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初恋-2-  作者: rein
3/3

(2)

帰ってきたあと、私は優大にLINEした。


『入社式無事終わりました!!』


『お疲れ〜どうやった?』


『ちょっと緊張したけど、他の子達ともう仲良くなれたよ』


『はや!でも話せる子出来てよかったな。俺も今日初登校やったわ』


『お!どうだった?』


『数人知り合いもおったしまぁそこそこかな?』


実は優大が行った大学に中野と誠司がいた。


『2人も一緒なら高校の時とあまり変わらず過ごせそうだね!』


『そうやな、学部も一緒やったし高校の延長線って感じかな?』


『学部も一緒なんやね!じゃあもうほとんど一緒におる感じだね』


『怜奈より好きになるかもしれんな笑』


『あ、浮気だ。許さないぞ笑』


『許されんのか笑』


そう、ふざけ合いながらやり取りを続け今日1日が終わった。


次の日から研修メインで少しずつ仕事を覚える日々が始まった。研修では、食品の衛生管理などの勉強をし、作業ではパートさんと一緒簡単なことから進めていくことになった。


研修は午後からだと眠気と戦いながらだったが、新しく覚えることが多くとても勉強になった。


「神崎さん、覚えるの早いね。手際もいいし。こういう仕事というか、バイトやってたの?」


「本当ですか?ありがとうございます。バイトはコンビニでしかなくて、こういう作業は初めてです!でもとても楽しくて夢中になっちゃいました」


作業中、パートさんが話しかけてきてくれた。


「あら、そうなの?下を向いて作業することがほとんどだから肩とか首凝ると思うけど頑張ってね!」


「はい!ありがとうございます。」


元々黙々と作業することが好きだったため、苦ではなく楽しく仕事を出来ていた。

ただ、やはりパートさんが言っていた通り、ものすごく肩や首が凝り、終わる頃にはバキバキだった。


『今日も頑張った〜仕事終わったよ〜』


ここ数日、仕事終わりに優大にLINEを送っていた。


『お疲れ〜俺は今日午前で授業終わりやったから午後からのんびり過ごしてましたわ笑』


『いいな〜、そういえばGWはカレンダー通りに帰ってこれそうなの?』


『おー、なんならそれ以上に休みあったし3~10まで石川帰る予定です!やし会おう』


『長いね〜2~7まで休みだったから、なんだったら泊まりにいく?4~6くらいの間で』

『いいね、そうするか』


『じゃあうち運転するよ!というかしたい!』


『いいの?じゃあお願いします!!どこ行こうか?』


『隣県なんだけどさ、GWなら富山でチューリップフェアしてるからそれ見にいきたいんだよね。そこ行ってから岐阜とかどう?』


『いいね、そうしよう』


そこから私たちは宿を探し、旅の予定を決めるために話し続けた。


『よし!これであとは当日迎えるだけだね』


『やな。それまで勉強頑張ります』


『うちも仕事頑張ります』



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