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遊戯世界復興 7

 遊戯世界 星の心臓部


「リアルで何日目だっけ?」

「十日目だな。ここまでくると流石に私も取り繕えない」

「皮剥がれちゃったかぁ」

「剥がされましたー」

「この調子でがんばろっか。一応計画書用意して世界のシステムとして機能させるにはあとどの位維持を含めてリソースが必要なのか試算させた結果、今までに貯まった量の倍だそうだ」

「ふぁっきゅーくそマスター。で、隣を真顔で走ってるこの女性はなんなの?」

「ニャルとしての同族です。なんか手伝いが生きがいなんだとよ」

「どうも。モモと呼ばれてるニャルです」

「こんな環境から脱獄していいか?いいよね?」

「令呪で呼び戻すぞ」

「くっそこんな所でデメリット発生なのマジでなんなの?」


 真顔と言われたことを気にしたのかモモの奴、変顔をこちらに向けながら走り続けてやがる……反応が悪かったらすぐに別の顔に切り替えたり……作業が虚無すぎて妨害とは言い切れない悪辣さよ。


  ◆   □   ◆   □   ◆


「ようやく貯まったか」

「貯まったようだな」

「貯まりましたね」

『おめでとー』


 ……張本人が一番気楽にしていたのバグだろ。

 こちとら精神が死にかけなんじゃ。住民登録リスト……あ~とりあえずアイラ&シーラを突っ込んでおこう。あとドール達。よし出来た。


復讐者(アヴェンジャー)、何から手を付ける?」

「食料は重要だ」

「まあ、だよな」

「あ、この分体暇なんで当分ここで走らせてもらいますね。いい暇つぶしになります」


 モモさぁん?なぜここで爆弾を投げ入れてくるんだぁい?

 もう、気にしたら負けだな。うん。

 ニャルラトホテプに常識は求めてはダメですね。いや、我も分身ぐらい時々してるし、ありえなくはないのか。


「……マスター」

「言うな」

「彼女に一任するのが正解だったのでは?」

「マジでゴメンて」


  ニャルラトパワーに頼りきるといざというときが危ういから……なんて言い訳にしかならんよな。







「あ、モモ。一応言っておくが此処は同志(No.3)が気に入っている場所だ。下手な事はするなよ?」

「言われるまでもありません」

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