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良心との戦い(そこまでのこだわりはないのです)

「アルアジフ」

《ご用件をどうぞマスター》

「ドールの作成を行う」

《あの二名を素材として使用するのですね?》

「ああ、そのつもりだ」


 〔ネクロマンスアフターエピソード〕のプレイヤーキャラクター、ネクロマンサーの操り人形という意味合いで「ドール」と呼ばれている。

 ドールは一人では精神が崩壊してしまう為生きていけず、他のドール、姉妹と呼ばれる存在を必須としている。

 だから作り替えるなら二人纏めてとなる。

 ドールを組むのは久しぶりだな。ビルドは……よし、単騎生存特化型×2でしぶとさ重視にしておくか。


《被検体二名より懇願「生身でもお役に立つので再考を」「どのようなご奉仕であろうと精一杯務めさせていただきます」》

「アルアジフく~ん?なにやってんの?」

《マスターの利を考えた結果、事前に通達しておいた方がよいと思いましたので》


 確かに伸びしろだけでみたら生きた状態で運用した方がユニットとして有能なんだよな。ドール化して魔術が使える状態が維持されるのかどうかも未知数だし、そもそも禁忌に触れていそうだから此処でやろうとしていたんだよ。

 止める方向性で動いてくれたのかぁ。

 魂と器、両方揃っているから初めてのドール作成には向いていると思ったんだがな。

 せめて状態は確認させてもらうぞ。


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神器Al Azif 製作者:Nyarlathotep No.3


神器:魔導書


所有者:猫流螺門綴風(Nyarlathotep No.13)


Nyarlathotep No.3が新たなるNo.13に対してNyarlathotepたる証として与えた成長する魔導書

Azathothの皮膚を用いた革を表紙に、星隕石の加工品を留め具等の金具に使用して装丁されている

耐性無きモノが見ると発狂する恐れのある程冒涜的な代物に仕上がっていたが、ブックカバーを纏わせることによって軽減されている


所持スキル:(成長)(浮遊)(眷属格納)(魔導書吸収)(魔術行使)(叡智ある魔導書)(干渉妨害)(権能保持)(■■■■)(■■■■■運用)(■■■■)(■■)


吸収済み魔導書:The Book of Eibon[エイボンの書]

        The Pnakotic Manuscripts[ナコト写本]×18

        R'lyeh Text[ルルイエ異本]

        The Celaeno Fragments[セラエノ断章]

        死霊大百科

        Necronomicon[ネクロノミコン]×42

        The King in Yellow[黄衣の王]

        魔術書[計13属性]


格納中眷属:ムーンビースト(物理世界適応個体)×65

      シャンタク鳥(物理世界適応個体)×90

      ショゴス(物理世界適応個体)×11

      忌まわしき狩人×15

      星の精×46

      少女の魂(治療中)

      従順な女性魔術師×2


※閲覧権限が足りず、一部の情報が獲得できませんでした

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 鑑定結果はまあ、いいんだ。分からん事がそれなりに多いからな。

 それよりも眷属のページだ。女性魔術師達は……ここか。

 ……参考画像と思われる挿絵が綺麗な姿勢によって行われる土下座ってどういうことサ。

 なんか、精神的に疲れた。


「挙動が不明な忍法を実際に使用してどうなるか試したら今回は帰りますね」

『メインディッシュを食い損ねたようだな』

「素材の調達方法を考え直さないといけないって事ですよ」


 いっその事眷属を増やす旅にでも出ようかな。

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