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鬼人の旅路 これは君を探す物語  作者: 直江真
第ニ章 王都エウロアエ 神が堕ちた日編
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第59話 六大国家王族会議

 王都エウロアエの王城、それも各国の王達が顔を合わせる事が出来る部屋が存在する。少しだけ魔力を流し続ける事で魔導具である水晶を媒体とし、遠くから音や映像を飛ばせるのだ。


 普段はアーサー・シャム・エウロアエが情報交換や緊急時の連絡に使っている所である。


 そんな重要な場にエウロアエ王、聖女マリア・デリーアと聖騎士長ヴィーラ・ランス、それから5人の影が映し出されていた。


 王達は国を背負う意味合いも込めて、家名もしくは名前の後ろに国名を刻む。その中で聖王国だけは例外である。


 家名がない王は元々貴族ではない。エルフを纏める長や力の大会で王を決める獣人族、信仰により人々が集まって作り上げた聖王国。それらの王達は貴族という身分ではないが、他の王と同等に認められている。


 そして今、このミストレア大陸の代表格、六大国家の王が集結していた。


「よくぞ、集まってくれた。改めて礼を言う」


 最初に切り出したのはアーサー・シャム・エウロアエだった。勇者の仲間という事もあり、世間からは七英雄と呼ばれる存在の1人だ。


 本当なら九英雄と呼ばれるべき案件だが、ある事情により七英雄と世間では公表されている。事情を知っているアーサーはそれに頭を悩ませていたりする。


 アーサーの呼び掛けに最初に答えたのはヒガリヤ国の王だった。


「おう、別にいいぜ!半年間でこの面子を揃えるなんて大変だっただろうからな!」


「そう言って貰って助かる。マーラットよ」


 威勢よく答えたのは彼の名前はマーラット・アルバス・ヒガリヤ。この中では1番の若造だが、この重苦しい空気を一気に払う事が出来る胆力の持ち主で職人達が多いヒガリヤを纏め上げる若き王だ。戦闘強な一面もあり、一度怒らせると手に負えないのがこの男の恐ろしい所である。


「マーラット、少しは声の大きさを抑えて下さい。頭がまた痛くなるわ」


 水色の綺麗な髪を持ち、頭を押さえて項垂れる美女がいる。


 この美しく透き通った声の持ち主はシア・ウェンディ・ミロガロス。彼女は蒼く美しい透明な海や地下水から溢れる温泉の地で有名なミロガロスを束ねる女王だ。最近、魔物が活発化した影響でなかなか観光客が訪れなくて頭を悩ませている。経済を回すのはなかなか大変そうである。


「元気なのは良い事だと思いますが、シアの言う通りですね」


 シア・ウェンディ・ミロガロスに賛成の意を示したのはミドルウッド・グリーンフィールドだ。アーサーと同じく、過去に勇者と共に魔王と戦っていた七英雄と呼ばれる1人だ。


 彼はエルフという種族でこの会合の中では1番のお年寄りである。見た目こそはマーラットと同じ年齢だと思われるが、今年で八百と数年の歳を迎える長寿である。


 エルフが多く住むと言われるグリーンフィールドを色々な魔の手から精霊と守り抜く使命を持っている。博識で植物の事なら大体知り尽くしているのだ。


「あ?なんだよ。シアとミドルウッドの野郎……このクソみたいに無駄な重い空気を払ってやろうとしたのによ」


「まあまあ、2人も悪気はないと思いますがねぇ。あー、女神セレーネ様!この愚か者に祝福を…!」


「何だとテメェ…!慰めんのか、貶すのかどっちかにしろよ!」 


 ぶー垂れるマーラットに眼鏡をクイっと上げて慰め、貶すのは聖王国のトップ、セイクリド・ジャスティという男だ。マーラットよりも少し年上の彼だがこの男、性格は変態、そしてクソである。人をおちょくらないと気が済まないタチではあるが、信仰心だけは本物だ。女神を侮辱する者は徹底的に潰すという苛烈極まりない性格の持ち主である。


