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鬼人の旅路 これは君を探す物語  作者: 直江真
第ニ章 王都エウロアエ 神が堕ちた日編
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第35話 怒りのタイラ

「………はっ!?」


 目を開けるといつも見慣れた天井ではなく、照りつける太陽、草の匂い、そして大量の水に囲まれていた。


「ああ、そういえば昨日はここで寝たんだったっけ?」


 レティシアが抱きついてきたのはびっくりしたが、それ以上によしよしされて眠ってしまったのが恥ずかしい。とても恥ずかしかったぞ…。


 彼女は隣に寝ていた筈だが横を見るといつの間にか居なくなっている。


 何処だと辺りを見渡すと……居た。周りを囲んでいる水を超えた向こう岸で髪と尻尾をせっせと梳かしている。


 起こしてくれれば良かったのにと思ったが、女の子の朝は早いって聞くから俺を起こすのは気が引けたのだろう。取り敢えず、荷物を持って渡らないとな。


 荷物を持ち、レティシアの居る方へ向かって走り出す。飛ぶ時に鬼人の力を解放し、踏み込みを強くして大ジャンプをする。これでもまだ少し足りないので火魔法を使って爆風で更に飛ぶ。


シュタッと着地を決める事ができた。荷物も落としてないし、評価は満点である。


 毛繕い中のレティシアにおはようと声を掛けるとおはようございますと返事が返ってきた。レティシアは何を思ったか毛繕いしている手を止めて俺に声を掛けてくる。


「アルバルトさん、起きて早々ですが尻尾をコレで梳かしてくれませんか?」


「尻尾をこれで梳かすのか?さっきまで丁寧にやっていただろ」


「ええ、お願いします。まだまだお手入れは終わってないので……人の手も借りた方が早く終わりますから」


 渡されたのは先程まで使っていたであろう年季が入った櫛。それをつい反射で受け取ってしまった。髪の毛先を指で摘み、枝毛がないかを確認している。心なしか表情も柔らかくなっている様に見える。


「…分かったよ、昨日のお礼だ。やってやるけど上手く出来なかったらごめんな」


 よっこいせとレティシアの後ろへあぐらをかいて座るとふさふさした尻尾が膝に乗ってくる。


 やれって事ね、はいはい。


 尻尾を櫛で梳かしていく。正直、こんなにふさふさなら要らないとは思うが彼女からしてみればまだまだなのだろうか…。


 おしゃれってよく分からない。


「なあ、レティシア。この櫛ってだいぶ傷んでいるけど代えないのか?」


 手櫛で髪を梳かしていたレティシアは手を止めずに言う。


「それは私のお母さんが使っていた物なんです。詳しくは言えませんが、もう何年も会って居ないので母の思い出を忘れないように使っています」


 チラリと彼女を見れば、いつも何を考えているのだろうかと考えてしまうレティシアの横顔ははにかんでいた。


「そうか…お母さんとの思い出か…お母さんはどういう人だった?」


「母は強く優しい人でした。私達が住んでいた村の中では1番に強く、そして気高い。何よりも私やお父さんの事を深く愛してくれていました」


 レティシアは思い出す。母に褒められ、頭を撫でて貰った事。父が身体を壊して寝込んでいる時は片時も離れない愛情を今はもう叶わないかも知れないと胸の内に秘める。


 アルバルトも何かを感じ取ったのか。それからはお互いに何も話さず、櫛を使って彼女の尻尾を優しく梳かしていた。


「さてと、そろそろ帰ろうか」


「そうですね、荷物もかなり有りますし、お父さんが心配しちゃいますから」


 櫛をレティシアに返して立ち上がり、魔法袋に収まらなかった荷物を背負う。流石にこの大きさだといっぱいになるらしい。


 彼女には魔石とシズク草を持って貰い、後は俺が持つ事になっている。


「タイラさん、絶対怒っているだろうなぁ…」


「大丈夫ですよ、私がちゃんと説明しておきますので」


 怒り狂うタイラさんの顔を思い浮かべると王都へ帰るのは少し気が引ける。鼻歌を歌いそうな彼女を連れて王都へ足を進めるのであった。


 ◆


 道中、血の匂いに釣られたのか魔物が寄ってきたがレティシアが素早く駆け寄り、難なく倒してくれた。魔石と売れる部位を解体する。


 今回の収穫はシズク草とネプロシーの魔石にその他もろもろ。素材が大量にある為、2人で分けてもきっといい金額になるだろう。少しワクワクしながら王都の門をお金を払って通る。


