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公爵家の長女は妹への愛が止まらない!?  作者: 彩多 花音
第一章 第2の人生を生きる時間
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5. 説明をする時間

第1章の第5話になります。

まずはお父様とお母様を落ち着かせなきゃ。

「えっとね、順番にきちんと話すから。落ち着いて!」

そういうと少し落ち着いたみたいで私の話を待っていた。どうやって説明しよう。

「まずこの絵は私が描いたの。なんでもない日だけどなんか急にプレゼントを渡したくなっちゃって。描いてある絵なんだけど、この前ロンリーにお父様とお母様の好きなものを聞いてお父様とお母様が好きなものを描いたの。プレゼントだから秘密で準備したくて。」

「もしかしてあの時リアがロンリーを借りていったのは好きなものを聞くためだったのか?」

「そうなの。だってお父様とお母様に好きなものを聞いたらなんで聞くのか絶対質問してくるでしょう。」

「うっ 確かに」

お父様とお母様は大きくうなずいた。

「疑いたくないけど本当にリアが描いたのかい?だってこの前まではあまり絵がうまくなかったじゃないか。」

確かにお父様が疑う気持ちはわかる。この前まで本当に度へたくそだったのだから。誰だって突然何かが得意になったらびっくりするもの。

「マリーナに聞けばわかるわ。絵を描いているときマリーナが一緒だったから。マリーナを呼んでくるね。」

そういってマリーナを呼びに行った。ちょうど廊下にマリーナがいたから、マリーナに事情を説明して一緒に部屋に入った。早速マリーナが説明してくれた。

「絵はすべてお嬢様が描いていました。信じられない話ですが、本当に頭を打ってから絵が上手になられたようなのです。」

そう説明してくれた。マリーナがいうならその話は本当だろうと納得してくれた。一安心だわ。でもまだ話さなきゃいけないことがある。デザートとカトラリーのことだ。

「まずデザートのアップルタルトなのですが、お母様はバラが好きということなのでパティシエたちにお願いしてリンゴでバラの花を表現してもらったのです。お母様はこのデザート気に入ってもらえましたか?」

そう聞くと

「もちろん気に入ったわ。このデザイン素晴らしいもの。リアが提案してくれたのでしょう。とっても嬉しいわ私。ありがとうリア。」

お父様には

「このカトラリーは私がたまたま注文していたものを今回のデザートの時に使えないかと思ってパティシエたちに交渉していたのです。お父様は猫好きとのことなので気に入っていただけましたか?」

と質問した。

「もちろん気に入ったよ。やっぱりリアは相当センスがいいんだろうね。このカトラリーもかわいいし、絵も取っても上手だ。すごいよリア。」

とほめてくれた。少し褒めすぎな気がするからちょっと照れる。

「ですがお父様にお母様。このデザートはパティシエたちがデザインしましたし、カトラリーも商人の人が選んだものです。だから褒めるならパティシエたちや商人の人にもしてあげてください。」

私がそういうと

「でもこのプレゼントやその他のことはリアが考えたんでしょう。だからリアもいっぱい褒めなきゃ。」

お父様がそういうとお父様とお母様が私の事をたくさん褒めてくれた。やっぱり褒められるのはうれしい。


その後お父様とお母様と一緒にたくさんおしゃべりした。おしゃべりはやっぱり心が弾むものでとっても楽しい時間を過ごすことができた。前世ではお父さんもお母さんも仕事ばかりしていてまともに家族団らんの時間を過ごせなかったから、この体験は本当にいいものだった。またこうしてたくさんおしゃべりがしたいな。


あっという間にデザートタイムの終わりの時間が来た。最後にお父様とお母様にある約束をした。

「また今度もたくさん話そう!今度はお父様の歌も聞きたいしお母様の作るデザートが食べたいな。だからまたやろうね。」

お父様とお母様はもちろんと言ってくれた。あぁ早く機会が来ないかな。

読んでいただきありがとうございました。

コメントよければよろしくお願いいたします。

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