「……相変わらず、仲が良いのう」


「「誰がこんな男と!!」」


 マーラットとセイクリドは毎回、この会議には出ては衝突こそするが、相性がいいのか悪いのか、一度も戦争になったことは今の所ない。


 マーラットはこの場で1番歳が近いセイクリドを兄貴分として見ているし、セイクリドもそれを分かっている為、本当に嫌な事などしない。怒らせたら面倒なのはどちらも一緒なので似ている2人かもしれない。


「どうでもいいが早く始めないか?こちらも暇で来ているわけじゃ無いのでな」


 エレオニアという獣人達を束ねる王のタマツキ・エレオニアはいつまで経っても始まらない会議に苛立ち、半分諦めながらも突っ込んだ。


 タマツキは明るい茶色の長い髪を束ねて不機嫌そうに頬をつきながら息を吐く。


「それもそうじゃな。では皆の者、これより六大国家王族会議を始めよう」


 アーサー・フォン・エウロアエはタマツキに言われ、気を取り直して会議を開始した。


「まずは半年前、突如として現れて国や女神像を破壊した魔族や魔王についてじゃ」


「ああ、手酷くやられたわ。まさか魔物や魔族どもが結界内に入ってくるなんてな」


「こっちもそうよ。お陰で観光客が激減だし女神像は壊されるしで…ああ、本当に頭痛い」


 先程まで片手で頭を押さえていたシア・ウェンディ・ミロガロスは今度は両手で頭を押さえて項垂れる。


「全くです。私の所は森を少し焼かれ、怪我人が大勢出てしまっていますよ。幸いな事に死者は出ておりませんが今は土の精霊様の力を借りて魔物の侵攻を防いでいる状態ですね」


「成る程のう、精霊と共存するグリーンフィールドならではの戦術じゃな」


 成る程と仮にグリーンフィールドの精霊と共存出来る方法を使えれば、もしかしたら魔物の侵攻を止める手になるのではと考えるアーサー王。


 だが精霊は気まぐれで自分の認めた者しか力を貸さないという。そんな彼らと長年共存するエルフだからこそ使える方法かと考えを取り止めた。


「妾の所は女神像が倒されただけでそこまで被害は大きく無い。戦闘に優れた戦士が多くいるお陰で被害は最小限に留まった。セイクリドの所は…聞かない方が良かったの」


 タマツキがセイクリドに視線を移すと彼は泣きながら怒っていた。涙が血に変わるんじゃないかと思う程、顔を顰めて歯軋りをする。


「キエェェェ!!あの神々しい女神様の御神体を破壊しただけじゃ飽き足らず!我が神聖なる領域に土足で荒らす魔物や魔族どもを絶対に許してなるものかっ…!根絶やしにしてくれるっ!滅んでしまえ、滅びてしまえええ!!」


「お、おいおい、落ち着けって。元気だせよ、な?後で質の良い武器でも送ってやるから」


 発狂したセイクリドを宥めるのはムードメーカーのマーラットだ。やはり仲がいいではないかとこの2人以外の全員が思った。


「報告ありがとう皆の者。だがやはりこれでハッキリした事がある。魔王は手下達を使い、国を守っていた女神像を破壊した。これが何を意味するか、分かるな?」


 アーサーがマーラットに問う。マーラットも分かりきったことのように話した。


「また魔物や魔族の襲来、もしくは魔王自らが乗り込んでくる。それも恐らく近いうちにだ。事実、雑魚の魔物が毎日何体か国の近くまで現れてやがる。いつスタンピートが起きてもおかしくない」


「そうじゃ、遅かれ早かれまたあの悪夢が訪れるであろう。気休め程度だが、儂が開発している魔物避けの魔導具を大至急届けさせよう」


 アーサーの一言に項垂れていたシアや発狂していたセイクリド、他の王達にも緊張が走る。


「悪夢というと神の堕ちた日(ラグナロク)ですね」


「…神の堕ちた日(ラグナロク)ですか。確かエウロアエでは魔王が出現、それに勇者召喚も妨害されたと聖女からの報告を受けましたが…」


 シアが悪夢の事を考え、急に冷静になったセイクリドが聖女から聞いた報告をアーサーに問う。


「そうじゃな。まず、結果的に勇者召喚は失敗した。後少しの所で魔王が襲撃を仕掛けてきたのじゃ。魔王ヘリオスは前勇者であったミナトを取り込んで力を付けておる。力を封印され、以前よりも劣るとはいえ儂1人では力及ばす敗れてしまった」


