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遊戯世界復興 15

 冒険世界 猫紫苑商会事務棟


「やーやーやーかいちょー様だぞー口の堅い暇人休人を四名程排出せい」

「会長、いきなり来られてそのような事を言われても困ります」

「あれ?サライの奴に伝言させといたはずだけど?」

「本日はノリが軽いようですね。まあ、伝言は聞いておりますが、うちにそんな余剰人員はいません」

「うん、品質低下しない範疇でならいくらでも人員増やしていいからな?なんならその辺歩いている奴をスカウトしてきてもいいし。魔法契約して裏切れないようにすればいいだけだからな。そう考えると【奴隷】とかを買ってくるのもアリか」


 暗躍街に【奴隷王】なる存在が居ると聞く。【非業商人】という釣り合いが取れるのであれば金銭でどのようなものでも調達する商人の噂も耳には届いているが……我が奴隷の売買に手を出すと碌な事が起きそうにないのだよな。

 具体的には称号と種族絡みの話で。


「よし、髭の奴を主として商会の金での購入を許可する」

「それで、何故四名もレイド戦の後処理で忙しいこの時期に連れて行こうとしているのですか?」

「とあるゲームを作った。ゲームのテスターが欲しい。だが、うちのクランメンバーは現在全員別件で手が離せないもしくはログイン出来ない状況にある。なので別の所から人員を引っ張ってくる必要があるのだ。あ、眷属で終わらせればいいと思ったな?アイツらは今回の案件でテスターに向かなさすぎるのでな……すまんが協力してくれ」

「はいはーい!会長様のそのテスターをやったらなにか報酬出ますか?」

「無論出すぞ。そうだな、我が叶えられる範疇で願いを叶えてやる」

「それってリアルで百万円くださいでも?」

「百万くらいなら口座に振り込んでおいてやるぞ。手渡し希望なら指定の住所まで配達させよう」


 そのくらいの金額ならさして懐は痛まんからな。仮に参加者全員が希望したとしても帳簿の記載も大して変らん。


「はい!私行きます!」

「では私も同行しましょう。室長権限で私を枠にねじ込みます」

「え?立候補制?俺も行かせてください!」

「僕も行きたいです!」

「よし、この四名で決まりだな。こんな言葉がある。地獄への道は善意で舗装されていると。アルアジフ、転移を頼む」


 さぁ、地獄のようなゲームを始めよう。ジャンルはホラーアクションと言った所か。

詰まっていたのは一般開放されるゲームエリアとされないゲームエリアの仕分けと案出し

あとはとあるディスコ鯖にて他の創作者のサポートですね(雑用のサポート専属のつもりだったのにいつの間にか簡易的な仕切りとメイン創作を任された人の図)

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