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交渉、そして確認作業

 ■■の■の■


「お邪魔します」

『ほう?貴様が新しい奴か』

「ミゼーア殿でしょうか?」

『彼の物も言っておったが、知っている側の存在なのだな』

「ゲームを愛するモノ、オカルトを愛するモノであれば多少なりとも我らの神話の知識は持ち合わせていますよ」

『なるほどな』


 鋭角と呼べる尖った部分の多いフェンリルの擬人化……みたいな存在がこの場に居たのであればミゼーアかあるいはその配下でしょうが。

 ここをどこだと心得る?窮極の門の先、即ちヨグ=ソトースの神域だぞ?次元の狭間とも言うかもしれないが。


 閑話休題(ある意味宇宙)


『して、何用で来たのだ?』

「自分にとって誰にも知られず、力を試せる場を探していまして」

『此処であろうと(きゅう)のには知られるぞ?』

「他の休人に知られる可能性を排除したかっただけなのであなた方に知られても問題はありませんよ」

『で、あるか。して球のよ、どうするのだ?……あい分かった。そのように伝えよう。貴様の滞在及び実験行為を許可するそうだ』

「ありがとうございます」


 我の種族も変わっていそうな気がするのだが、それ以上に確認しなければならないのが、我が神へと至った影響についてだ。

 まず〔シノビノカミ〕では初期作成状態のシノビ四人で討伐をする忍之神という存在がいる。この存在はプレイヤーが通常時に使用可能な存在ではない。

 頭領に至ってこれ以上成長がないと思っていたが……やはり増えてるな。

 ん~~??コレぱーどぅん?いや、払えるけども……昇級に必要な功績点の消費量が頭領の十倍て……あ、奥義枠だけじゃなくて他の枠も拡張されてる。


『百面相をしてどうした?』

「神に至った影響を確認している最中でして。思ったよりも大きい部分がありそうなんですよ」

『やる事も決めずに来ておったのか?』

「他の場所で確認作業をしていたら横槍が入りそうだったので」

『俺も貴様のやる事には興味がある。待っていてやるからな』


 この枠の数って……ああ、やっぱり全盛期とまでは行かないけど、頭領が挑むレベルに調整されているデータを元にしてるな?

 全盛期ともなると討伐可能なのかどうかが怪しくなってくるからな。


 次に〔ブレイド・ワールド2.0/2.5〕のプリースト技能について。信仰する神の選択が……ん?あれ?選択肢ないな?というか、初期作成時点で固定されているみたいだな。分類的にはどっちも使える両刀な神格らしいから大丈夫だとは思うが……特殊神聖魔法がどうなっているのか詳細が掴めそうにないな。

 レベルを上げてのお楽し……触媒無いから魔法使えないじゃん!忍具に関しては兵糧丸からこねくり回して用意していたが、コレばっかりは仕方ないかもしれないな。

 いや、グリモワールと関連魔法はアルアジフで触媒としての条件を満たしているが中身の方の問題で使用不可か。

 流派系の奴もシステムに使用可能にはなるが、その触媒となる物がないから使えない奴も結構ありそうだな。


 さて、本命の確認事項はアルアジフと共にやらないとな。

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