「マジかよ、魔王といえば500年も前にお前さん方、英雄達が封印した筈だろ?何で今になって復活したんだ?」


「私も気にはなっていた。魔王を倒せるのは勇者をおいて他にはいない…アーサー、これからどうする?」


 マーラットとミドルウッドの意見はもっともだ。他の王達も固唾を呑んでアーサーの動向を探る。


「儂にも魔王が復活した理由は分からんが魔王は今、かつて儂らが自分の中に封印した魔王の力を回収していると言っていた。この世の何処かで生きている儂ら9人の力を取り込む気であろう」


「して、妾とミドルウッド、アーサーを抜かした他の6人は何処にいる?妾なら一箇所に集め、これ以上奴が力を得る事が無いよう戦いに備えるが…?」


 横からアーサーの言葉に対してタマツキが口を出す。アーサーはそれに答えた。


「無論、儂も考えた。考えたが今の所、居場所が分かっている者は我ら以外だと3人しかおらん。それもあの鬼ヶ島に住んでおる。なら此処よりも数段安全な筈じゃ。あの島には戦闘で勇者と肩を並べるキドウという鬼人族がいる。仮に襲撃を受けたとて今の魔王に抵抗出来る力はある筈じゃよ」


 アーサーははっきりと断言した。結界を張っていた女神像が破壊された今、この世で1番安全だと考えられる所はあの場所以外ない。


「鬼ヶ島だと…!?鬼人族っていや不死身の肉体を持つ化けもんがうじゃうじゃ住む場所じゃねえか!」


「確かにあの鬼人族を敵に回せば、この世全てが相手になったとしても勝つのは難しいと言われる程ですからね」


 アーサーの物言いにマーラットは驚愕。シアは顎に指を添えて世界の認識を語る。


「確かにあそこなら妾もおいそれと手が出せぬな。ならば魔王を倒す為の勇者はどうする?次に日食が来るのはまた100年後だぞ?」


「それについては私が説明致しましょう」


 タマツキの質問に対して今度はマリアが答える。ずっとエウロアエ王の後ろに佇んでいたのはこういう時の為である。


「マリア・デーリアと言います。今世にて聖女を務めさせて頂いております。どうぞよしなに」


 マリアは片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたまま挨拶をする。カテーシーと呼ばれる動作だ。


 聖女の登場に声を掛けたのは聖王国の王、セイクリド・ジャスティだった。


「おお、聖女マリア!久しぶりですね。報告ご苦労様でした。がっ!女神様の声を聞ける素晴らしくて妬ましい…妬ましいぞぉお!」


「ええ、お久しぶりです。ジャスティ王、お会いに行けず、魔導具を通しての報告はすみませんでした。さて、話を戻しますがエウロアエ王の言う通り、勇者召喚は失敗しました。ですが、勇者の資格を持つ聖痕を所持している人物を見つけました」


「……ほぅ、してそれは?」


「白く銀髪の長い髪を持つ鬼人族です。私が見たのは神の堕ち日に現れた魔王と対峙しておりました。凄まじい戦闘能力で魔王と互角に戦い、そして撃退する事に成功してます」


 セイクリドの叫びを華麗にかわしたマリアは次の瞬間、爆弾発言を繰り出した。


 勇者の聖痕を持つ者は先程化け物だと話していた鬼人族。そして昔、勇者パーティーに入っていた賢者であるアーサーが敗れたあの魔王と互角に戦って撃退するなど目から鱗が落ちる程の衝撃だった。


