セルフ癒しなレベリング作業中
「つ、疲れた……」
つい独り言を漏らしてしまったが、六時間以上掛けて討伐したあのサイクロプス戦より疲れたぞ……まあ、推奨レベルの1/3以下のレベルでカチコミ掛けてドット単位でHPを削り続けるというアホらしい事を続けていたのが原因なのだがね。
閑話休題
『我が主、報告したい事があるので御部屋に入ってもよろしいでしょうか?』
「寝ながらで構わないならいいぞ」
「失礼します」
ソファーベッドでファンタジー系の能力のレベリング中とも言うがな。
具体的にはタオルをアイマスク代わりにおいて、それを魔法で濡らして加熱する事でホットアイマスクの代用品にしている。
魔道具の冷房と相まってうっすらと整いを感じる癒しの時間だ。
「余所の地域の大規模商会から圧力が掛けられているそうなのですが、何か心当たりありませんか?」
「…………ある。というか、錬金工房かその関連部屋に居るはずだから本人から聞いてくるといい。役立たずだとされていた相手の事を見下し過ぎて恩恵による利益を失った追放系って結論になるだろうからな。もっとも、元が大規模故に滅びはしないだろうが……まあ、滅んだら吸収してやれ」
「かしこまりました」
……レベリング終わったら戻して一度寝るか。頭痛いわ。
……困ったらダイスロール
ココフォリアにソレ用の部屋作るか
ほぼ安置からチクチク攻撃してただけなのに六時間も討伐に時間掛かるってエンドコンテンツやばぁ……(本日の出来事)