 そうして冒険者ギルドへ報告と鑑定をして貰った。ナタリーさんもその報告は驚いていた。


「冒険者様、シズク草の採取完了致しました。それとBランク級の魔物に関しましてはこちら側の調査が足りず、申し訳ございませんでした。お詫びに追加報酬という事で買取価格を含めて少し色を付けさせていただきました。ご確認をお願い致します」


 手渡しされた袋はいつもよりもずっしりとしている。中を見れば銀貨がかなり入っていた。


 ありがとうございますとナタリーさんに伝えてギルド内で待っているレティシアと合流する。


「今回は報酬がかなり良かったよ。早く分けて今日は解散にしようか」


「では本日はお休みって事ですね、分かりました」


 俺達は袋の中身を小分けにしてわける。一人当たり、銀貨10枚と銅貨5枚だ。ネプロシーの素材と道中で倒した魔物の魔石で全体の8割ぐらい稼いでいた。


 多額の報酬に俺達はニッコリ。Bランク級の魔物を倒すとなれば、その難易度はCランクの何倍にも跳ね上がる。


 それ程までにBランク以上は難しいって事だ。ハルゲルはBランク冒険者と名乗っていた。あんなのと何回も戦うなんて流石ベテランの冒険者って感じだ。


「じゃあ、今日は此処までだな。疲れも溜まっているだろうからゆっくりと過ごしてくれ」


「…ええ、私もまだ少し眠くなって来たので帰りましょう。では今日は此処で…」


 彼女にお疲れ様と声を掛けてギルドを後にする。


 さて、この後は何をしようか。たまにはぶらっと王都を歩くのも良いかもしれない。


 普段行った事がない所に行ってみるのもいいかと思い、適当にその辺を歩き始めようかという時、それは起こった。


 ふと足を止めた。そして後ろから視線を感じる。本能が危険だと知らせる物凄い殺気は前にも感じた事がある。


「……まさか」


 ツゥーと冷や汗が頬を通る。駄目だ、これは振り返ってはいけない。早く、早く前へ進むんだ!早くッ!


 足を一歩踏み出そうとするが、後ろから伸びてきた手によってそれは阻まれる。反射で後ろをチラリと見ればその手の持ち主が分かった。


(…タイラさんだ)


 アルバルトが振り返るとタイラは顔を目が付くぐらいまで彼に近づける。タイラの顔はまるでこの世の全てを憎んでいる人みたいな感じだった。今にも目から血の涙を流しそうで戦慄する。


「ど、どうもタイラ、さん、こんな所で奇遇ですねぇぇえ!どうしたんですかぁ!」


「やぁ、どうも。なんか僕おかしいの見ちゃったんだよね。僕の天使である可愛いレティちゃんが朝帰りしていると・こ・ろをさ!」


「こ、これは違う!魔物を討伐していたらいつの間にか夜になって、それで今から帰るのは危ないって事で朝まで待ったんだ!決して!怪しい事はしていません!」


 そうだ、何もやましい事なんてしていない。タイラさんだって話せば分かってくれる大人だ。大丈夫、レティシアも説明してくれる筈だから誤解は解けるだろう。


「ほぉ、何もしていない、ね?じゃあ、何で君からレティちゃんの匂いがこんなにするんだい?おじさん、狼獣人だから分かっちゃうんだ。これは長くくっついて無いとこんなに匂いは残らないよ!」


