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貢献イベント2

「3号さんや」

「なんでしょうか主様」

「ハリボテとは言えナンデもう出来上がっているんだい?」

「アイリス様が基礎を除く建造物を縮小して所持しておりました。その建造物を通常のサイズに戻す事で工期短縮になったのだと推察致します」


 え?物理世界のアレコレ複雑怪奇な奴クロエから報告貰ってなかったけど、PM粒子みたいな技術入手してたの?

 ……インベントリに入らないであろうサイズのフランセット殿のボディ機体が今現在空を飛んでいる時点で気が付くべきだったな。

 今後の警戒対象サイズが肉眼に見えないサイズの可能性も出て……来てたまるか。普通の休人には攻略できない領域だぞ。

 あ、でもキノコなどの胞子がその類の可能性があるのか。


 閑話休題(我は見えるだろうがな)


「お、居た居た。すまんが会長、ちょっとばかし報告の為に時間貰ってもいいか?」

「構わんぞ」

「〔猫紫苑会〕に所属していない有名な休人はどうも別のサーバーらしくてな。細々とした奴らもうちの方針に従って利益を享受したいらしい」

「結論として我はこのサーバーの休人最高責任者だと?」

「そういうこった!」


 おおう……マジでそうなんの?

 色々とやれる事やらんと最悪暴動起きるぞ……指示出しと並行して書類の用意も進める……髭に投げたい!

 あ、髭と眼が合ったな。


「マスター、こちらで請け負いましょうか?」

「頼む。意見箱も忘れずにな」

「ええ、ギルド形式で運営すると致します」

「人員の確保はある程度こちらでやろう」

「では、お願いしますね」


 と言ってもショゴス達と教育係の二人を受付スタッフに入れておいて、残りは希望者を募集するだけなのだがな。


「アルアジフ、ショゴス達と教育係の二人を召集してくれ」

「既に全員揃っております主様」

「……今日よりしばらくこの建物を拠点とする。様々な存在が困り事を依頼として持ってくる事が予想される。お前らにはその依頼を休人に振り分ける仕事をしてもらう。細かい内容はいつも通り髭の奴に聞いてくれ。要望があれば髭か我に伝えるように。以上、解散!」


 うちのショゴス達見ているとクロエを思い出す挙動をしている時がある。やはりどっかで指導に混ざったか?

 ちょっと、怖いかもしれんな。


「あの、私達昨日始めたばっかりの休人なんですけど、なにか私たちでもできるような仕事ってありませんか?」

「なぜ私に声を掛けたのですか?」

「さっき、広場で演説してるのを見かけたので、なにか役職を持っている偉い人だと思ったんです」

「1号、この子達を今回の仕事の同僚としてお願いね」

「かしこまりました」


 困ったらショゴスにおまかせ!だな。

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