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バトルロイヤル その7

ミオン視点です

「悪いわねアンタ達。こんな護衛みたいな事させちゃってさ」

「いえいえ、美味しい物に釣られただけですから」

「それにパーティーリーダーが仕事でログインできてませんでしたし、参加するかどうか悩んでたんで後押ししてくれてありがたかったです」


 ほんっとうに良い子達だわ〜(マオ)と違って。

 戯れに殺しにかかってくる(マオ)と違ってほんっとうに素直で良い子達だわ。

 カガリちゃんとキョウカちゃん、誘って良かった!

 荒れたメンタルにすーっと効く。


「この先の森で誰か戦ってるみたいですね!」

「どうしますかミオンさん?」

「そうねぇ……」


 なんか嫌な予感が森の中からしてるのよね。

 んーこの感覚は村正に近いけど、村雨の方よね?となるとソレを振るえるのは(マオ)しか居ない。

 これは避けるが吉ね。


「森は迂回して別の場所に散策に行きましょ」

「「了解です!」」


 村正じゃなく、村雨を持った(マオ)ってエピゾ師匠でもそこそこマジにならないと対処出来ないって話だし、姉さんから聞いてる話だけでもヤバさが際っ立ってるからなぁ。


「あの、なんで遠い目してるんですか?」

「うん?ああ、理不尽()理不尽(金棒)を持って暴れ(戦っ)てるからよ」

「どういう意味なんですか?」

「普通はわからないわねよ」


 村正は徳川と江戸に対する特効及びに担い手次第で斬れぬモノ無しとすら言えるような切断能力。おそらく後者の力でこっちの世界と向こうの世界の境界を問題無い範疇で切断して渡って来ている。

 ぶっちゃけコレはどうでもいいのよ。便利だから。女の私でも問題(影響)なくコトリバコを処理できるから。

 対する姉妹刀の村雨、こっちは刀身が常に湿っているが錆びないだけの能力。油だろうがなんだろうが拭き取るだけで汚れが無くなる、つまりは血で切れ味が落ちない刀だと言える。

 同じ妖刀でも能力差は目立つ。だけど、(マオ)にとっては村雨は理想的な得物だと言える。

 アレは対多数戦が得意となってしまった化物なのだから斬り続けられる刀はありがたいはず。

 銃を(マオ)が手に入れたなんて話は聞いてないし、姉さんから聞いてるマジのスタイルにはまだ届いてなさそうだけど、このメンツじゃ村正あっても担い手の差で負けるからねぇ……避けるが吉よ。

猫流視点では語られない裏の解説回とも言う

村雨は実在が疑われている刀で村正と同一視される事があるとか……だから姉妹刀にしたんやけどネ

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