 くわっと目を見開いて俺を問い詰めてくる。


 怖っ、ネプロシーと向かい合った時でもこんなに緊張したとこはない。足がガクガクブルブル震えている。


「本当に!レティシアとは何も無いですから!信じて下さい!」


「僕だって信じたいよ?君はそんな事する子じゃ無いのは薄々だけど分かっているんだ…でもね?こんなに匂いが………うん?アルバルト君、その首の痕は?」


 首を触ってみると指先にぷっくりと膨れている箇所が2つ当たる。


「うーん、虫にでも刺されたか?」


 まあ、外で寝ていたし、おそらく虫に刺されでもしたのだろうと思う。


「ちょっとごめんよ、成る程ね。….ふむ、そう言うことかい、レティちゃん」


 タイラさんは俺の首を近くで見た後、そっと身体を離して何やら小声で呟いた。


「あー、アルバルト君。疑ってしまって悪かったよ」


 あははとタイラさんは笑った。どうやら誤解が解けたらしい。何で急に?まあ機嫌が治ったからいいか。


「いえ、大丈夫です。それよりも帰るのが遅くなってしまいすみません」


「そうだね、流石に心配はしたけど2人とも無事に帰ってきてくれて嬉しいよ。それとアルバルト君、君にも知らせておこうと思ってね、探していたんだ」


「俺にですか…?」


「ああ、来週の今日。丁度レティちゃんのお誕生日なんだ。何かサプライズをしたくてね。それでアルバルト君にも手伝っては貰えないかと思ってさ」


 成る程、来週はレティシアの誕生日か。という事はレティシアも成人になるって事だよな。お祝いしなくては。


「であれば是非協力させて下さい!彼女には日頃から感謝しているので俺もお祝いしたいです」


「ありがとう。その日、僕はレティちゃんにバレないように準備を進めておくからアルバルト君は出来るだけレティちゃんを引き留めておいてくれ」


「分かりました。俺も色々と準備しておきます」


「ああ、頼むね。僕はこれで失礼するよ。また今度、打ち合わせしよう!」


 ではまたと別れる。彼の姿が見えなくなるとふぅと全身の空気を吐き出すかのように一呼吸。


 唐突に来る嵐って感じだったな…。


「なんか一日の疲れが一気に来た感じだ」


 タイラさんの娘愛は凄まじい。過保護というかなんというか。行き過ぎだとは思うがそれ程まで深い愛情がレティシアに向いている。


 ……俺は少しだけ彼女に嫉妬してしまったかも知れない。


 いや、望んでも仕方ない事だったな。


「さて、レティシアの誕生日プレゼントでも探すか」


 気持ちを切り替えて俺は街をあちこち歩き回ろうと思う。


 レティシアへのプレゼントを探しに行こう。


 俺は街の方へ足を向けて歩き出す。


 ◆


 僕の名前はタイラ。


 僕の愛おしい娘、レティちゃんがアルバルト君と依頼に行ってから帰ってこない。


 いつもは夕方ぐらいに帰ってくるので今日は少し遅くなっているだけだろうと思っていたがもう時刻は深夜だ。


 流石に遅すぎて心配になる。レティちゃんはしっかりしているし、彼もレティちゃんに近づく悪い虫だが悪い子ではない。


 2人に何かあったんじゃないかと心配になるが生憎、今日は体調が悪い。


 最近は薬を飲まなくても身体の調子が良くなってたから油断した。レティちゃんが出掛けるまで何とか平静を保っていたが今は家の布団の上で寝込んでいる。


 ……探しに行きたいがこれでは無理だ。


 こんな時、自分の不甲斐なさに怒りを覚える。来週はレティちゃんのお誕生日なのにその日に寝込む事があったら僕は自分を許す事など出来ない。


「レティちゃん、タマツキ…」


 タマツキ。僕らを逃す為にあの男、ヘリオスと戦った愛する妻の名前だ。もし、レティちゃんに何かあれば僕はタマに顔向けが出来ない。


 早く寝てしまおう。さっさと体力を回復して明日の朝1番に彼らを探しにいく。そうする事しか今の不甲斐ない自分が出来る精一杯だ。


 タイラは眠る。早く良くなってくれと彼らの無事を祈って無理矢理眠りについた。


 翌朝、タイラは目を覚ます。薬を飲んで寝込んでいたからか昨日よりはだいぶ顔色も良くなっていた。


「よし、調子は良さそうだ」


 タイラは自分の身体の調子が良いと知るや否やすぐに着替えて外へ出る。


「まずは冒険者ギルドに行ってみよう。あそこならレティちゃん達の居場所が分かるかも知れない」


 冒険者ギルドにはその人を示す身分証明書として鉄で出来たプレートが貰える。そのプレートの登録の際に本人の魔力をギルド側が持っている魔導具とプレートに登録するのだ。


 それによりその魔導具は人を探す時、プレートに登録された魔力を辿っていくことが出来る。もし、犯罪を犯して逃げてもそれがある限り追跡は可能であり、人探しにはもってこいの代物だ。


 タイラは急いで冒険者ギルドへ走る。結局、レティシアは朝まで帰ってこなかった。もしかしたら一刻を争う事態になっているかもしれない。そう思うと走っている足が更に加速した。


 タイラは身体が弱い為、激しい運動をしたりすると吐血する事がある。ギルドへ到着するまで2回も路地裏に入って吐いた。


 そうしてボロボロになりながらも入り口に到着すれば目の前にはレティシアとアルバルトの両名が受付嬢と話しているのを発見した。


「無事で良かった。レティちゃ……うん?」


 持ち前の狼獣人の鼻がレティシアとアルバルトから漂ってくる匂いを嗅ぎ分けた。


「何でレティちゃんからアルバルト君の強い匂いが?それに彼からもレティちゃんの匂いがする…」


 タイラは2人がギルドから出て行こうと身体を振り返すと同時に外の建物の影へ素早く身を隠した。


「何で2人からあんな匂いがするんだ。普通に近くにいてもこんなに強い匂いは付いたりしない!身体をくっつけない限り!」


 そこまで言ってタイラは考える。もしかしたら2人は昨日の夜、強い絆で結ばれたんじゃないかと。それは許せない。僕の大事な宝物を汚そうとする悪い虫め!問い詰めてやる!