「おいおい!まさか強いとは思っていたがそこまで強いのか!俺も戦いたくなってきた!」


「それが本当だとすればまだ希望は有りますね…」


「確かに精霊様のお力を借りしている身ではあるがいつまで持つか分からないのが現状だ。上手く協力を立てられればいいが…」


「女神様の御加護が受けられるなんて、なんて羨ましい!すぐにでも教えを説かなければ…!」


 マーラット、シア、ミドルウッド、セイクリドが声を上げるがタマツキの次の一言が場を静まらせる。


「…して、その勇者は何処におる?この場に姿を見せていないようだが…?」


「それが…魔王との戦闘を終えた鬼人族はその場から逃走を図りました。ですが、幾つか手掛かりとなる物を残していきました」


 マリアがヴィーラを横目に頷けば、ヴィーラは一歩横へと移動する。彼女の後ろに隠れていた壁に立て掛けてある二振の剣が姿を現した。


「まずはこの折れてしまっている剣ですが、これは魔王が襲撃をした際に使用していた武器です。柄頭に王都エウロアエの家紋が刻まれていたのでエウロアエ王にも確認を取っております。500年程前、勇者ミナトに賜ったとされる宝剣で間違いないと思われます」


 ヴィーラがゴトリと机の上に魔王が使っていた剣を置く。アーサーにも事前に確認して貰ったので本物である。


「次にこちらですが、これは件の鬼人族が使っていた大剣です」


 ヴィーラは両手で胸の位置まで大剣を王達に見えるように掲げた。


 アーサーはマリアの後を引き継ぐ様に喋る。


「この大剣は儂がまだ勇者パーティーで賢者として活動していた頃、キドウという仲間が使っていた物と酷似しておる。奴は鬼ヶ島に長として住み暮らしている為、島から出るとは考え辛い。なら、それに近しい者に渡したと予測が出来る」


 一呼吸置いて、また喋り出す。


「そして極め付けはこれじゃ」


 数本の黒い髪をエウロアエ王は懐から取り出して見せる。


「ヴィーラ殿とその鬼人族が戦闘になってしまった時についた髪の毛じゃ。初めは白い銀髪の毛髪であったが今ではこの様に黒く染まっておる。そして儂はこの王都にいる黒い髪を持つ人物を即座に探し…見つけた」


 王達の目がアーサーに集中する。それは誰だと誰もが考えているのが見て取れる。


「名はアルバルト。見た目は人族と変わりなく年齢は15歳。約半年と少し前に冒険者ギルドに登録、戦闘スタイルは力が強く、背中に背負っている大剣を振り回すという。黒い牙というパーティーを結成しており、周りからの評価も上々。彼らは魔族との戦い、勝利したと冒険者達は口を揃えて言っておった。気になるのが1つ、夜に酒場へと入り浸り、同じ黒い髪を持つ人物を探していたという」


「成る程な、そいつは確かに妙な話だ」


「何が妙な話なんですか?」


 アーサーの説明に黙って聞いていたマーラットが顎に手を当てて呟いた。それに突っ込みを入れたのはシアである。彼女はまだピンと来ていない様だ。


「分からねえか?魔族とやり合えるレベルの奴が今まで無名、更には成人になってから登録だと?登録なんざ、ガキの頃には身分証の為にする奴が多い。そしてアーサーが言った探し人を考えれば分かるだろ。不自然な部分が多すぎる。だから妙だって言ってんだ」


 マーラットは推測した。件の鬼人族はそいつでほぼ間違いないと。だが解せない事が一つだけある。


「しかし何で黒髪なんだ?鬼人族の特徴は銀髪にツノと赤い瞳だ。容姿はそいつとかけ離れてる……いや、待てよ。そうか、そう言う事か!」


 マーラットは気づいた。それを肯定する様にアーサーは続ける。


「恐らくはマーラットの想像通りじゃ。これは儂の推測だが勇者と鬼人族の間に出来た子供ではないかという結論に至った。常人では考えられない力を持ち、人の容姿に黒い髪。それに鬼人族の能力を使えば、身体つきも変化するかもしれん。確証は出来んが恐らくその可能性は高いじゃろう」


