LOST METAシリーズ「LOST METAVERSE≪失堕の箱庭≫」登場キャラクター(荘園ファミリー篇②)
■主人公を取り巻く人々②
領民:ケモ家の獣人たち
ケモゴロー、ケモコママ、ケモヨねえ、ケモミ、ペットのケモの5人家族。基本家族総相似形の獣人。ペットなのに家族扱いのケモに始まり、生育している家畜獣魔に至るまでソックリな顔立ち(オスは家長のケモゴロー顔、メスは年齢により家族の女性それぞれの顔)。獣魔の中でも、人間との混血(要するに歴代の主人公家の当主が孕ませた)により、亜人化が進んでいる獣人の典型例。空中浮遊荘園のファームを取り仕切っている。
鬼教官:ズィム・ファレル・サンダース
主人公の空中浮遊荘園に物理魔導道場を構える客人待遇の強奪者。すでに現役を退いており、領民に対して自衛手段として、初歩の格闘術を伝授する一方、後方で主人公をフィジカル面で鍛え上げる。
獣人は、生来の身体能力から力技でも相応の戦闘能力を発揮するが、訓練を積むことで、潜在能力が引き出される。他方、人類は、本質的に脆弱な肉体であるため、即死を免れるためにも最低限の鍛錬は必要とされる。そのため、どの領主も規模に関わらず、ズィムのような優れた指導者を領内に確保し、自前の道場を構えている。
居候代表:エリックス・イモータル
部屋住み居候の代表。他のプレイヤーキャラが「部屋住み」状態で存在していなくても、彼がかならず常駐し牢名主的に「部屋住み」を仕切っている。主人公の気のおけない友人であるとともに、戦さ場では頼れる相棒であり兄貴分。僚軍の将としてミッションに出撃させることが可能。なぜか「不死身」(主人公の魔導による「不死身性」とは異なり、必ず「偶然にも」死なない)。消息不明になっても数日後にケロッと生還するため、イモータルという通り名が付いた。普段から優しく物静かで、何事もスマートにこなすクールなダンディを気取っている。主人公の荘園経営にかかる関心事は、彼にとっては瑣末なことであり、今夜の夕食の献立の方が優先順位が高い。とはいえ、主人公が没落してしまうと彼は行き場を失ってしまうので、利害関係は一致している。必要以上に出過ぎた真似はしないが、主人公の勝利のために、そして今日の美味しい夕食のために、戦闘の準備を怠ることはない。出撃のない日でも、暇をみつけては装備品の手入れをしている。
居候代表:エリサ・イモータル
ゲームでは、上記エリックスの女性バージョンとして登場(プレイヤーキャラの性別に依存する。女性キャラならエリックスが、男性キャラならエリサが登場。動機や口調はともかく、行動そのものはエリサであってもエリックスに等しいため、ストーリー展開に差異は生じない)。怠惰でだらしない性格の女性なのに、なぜかすべていいように相手に解釈されるため、誰からも無駄に好感度が高い。
流浪の旅人:スナフ・キーン
継承の螺旋攻略には関心を示さず、もっぱら各荘園を渡り歩く根無し草。主人公が帰還すると、突然湧いていることがあり、皆に歓待されている。やっかんだ主人公からは邪険に扱われるのがお約束。独自ルートから仕入れた情報や物品をもたらす。
先代当主:ホルヘ
主人公の父親。ずでに故人。主人公が少年期(11歳)に攻略中の塔内で帰らぬ人となった。享年29歳。若かりし頃、セバス、トクダとチームを組み、名家の当主と互角に渡り合った。主人公の治める荘園は、ホルヘがギャンブルに勝利して、とある名家の御令息から巻き上げたもの。この一世一代の「戦」に対する大勝利により、スーパーラッキーガイとして彼の名を大いに世間に知らしめた。主人公が荘園規模にそぐわない人材や財政基盤を有しているのは、ホルヘが旧領を処分して棚ボタで手に入れた当地に本拠を写したためである。
ホルヘ存命時、料理長のモリモトとは、時としてライバルであり、時として共犯者の間柄だった。肉体が消滅死してなお主人公の身を案じ(ついでに浮世に未練を残し)、たびたびホルヘの方から儀礼伝送を開いて主人公と交信する。