 タイラは丁度2人が道で別れるのを確認するとアルバルトの後ろに忍び寄る。近づけば近づくだけレティシアの匂いがする。タイラは顔を更に顰め、鬼人族にも負けない鬼の形相になる。そしてアルバルトは己を見ている視線に気づいた。


(取り敢えず、警戒されない様にして聞き出さないと…)


 やあ、どうもと挨拶を交わしたが、気持ちが焦る余りつい口が滑ってしまった。


 娘の匂いが何故君からするのか?手は出していないか?


 彼は焦り、必死に言葉を並べているがそれがどうした。早くこの悪い虫を僕の天使から取り除かなくては!とあからさまな親バカを発揮しようとするタイラだったが彼の首に2つの小さな痕があるのを見た。


「ちょっとごめんよ」


 その痕を見る。彼は虫に噛まれたと言っているがそれは違う。


 ………これはレティちゃんの噛み跡だ。


 未婚の狼獣人にはその人は自分の物だという証として噛み跡を相手に付ける。その時に身体も相手と接触する為、匂いが強く付くこともある。


 成る程。つまり僕の愛おしい娘は彼を見極め、そしてこの判断を下した。


 元々、髪が黒いから怨敵に繋がるのでは?という理由で近づいた我が愛しの娘が信頼し、その上独占欲を持って彼に自分の印を刻んだ。


 これは父親である自分ですら手を出してはいけないという娘からのメッセージだ。


 タイラは目を閉じて険しい顔を沈め、笑みを浮かべる。


「そう言うことかい、レティちゃん」


 理解した。彼は自分達の敵ではない。どうしてその判断をしたのかは後で娘から聞かなくてはいけないが、それよりも先に目の前の彼にまずは謝らなくてはいけない。


 今まで僕たちが疑っていた事の意味も含めて…。


「あー、アルバルト君。疑ってしまって悪かったよ」


 まずは彼を安心させなくては。笑みを浮かべ先程の怒りは見間違えかの様に軽く謝る。


 勿論、後で彼には理由を話して改めて謝ろう。そう心に刻み込んだタイラは探していたという理由に少し嘘を混ぜながらレティシアの誕生日が来週に迫っている事をアルバルトに伝えた。


 アルバルトは是非と賛成の意を表明した。ならばお祝いを今年は男2人で盛り上げてやろうと画作する。


 この男は娘のレティシアを基準に考え、行動する。


 詰まる所、娘が幸せならそれで良いのだ。先程まで悪い虫めが!としか思っていなかったアルバルトを娘が選んだ男だからと歓迎する。勿論、アルバルトはそんな狼獣人の誓いなんて知らないし、レティシアに噛まれたとすら思っていないだろう。


 男達はレティシアの誕生日をどうするか話した後、別れる。


 アルバルトはレティシアの誕生日プレゼントを探しに、タイラは彼女が彼を選んだ訳を聞きに行く事にした様だ。


 タイラはアルバルトと別れた後、自分の家に帰る為、足を運んでいた。そして自分が隠れていた所からレティシアが出てきた事に驚く。


「お父さんの匂いがすると思って確かめて見れば、随分とアルバルトさんにちょっかいを出していましたが……覚悟はしていますね?」


 尻尾が逆立ち、レティシアの翡翠の目が縦に細くなる幻覚を見た。


 これは逃げられない。


 捕食者の目になったレティシアにタイラが問い詰められる。話の内容まで詳しく尋問されたタイラは家に帰ってそのまますぐに寝込んだ。


 ちなみにレティシアはアルバルトの後ろをつけていった。彼は何を送ってくれるのかと気になり、眠気も吹っ飛んだからである。


 いつも無表情な彼女も歳の近い異性からのプレゼントは気になるお年頃だったのである。

アルバルト

毛が思ったよりもさらさら…まるで絹の様な…。

触り心地が良かった。首の痣はいつからあったんだろう…。


レティシア

マーキングはした。尻尾も丁寧に梳かしてくれたので御満悦。寝ずの番をしていたので、物凄く眠い。


タイラ

朝帰りだと…?許せん、よくもよくも僕の可愛いレティちゃんに手を出したな!許さんぞぉぉおおお!!…あれ?あの痣って…



最後まで読んでくださりありがとうございます。


少しでも面白いと思っていただけたら、ブックマークの登録と広告の下にある【☆☆☆☆☆】で評価してもらえると嬉しいです。


モチベーションにもなりますので、感想等もよかったら聞かせて下さい!誤字脱字も教えて頂けたら幸いです!


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