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ヨグ=ソトースからのお使い

 魔導世界 『求まれぬ道』


「禁忌であって、禁忌でない行為。ソレを咎めに参りました」


 シスター服の美少女だよ?歓迎せい……いや、なんで?

 なんでシスター服なんてあるのサ。

 教団にカチコミ掛けるからには相応しい恰好を……で衣服が詰め込まれたトランクを開封したら黒地に赤の差し色をしたシスター服が入っていました……見覚えないのだが。


 というか、現在地も現在地よ?『求まれぬ道』って記憶が正しければ未発見エリアだったと思うのだが。

 ヨグ様ぁ?目的地付近の路地裏に送るとは言われたので現地で着替えてみたが……ところでこいつ等格上っぽいんですが?


「創星の時代へと行き、我らが覇を唱える邪魔をするというのだな?」

「あなた方が使う手段に問題があった。ただ、それだけの事ですよ」

「貴様のような神に魂を売り渡した奴に我らの崇高さなどわからんという事か。その女を始末し、生贄とするぞ!」

「本当に理解しているのですか?」

「猟犬と呼ばれる神罰執行者の対策か?奴らに良く効く魔術なら開発済みだ。自分の命の心配はしないのか?」


 ひーふーみーよー囲まれているな。言葉で通じないなら拳で語るしか無くなるな。依頼はあくまでも止める事であって処理では……別に処理してもいいのでは?

 正直な話として時間を移動したのならティンダロスの猟犬達が食い殺す事になる。それに、アイツらの持っている本、魔導書の類だよね?


「アル、始末の許可は下りていますか?」

《殺さなければ止まりそうにないのなら殺しを赦すそうです》

「ひぃ!」

「あら……私の魔導書が怖いのですか?」


 ん~素材として再利用する事を考えると首を一撃で刎ねた方がいいな。

 その方が多く使用できそうだからな。

 うん、発言だけ考えるとどっちもどっちになってきた。

 それはさておき、屋内だからなのか小規模な魔術による攻撃をし始めてきたな。回避に問題はないが、回避した先に欲しいサンプルが無い様に立ち回るのは骨が折れるぞ。

 敵の中に女性は……二人か。あの二人の肉体は手に入れよう。ドールの素体として流用するのが楽だから……アルアジフさん?


「貴様、何をした!?」

「貴方達が知る必要はないのですよ。なにせ"神は言っている。此処で死ぬ定めだと"ですから」

《魂から拘束して眷属化を施した後に格納しました》


 有能すぎひん?いやでも年齢次第では若返らせてから〆ないとドールとして作り直すことも無理なんだよな。

 若返りの霊薬探すのは面倒事しか見えないな。


 とりあえず、残りの連中は手刀で首の神経折って始末しますか。

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