「それでアーサー、その子供をどうする?もし仮に勇者の子供だとしたら魔王側に着く可能性もありますよ」


 ミドルウッドがアーサーに対して突っ込む。アーサーはゆっくりと静かに言う。


「取り敢えずは様子を見る。その為にギルドを通して近々行う予定である神の堕ちた日で活躍した者達に向けた宴に参加してもらう」


 そしてアーサーは最後に一言、皆に聞こえる様に告げる。


「我々は見極めらければならぬ。かの者が果たして我らの敵なのか、それとも味方なのかを。そして敵だとしたら…()()()()までじゃ」


「異論なしだな」


「…異論なし」


「うむ、出来るなら味方であってもらいたい。私は信じてみよう」


「女神に仇なす敵は私の敵ですからね」


「ふふ、面白くなってきたな。妾も異論はないぞ」


 王達がアーサーの言葉に同意を示す。


「これからますます戦いが激化するであろう。また誰一人欠けることなく、このメンバーに会える事を祈っておる。他に意見などはあるか?」


 アーサーが周りを見渡すが特に無さそうだ。


「これにて六大国家王族会議を終了とする。各々忙しい中、ご苦労であった」


「ふぅ、それじゃあな!鬼人族の事は取り敢えずアーサーに任せたわ!あんたなら見極められんだろ、良い報告期待してるわ」


 アーサーが終わりを告げるとマーラットが1番に声を上げて姿を消す。その後を続く様に手を振ったりお辞儀をしたりして退場していく。


「アルバルトか。その名、覚えておくとしようぞ…」


 タマツキが持っている扇子で口元を隠して呟き、最後の1人が水晶から投影されなくなった。


 アーサーも水晶から手を離して魔力を流すのを止める。それを見たマリアがアーサーに近づく。


「エウロアエ王、お疲れ様でした」


「ありがとう、聖女殿。まだまだやる事は残っておる。まずは勇者を探し出さねばな」


「その件なんですが…私におまかせ下さいませんか?彼とは面識がありますので、きっと上手く近づけると思います」


 マリアの脳裏にはあの日、転んだ自分に手を差し伸べてくれた男の姿を思い浮かべていた。そしてパーティーメンバーのプレゼント選びに夢中になる姿を見ている為、どうしても悪しき存在だとは思えなかったのだ。


「よかろう。聖女殿に任せるとしよう」


 そう言って部屋を出て行くアーサーの後を追う。マリアの目には力強い意志が宿っていた。




アーサー・シャム・エウロアエ

エウロアエ王国の王。勇者ミナト率いるパーティーの賢者を務めていた男。魔王の力を身体に封印していたが、その呪いで不死となり500年もの間、王座に座る事になる。

魔導具開発にも深く携わる人物で、世間からは発明王と呼ばれる事も。


マーラット・アルバス・ヒガリヤ

鍛治職人が多く暮らすヒガリヤを治める熱き男。お調子者だが、国民からの支持は絶大に高い。


シア・ウェンディ・ミロガロス

水の都市と言われるミロガロスを纏める女王。最近の悩みは観光客が減り、経済が少し不安定になって来た所。偏頭痛持ちの苦労人。年齢の話をすると…


ミドルウッド・グリーンフィールド

エルフが多く住む森を守る長。見た目が美しいエルフを狙う者は定期的に現れる為、現状土の精霊の力を借りている。

勇者ミナト率いるパーティーに所属していた過去がある。


セイクリド・ジャスティ

女神セレーネを崇める宗教団体のトップ。過去に壮絶な経験をしたのち、女神セレーネを信仰する団体に入り、異常な速さを持ってトップへ君臨した。

女神過激派で、貶す者に容赦はしない。


タマツキ・エレオニア

血の気が多い獣人が多くいる国の女王。美しい茶色の髪を持ち、戦闘も強いのでかなり国民からの慕われている。

彼女も勇者パーティーに所属していた。



最後まで読んでくださりありがとうございます。


少しでも面白いと思っていただけたら、ブックマークの登録と広告の下にある【☆☆☆☆☆】で評価してもらえると嬉しいです。


モチベーションにもなりますので、感想等もよかったら聞かせて下さい!誤字脱字も教えて頂けたら幸いです!


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