遊戯世界復興 13
「あの、会長ですよね?何やってるんですか?」
「え?あ、ゴメンここ邪魔だった?」
「いえ、そういう事ではなくて何故この研究室で本を読まれているのかと思いまして」
「んーちょっと精神が死にかけの状態でね。無邪気に童心に帰ってこの世界を楽しもうと思ってさ。とりあえず、余ってたお金でいくつか生産系スキル取ってみたからレシピとか技術勉強してるんだー」
〔猫紫苑会〕の会長であることを秘匿して行動しないならどのような姿でもいいから目立つ印を身に着けておけとナーヴァ・ラージャ談。よって、アルアジフの見た目だけ複製したレプリカを持ち歩く様にしている。もっとも、オリジナルが暇ならオリジナルを持ち歩く持ち歩く様にはしてるが……今は遊戯世界にてお勤め中なのでレプリカの方だ。
そして今現在の姿は金髪蒼眼な美少年エルフです。過労死しまくっているとある商会員様の理想のショタの容姿となり、目の保養になる事でヘイトを減らす目論見ですわ~。
あと、RPとして支配者ムーブしなくてもいいし、この姿の口調はコレって印象付けとけば問題なくメンタルを追い込んで作業ができるようになる……あんまりよろしくない行動だと理解はしてるぞ。
閑話休題
「スキル覚えたてでその本理解できてるんですか?」
「あ。まあ、そこはなんとか。本当に分かんないところは質問できるようにってのと資料となる本がたくさん置いてある場所って意味でここで勉強してるんだー」
「かいちょー、この本のこの技法なんですけど、実際にやってるとうまくいかないんですけどなんでか分かります?」
「君の場合は魔力を込めすぎなのと混ぜすぎなのが原因じゃない?う~ん、魔力量を測定する器具あったら持ってきな。ちょうどいい感じの量を教えてあげるよ」
「……本当にスキル覚えたてなんですよね会長?」
「あはは……正規の生産スキルは覚えたてだねぇ。今までは正規のシステム補正無しに加工しててちょっと経験値勿体無いなって思ってたんだ」
「……あの、未解決問題なんですよ?アイツが今していった質問って。それでアイツ今何してると思います?今までやってた自分の研究放り投げて誰でも使用可能な魔力量測定器の制作を始めたんですよ?会長はもう少しご自身の影響力を考えてくださいよ」
「んな事言われてもこちとら世界に混沌をもたらしてなんぼの種族と職業なんで」
うん、種族はともかく職業は正真正銘悪逆の道に進み始めてる気がするのぜ。いや、種族名に混沌入ってるし、別に問題嘘ではないな。
ダメだ。算術権謀への頭が回ってない。死ねるねぇ。僕からソレを抜いたらリアルじゃ生き残れなくなっちゃうねぇ。
国を相手に恩義だけで殴り合うバカが此処に居るんだよねぇ。疲労が回復しない原因とも言うが。
寝ても覚めても脳が休まらなくなった。いや、背中を、睡眠時の安寧を託せる相手が不在で警戒しなければならない環境だから回復しないんだな。
「会長、リアルの方の話ですが、雑務でよかったら代行しますよ?一応自分は会長の補佐をするようにと極東に派遣されてきた口なんで」
「いらん……と言いたいが、面識はないだろ戯け。本当の雑務を押し付けてやるからここにこの時間帯に来い」
……ん?あ、やべ。
縁切りたい連中の手を借りること決めてたわ今。
大変お久しぶりです
インフルエンザで寝込んでおります(現在進行形)
いや、前回の続きホントにコレでいいのか検討しようとした矢先にインフルエンザになりまして
寝込んでおりますはい
今年の誕生日はインフルエンザでひゃっはーでした(ケーキ買いに行けず喰いそびれたゼ)
多分次回はインフルエンザ回復祝い更新になると思います
猫流のメンタルも多分回復してるでしょう




