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男の子−わが子−

作者: 如月 花喃

妊娠してからの、大変な日々。

いろいろな危機から乗り越えた日。

思い出を書きました。

私は、2歳の娘とパパとの三人家族。

平凡な日々を過ごしているときに、

あなたは空からやってきてくれた。

予定日を3日ほどすぎたときに、妊娠検査薬

を使用すると、くっきりと二本線。

妊娠したんだなと実感。

職場でコロナワクチンを打つ予定だった為、

職場の看護部長に相談。

打っても大丈夫だったので、打つ。

ちょっと心配だったけど。

大丈夫だった。

数日後、上の娘が風邪を引いたため、自転車で病院に。

家に帰って、トイレに行くと少量出血…

次の日急いで産婦人科に行くと、「袋はあるけどそれ以外

は見えない」と。

もしかすると流れてしまっている可能性があると。

私は、何も言えず、先生は1週間後見てみようと、

「それまでに大量の出血あれば、すぐに来るように」と

言われた。

産婦人科をでてから、職場に伝えた。

そして、旦那にも伝えた。

泣きながら電話になってしまった。

とりあえず、1週間仕事を休み、実家に行き安静に過し

ていたが、4日ほど経った日の夜に、再度出血した。

すぐに、産婦人科に電話し、次の日に受診した。

もう駄目なんだろうなと思ってエコーをみた矢先、

先生から、思いがけない言葉が来た。

「いてますよ。心拍もしっかりありますよ。」と。

そこには、しっかりとしがみついていた子がうつってた。

心拍もきけて、先生からは、「隠れていたのかな。

良かったですね。」と。

ホッとして、泣けてきて、すぐに、旦那と職場に電話した。

こうして、流産危機を回避して、妊婦生活が幕を開けました。

2ヶ月後半に入ってから、急に気分が悪くなり嘔吐したりを繰り返しました。

一人目のときはそこまでなかったのに、つわりが始まりました。

食べたら吐くの繰り返し、最初は水分はとれてたけど、

途中からは水分も吐いてしまうことになり、産婦人科で

2時間吐き気止めの点滴をうけました。

その後は、何とかつわりの薬を飲んだりして過ごしましたが、

つわりがこんなにきつく出るとは思っていなかった。

仕事しながらもつわりで吐いたり、仕事は介護士してるの

ですが、利用者の食事提供やおむつ交換の臭いでも、

きつかったです。

職場の2児のお母さんがいてるのですが、大丈夫?

「私がいるときはご飯をつぐとかはしなくていいですよ。」

と、優しく言ってくれて嬉しかった。

もう一人の女性職員も気にかけてくれて嬉しかった。

3ヶ月になっても、つわりは続いて大変だったけど、

しがみついていてくれてたんだから、ママは乗り切るぞっと

思いながら、毎日頑張った。

そんな矢先、今度は先生から「首の浮腫が気になる。」と

言われてしまった。

「まだ、様子をみることは可能ですが、一応検査の出来る

病院を紹介しときますね。」といわれ、数枚のパンフレット

を渡された。

家に帰って旦那に伝え、もう少し様子をみようということになった。

2週間後再度みてもらうと変わらず、「次でどうか見てから考えても大丈夫」と言われたので、次の診察まで、様子をみた。

2週間後、みてみると、浮腫はなくなり、大丈夫になった。

嬉しかった。

何があっても産もうとは思っていたし。

4ヶ月はあっと過ぎた。

5ヶ月になり、安定期に突入すると、つわりはなくなっていた。

戌の日のお参り、旦那と一緒に神社にいき、祈祷を受けた。

いつものように、神社の石を1個拾い作る安産守り。

懐かしかった。

旦那に選んでもらい、2人で作った。

一人目のときと同じ。

懐かしかった。

6ヶ月頃、お腹の子が男の子かもと、言われた。

女の子かなと思っていたら、まさかの男の子。

ビックリした。でも、すっごく嬉しかった。

その頃にはお腹がぽっこりと出てきて、一人目のときより

大きかった。

胎動も少しずつ出てきて、蹴ってるのかな、パンチしてるのかなと、想像するのが楽しかった。

職場では、気にかけてくれる人がいたり、いなかったり。

違う階の休憩まわしに行かないといけないときに、同じ階の人が、「○○さんは、一体何ができるん?」って言って、女性職員の人が言ってたと教えてくれた。

ちゃんと産まれてきてくれてありがとう。

かわいいわが子。

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