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伝説の闘技大会14

「我が主、3位決定戦が始まりますよ」

「そうか……さっきはキョウカが問いに答えていたな。ならカガリ、我が知らぬ奴の騎獣について教えてくれ」


 ちょうど舞台が死角に入る場所で先ほどまでの疲れを癒すべく横になってアイマスクをしているからな。

 この状態だと判定を行わずに視覚から情報を得る事ができなくなる……が、体を休める事が目的故に問題なし。


「トカゲが二本足で立ち、その背に鞍を、頭に手綱を身につけています……例えるなら恐竜のラプトルが革鎧を纏ったみたいな姿です」

「恐竜が居たという目撃情報は現在は回ってきていない。流石に恐竜ともなると騒ぎが大きくなって我の耳にも届く。ともなるといわゆる走竜、走るドラゴン()の類いだと推測される。もっとも、ドラゴンの亜種などではなくトカゲなどの爬虫類が進化の過程でそうなった可能性は否定できないがな」

「我が主の言葉を補足するようですが、種として個人が進化することもあるそうです。厳密に言葉を語るのであれば変態になりますけど」

「確かに。あの電気鼠が有名な作品の進化は生物学において進化ではなく変態だとよく議論されてるな」


 まあ、変態と聞いて別の意味に聞こえる奴が九割を超えるだろうから、進化という名目にしておいた方が聞こえだけはいいからな。


「試合状況は?」

「ペガサスが上空へ飛び、その騎手が魔法で上空から一方的に攻撃しています」

「地の利が効きすぎてるな。走竜側に反撃手段はありそうか?」

「魔法を盾で弾いていますので魔力切れを狙っているのかと」

「ともなると……ドロップ品か特殊生産技術か?スキルやそういう(物理的な)性質の魔法を使われていると言う可能性はあるが、あの二人は所属的に身内だ。だからある程度手の内を知っている。故に対策を互いに用意せずに戦う事とは思えん。他の出場者が同じ対策をしていないとは限らんからな」


 ゴブリンを狩り続ける訳では無いし、神になら結末が見えているかもだがな。

 新聞の記事を確認していただけだが、ファンタジーはファンタジーでも、ロー(現実)ではなくハイ(異世界)、そのうえでダーク(原初)ではなくライト(現代的)と言える。

 一定のラインを超えなければ即死するような理不尽な世界設計はされていない。


「やろうと思えば大概の事は成せる。賽を振らせぬ古の戦法が有効な事もある。その辺りの勉強不足だな」

「……口ではなんとでも言えるだろうから聞くけど、マスターならあの状況でどう戦うのさ」

「手裏剣乱舞。無くなれば石でも土でも砂でも拾い、投げ飛ばすさ」

「投擲?リアルスキルって訳ではないよね?」

「手裏剣、手練、身体操」

「あーあったね。抜け目ないな」

「システム補正は偉大だからな」


 システムがYESといえばソレは正義なんだよ。ただし、法に触れない範疇(ケースバイケース)での話とする。

最近ヨグ=ソトース成分が不足してきました

アザトースはなろうのVRMMOジャンルに主人公としています

殴りあったり通販やってるヨグ様どこ?(自分のヨグ様関係のTRPGの思い出)

※ヨグ=ソトースがモチーフに関して言えば話数と文字数がなろうのVRMMOジャンルにしては釣り合ってない某人外姫様にいます

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