険にさらしてはいけないと思い、チェドは

「先生、本当にありがとう。でも大丈夫。いろいろと分かっている事があるんだ。解決まで、そう時間はかからないから。」と言った。サンは納得できない様子で、

「何がわかっているんだ?」と聞いた。

「詳しいことは言えないんだ。あっ!そうだ、先生!ドリスっていう人知ってる?校長先生の知り合いらしいんだけれど。」と、逆に尋ねた。サンは、首をかしげると、

「さぁ、聞いたこともないな。そのドリスという人物が何か関係しているのか?」といつものサンらしくない真剣な顔で尋ねた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