バトルロイヤル その2
「ここは……ッ!」
イベントエリアに転送され、出た場所は森の中にある広場。
人の気配の感じたが故に身を隠したが、向こうのメンバーはパーティーを組んでいるのか?
いや、たまたま出会った者同士が知り合いで気の合う仲間だったパターンっぽいな。
隠密に徹するつもりだったが……さて、どうするか。
「初心者狩りして順位稼ぐぜヒャッハー!」
「ガリガリ行くぜヒャッハー!」
「ぶっちぎるぜヒャッハー!」
「真の英雄は眼で殺す」
…………てへぺろ?
しれっと混ざって忍術の"魔眼"で首を螺子切り討伐しちゃった。
初心者狩りは新規ユーザーが離れる原因となりうるのでその芽は刈り取るに限る。
「お~すごいですやん。よかったら料理人で非力なワイを守ってくれませんか?報酬としてイベント終了後にかの〔猫紫苑会〕の会長絶賛の料理を振舞わせて貰いますんで」
「…………〔猫紫苑会〕の会長の名を答えてください」
「猫さんですよね?何をいまさらな事をおっしゃいますことやら」
「休人名を聞いているんですよ?」
「猫さん以外にあるんですか?」
心理学……は使えないな。
ニャルラトホテプ、もしくはその訛りによる変化した名を答えよという質問への返答が猫と来たか。
いよいよ以て騙りの可能性を疑わざるを得ないな。
そもそも、絶賛した記憶が無いからな。
我その〔猫紫苑会〕の会長本人ぞ?
「私が誰だか分かっていないようですね?」
「在野の御強い休人ですよね?」
「そう…………貴方は詐欺師ね」
「へ?何が詐欺だって言うんですか?もしかして料理人だってことですかい?このコック姿を見て嘘だと本気で言ってますか?」
「インベントリに〔猫紫苑会〕の会長が絶賛したという料理があるなら一つ出してください。コレが最後の慈悲です」
我が我だと知られる姿の状態で今この場に立っている。
その上で我を我だと認識できてない奴をどう信じろと?
「持ち合わせがないんで出したくても出せないな」
「死告げる天使」
キル数5
さて、これ以上伸ばすかどうかどうするかな?
メイドの神髄を知るべく異世界は平和だった作品読みました
二週目行ってきます
一個人を指してヤベーと言われていたと思ったら実情は界隈全体だった件
執事がヤベー奴な「HELLSING」オススメです
豆知識:メイドの対は執事とよく言われるが、実際はボーイと呼ばれる存在だったりする
仕える存在としての格であればメイドよりも執事の方が上となってい




