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公爵家の長女は妹への愛が止まらない!?  作者: 彩多 花音
第一章 第2の人生を生きる時間
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4. プレゼントを渡す時間

第1章の第4話になります。

ディナーのデザートの時間にプレゼントを渡すことにした。まだディナーまでは時間があるからそわそわして部屋の中を行ったり来たりしていた。マリーナに落ち着いてくださいと言われたが、プレゼントを渡すのだからどうしても緊張してしまう。お父様とお母様にプレゼントを渡す機会はあったが、手作りのものを渡すのは初めてだからどうしても落ち着けない。前世でも友達の誕生日プレゼントを渡す前日なんかはずっとそわそわしていた。この経験は何回あってもなれないものである。バタバタしているうちにディナーの時間がやってきた。マリーナは「きっと喜んでくれますよ」と言ってくれたので落ち着いてディナーを過ごすことができた。今日のディナーのデザートにはアップルタルトを作ってもらった。リンゴでバラの載っているを作ったものがタルト生地にのっているかわいいお菓子にしてもらった。この屋敷のパティシエたちの腕は本当に一流だ。そしてカトラリーは猫をイメージしたものを用意してもらった。最近たまたま見ていたもので今度使いたいと思い注文していたものだった。ちょうど手に入ったものだったのでお願いしてこれを使わせてもらったのだ。本当にナイスタイミングだと思う。


いよいよデザートの時間だ。まずはデザートを食べる。お母様はこのアップルタルトをとても気に入ってくれたみたい。お母様はずっと目をキラキラさせながら食べていた。今度また作ってもらおうかな。お父様はカトラリーをまじまじと見つめていた。お父様がカトラリーを見つめたままデザートに手を付けないから、お母様がお父様のアップルタルトを狙っていた。お父様がこのまま手を付けないでいると本当にお母様が食べてしまいそう。するとお母様が

「どうして今日のカトラリーはこんなにかわいらしいデザインなの?リアは何か知ってる?」

と聞いてきたのだ。お父様もうなずいている。

「少しパティシエたちに聞きたいからマリーナを呼んでくるね。」

そう言って、席を外した。最悪「お花摘みに行ってくる」と言って席を外そうとしていたからラッキーだった。いよいよ実行するときが来たのだ。


廊下にいたマリーナにプレゼントを受け取って、部屋に戻っていった。お父様とお母様はその荷物どうしたのかと聞いてきた。ドキドキする。深呼吸をして席に着いた。

「お父様、お母様。私プレゼントを用意したんです。気に入ってくれるかわからないけど渡すね。」

そう言ってプレゼントを渡した。すぐにお父様とお母様はラッピングをとって絵を見た。気に入ってくれたかな?あぁ不安で心臓が爆発しそう。そんなこと考えているとお父様が

「私の好きなものがいっぱいじゃないか。絵も上手だ。もしかしてリアが描いたのか?」

お母様が

「まぁとってもかわいい!!もしかしてリアが描いたの?」

と聞いてきた。これは説明するのに時間がかかりそうだ...


読んでいただきありがとうございました。

コメントよければよろしくお願いします。

リアとはジュリアーナの愛称です。

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