■■世界復興 2
窮極の門の先
「ヨグ=ソトース様、この地をしばしお借りします」
(キャラシ作成)を起動、猫流螺門綴風という休人そのもののキャラシの編集を開始。
今までに作成し、収集した(記録)をAl Azifへ発動した状態で全て譲渡する。
異なるTRPGシステムの並列使用を開始、権能枠が足りない?足りているはずだ。
一つしか発動中の権能は預かれない?ならばその一つに纏めればいい。
まったく異なるシステムのTRPGを同じシナリオで同時に遊ぶ混合TRPGと呼ばれるものがある。
職業の枠はまだ空かない。
まだ足りていないナニカがある。
限界を超えて逸脱に至るには……超越は今の我じゃ出来ない?いや、速度特化の超越なら可能なはずだ。であるなら……道を求めるべきだったか。
「求道は超越よりもリソースを求められる……という観点の元、アルアジフとアクシオンゲートに貯めていたリソースを進化に使用する」
手応えはある。この無意味にも見える文字列のログを解析した結果が正しければ工程は順調に進んでいる。
キャラシは擬似的な権能だからこそ、擬似を本物に作り替える。
神は逸脱できない?その理を裏切るだけだ。
肉体そのものも神に至っていない何もかもが擬似的で複製品の紛い物だからこそ、その全てを組み合わせてオリジナルを用意する。
不可逆の段階に突入している。失敗したらこれまでの積み重ねを全て失う。
だが、失敗するビジョンが一切見えない。アズルの加護はまだ続いているのだから。
どのくらい時間が経過した?分からない。だが、目的はもうすぐ達成される。
新たなる支配者、王の誕生はすぐそこまで来ている。




