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キャラメイク

「……さて」


 あの後無事に全員分の確保と配送依頼が終わり、現在ログインしてキャラメイクを行う空間に居るはずなのだが……


「EHOへ、ようこそいらっしゃいました」


 その女性は、自分が待機していると現れてそう言ってお辞儀をした。

 銀色に輝く長髪と紅く光る瞳を持ったその娘は、大体高校生ぐらいの身長だろうか。

 その髪に合った漆黒のドレスを纏うその女性が、その綺麗な目でこちらを見ながら話を続ける。


「ここでは、アナタの分身となるキャラクターのすべてを設定してもらいます……説明は必要でしょうか?」

「方向性は既に定めてある。ソレに添える構成になるように相談に乗ってほしい」

「分かりました。では、アナタはどのような構成をお考えなのでしょうか?」


 TRPGのGM(ゲームマスター)として必要そうなもしくは使えそうな能力をメインに、演じる事で力を使えるようになる能力があればソレをサブとして使いたい事。

 ソレが難しそうなら文章を自分で書いて送付などが可能な職業を希望する事。

 できればゲーム内でダイスを入手する方法なども教え欲しい事、

 様々な経験則から考えた構成を語った。


「確認なのですが、別のゲームをする為にEHOを始められたのですか?」

Exactly(その通りでございます)

「そこで綺麗な礼をする辺り洗練されてますね」

「ええ、まあ。あと、容姿は最後に決めます。聞きたい事、知りたい事、山のようにあるのでキャラメイクが終わるまで雑談を交えて語って頂けると幸いです」

「かまいませんよ。私はある程度の事なら自分で裁定可能な立場ですから」


 その後、二人でアレコレ語り合いキャラメイクを進めた。

 よくある様に、与えられたリソース内で能力を選択する方式であったこと。

 スキルや能力値を削り別の何かに作り替えることも出来なくはないと言われたこと。

 様々な話し合いをして、その結果がステータスとして現れてやっと見た目を決める事が出来た。


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ステータス

名前:猫流螺門綴風(中性)

種族:【影人(ドッペルゲンガー)Lv1】

職業:【TRPGプレイヤーLv1】


HP:10

MP:10

AP:10


ATK:1

DEF:1

AGI:1

DEX:1

INT:1

MIN:1

LUC:10


通常スキル

(鑑定Lv1)(魔力操作Lv1)


職業スキル

(ダイスロールLv1)(キャラシ作成)(可能性)


種族スキル

(模倣(トレース)Lv1)(記録)

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「名前読めるのですか?」

「とある邪神の偽名として作った奴を流用してる。故に分かる奴には分かる名前だから問題ナシ。最初の二文字からニャルと呼ぶ奴が多いけどな」

「容姿を後回しにした理由は質疑応答の時間稼ぎ……言うなればステータスを決める時点で容姿は定まっていたのですね」

「うん。だから、最後に握手いいかな?」

「ええ、喜んで。ニャル、私も楽しい時間でした。最後に感謝を込めて贈り物をさせて頂きます」


 それはこっちのセリフだ……と言おうと思ったら時間切れみたいですね。

 贈り物は向こうで確認させてもらいましょうか。

 ありがとう、女神よ。また会う日までサラバです。

主人公の性別ですか?どっちか分からない方が面白くなりそうなので秘匿です(原作者に聞かれたら正直に白状しますけど)

裏話:猫流螺門綴風はニャルの偽名としてガチの卓で使用した事の名前だったりします

一応当て字として読める様にはしてます

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