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伝説の闘技大会20

「クロエ、教会に行く時は優勝祝いの品を忘れずに持って行けよ」

「はい。わかっております」


 騎乗戦闘部門と回復反転部門、この2つは恐らく次回以降無くなるな。今回が初出の部門らしいが、出禁級に頭が飛び抜けていた存在がいるからな。

 アールグレイという選手が騎乗していた機体は今後更なるアップデートを繰り返し、その辺の存在じゃ太刀打ちできなくなるだろう。

 対群戦を得意とする武装で予選を突破し、対個人を得意する武装で本線を勝ち抜くだろうからな。

 回復反転部門は言わずもがな、最小単位とも言われる回復魔法一つで決勝戦が終わってしまった。

 そうなると、バランス修正の為に出禁処置などを取らないといけないが、たかがサブの部門一つ優勝した程度で出禁にすれば、今後行われる闘技大会に出場しなくなる可能性があるから出禁にもできない。

 部門を潰すことがシンプルで簡単な対応策になる。


「さて、と……」

「我が主、行かれますか?」

「いや、道具などの確認をしてから行く。そうだな、キョウカとカガリの二人に仕事を依頼する」

「この後の試合の録画ですか?」

「ああ、頼めるか?」

「お任せください!」

「じゃ、これ前金な。二人で分けるんだぞ」

「「ありがとうございます!」」


 小さな革袋に金貨を10枚づつ詰めたものを渡す。金貨1枚でどのくらいの価値だったかは忘れたが、普通に暮らす分にはしばらく事足りるだろう。


「あと、残ってるものはお前らで食べても、残しといて弁当代わりにするでも任せるよ」

「いただいてますよ」

「水分持ってかれる~~」

「この水袋から飲みなさい。見た目以上に入ってるから。あ、我が主こちらの品なんていかがでしょうか?」

「かぎ爪付のロープか。たしかにそれは持ってなかったな。あると便利だろうし、借りさせてもらおう」

「いえ、予備の物を含めて複数持っていますのでそのままお持ちください」

「はいよ」


 今浮かんだインスピレーションをメモして後から思い出せるようにしておかないとな。

 結局、見たい試合見終わったらすぐ出ていくと言ったのに終わってから5分10分は出発の為の準備に費やすことになった。

 ステータス確認、功績点確認、昇格可能につき、階級を昇格する。

 これで〔シノビノカミ〕最終形である階級:頭領に至ったな。ここからは別のシステムのキャラシを育てる必要性も出てくるだろうな。

 死霊大百科の事考えると〔ネクロマンスアフターエピソード〕になるのだろうが、以前テストした際にネクロマンサーとしての力はなく、その支配下にある存在としての力しか使えず、ソロ故に発狂による死が近かったな。

 まあ、取材を終えてから次に育てるシステムを考えればいいな。

※〔シノビノカミ〕はまだ成長の余地を残している

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