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第十八話 アノールの刺客

更新が遅れて誠に申し訳ありません!!

 魔力の使いすぎで眠ってしまったか、やっぱり瞬間移動は使うべきではなかったかな? アレ実は魔力の消費が激しかったんだよなあ。

 何か対策すべきかしら。


 まずは身体を起こして回りを見渡した。

 私は何も着ていないため、ベッドから起きた。

 すると殺気を感じて、殺気を感じる方に視線を向けるとそこには剣を持って今でも襲いかからんとする男女の姿があった。


「誰かしらあなた達は? 何処から来たの?」


 まあ、聞く必要はないけどこんな如何にも侵入者みたいな奴が我が魔王国にいる筈が無い。

 そもそも人間(闇の勇者とバージバル元王女以外)がいる筈がない。


 言うまでもないが侵入者だ。


「貴様が魔神フレイヤだな?」


 はあ? 何故そうなる······お母様と私は性格以外殆ど似ているから間違えられるかもしれないが何だかショック。


 まさか、こいつら私のこと全然知らないのかな? 別人だけど?


「もう逃げられないわよ。貴女は私達の仲間でもあり道具てもある人工勇者を殺したのだからそれ相応の報復を受けてもらうわ。」


 別人だわ!! しかもこの女魔術師だな? なら防音魔法がこの部屋に掛かっている筈だから、セバスチャン達には聞こえないわけだわ。

 特に部屋の出口の扉にはロック魔法が掛かっている。

 僅かながらにドアを叩くおとが少し聞こえるが何か慌てている?


てかっお母様何したの!?


「別人よ、誰も来ないということはあなた達は相当強力な侵入者ね。四天王が居ると思っていたけど仕事中で居ないのかな? なら侵入されやすいわけね。」


 でもよくよく考えてみれば、なんで侵入されやすいのかしらね? 私の部屋まで来たことについては生きて帰す訳にはいかないわね。


「何、別人だと? 戯けがそんなわけあるか、何処からどう見ても魔神フレイヤそのものではないか。何よりもその指輪が証拠だ。」


「嘘を着かないことね。」


 指輪? あっ、確かにあるが何故それが証拠になる? 一目見て分かったけどこれは魔力の消費を抑えるための指輪みたいだ。


 私が眠っている間に誰か付けたのだろうか?

 待てこれは······。


「ああ、そう言うこと······ふふっ」


 私が笑っていると侵入者の男は苛ついた表情を浮かべて怒鳴り付けてきた。


「何が可笑しい!? 我が偉大なる神の使いを笑うか!!」


 女の侵入者も追従するように罵倒してきた。


「そうよ! 貴女は私達に裁きを受けなければならないわ!! 大人しく裁かれなさい!!」


 口調から察するに宗教系の者みたいね。

 神の使いねぇ~、


「やっぱりお前達······馬鹿? 違うって言っているでしょうが、私はフレイヤじゃない。

エリスよ。」


そう名乗ると二人は動揺した。


「なっ、エリスだと!? ルヴィア!! どういう事だ!?」


侵入者の男はルヴィア? という侵入者の女を問い詰めた。


「知らないわよ!! 魔神フレイヤが居ないのならこいつだけでも!!」


 侵入者の女は魔法攻撃を使おうと杖を向けて詠唱した。


「闇炎・斬首」


 そう言い侵入者の女の首を闇炎で焼き斬った。


 彼女は首は宙を飛び、その表情は何が起こったのか理解できずに死んだ。


 そして、ルヴィアという侵入者の女だった身体とその宙を飛んで落ちた首は魔法で焼き払い灰だけになった。


「ルヴィア!! 貴様ッ!! 我々がアノール共和国の者だと知ってのことか!!」


剣で斬りかかって来たため、両足を灰にした。


「アノール共和国ねぇ、良いこと聞いちゃったわ。これ、宣戦布告として受け取っても良いかしらね? なら遠慮なく。」


「死ね。」


 そう殺意が籠った声で侵入者の男の上半身を蹴り飛ばした。


 男の身体は原型が留めない程ぐちゃぐちゃに吹き飛び、壁に肉と血が飛び散った。


 残った男の下半身はルヴィア同様焼き払って灰にした。


「壁のアレは······流石にやり過ぎたかも。」


 そう呟いて血で汚れた身体を魔法で綺麗にして指を鳴らしいつも着ている黒いドレスを身に付け部屋の扉を開けるとそこに汗だくになっていたセバスチャンがいた。


「エリス様ご無事でしたか!?」


「ええ、返り討ちにしたわ。

貴方も随分と慌ててたようね。

何があった?」


「はい、本当にご無事で何よりです! はい、実は情報班の情報によりアノール共和国の刺客が送り込まれたという情報が入ったのでフレイヤ様を近衛に護衛しつつ、あなた様の安全を確認しようと扉を開けようとしましたが、かなり高度なロック魔法が掛かっており、解除するまで時間が掛かってしまいました。申し訳ありません。」


そう謝罪して頭を下げた。


「まあ良いわ、顔を上げて。

他にも侵入者は居たかしら?」


 頭を上げるよう言うと彼は直ぐに顔を上げて、私が他にも侵入者が居るかどうか聞いた。


「現在衛兵を使って捜索中です。

危ないですので、お後ろに。」


「分かったわ。」


しかし、一通り分かったことがある。

アノール共和国は(分かっていることだが)敵対的でいつでもこの魔界を侵略出来る事が分かった。

 特にあの二人の侵入者の口からは『人工勇者』というワードを聞いた。

 特に女の侵入者は仲間であり道具でもある人工勇者と言っていたためもしかするとその人工勇者はとっくに完成、実戦に配備しているかもしれない。


何より―――――


「どうしましたか?」


「なんで、侵入者が侵入出来るのかしら? 魔界って意外と守りに適していない?」


「そうですねぇ、魔界は現在侵入者対策のために電気ショックのトラップを開発しておりまして、防衛に関しては問題はありません。勇者が来ない限りは。」


「······そうね、風の勇者の件もあるし、まだ侵入者が居るかもしれないし急ぎましょうか。」


「そうですな。

衛兵を集め捜索します。」


「そうしましょう。」


 衛兵を連れてなかったのか。



 そうして、衛兵を集め捜索しておよそ男三人組の侵入者を衛兵が捕え、彼らは牢獄送りになった。

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