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バレンタインチョコ・ウォーズ

作者: Kei.ThaWest

“あの有名パティシエが一日限定で出店!!”


“数量限定!!完全日本限定発売!!”


“最高級のオーガニック素材をふんだんに使ったかつてない奥深い味わい!!”


“SNS上で話題沸騰!!この機を逃すと二度と入手できません!!”


 扇情的な謳い文句が立て続けに目に飛び込んでくる。


 今回発売されるバレンタインチョコがいかに優れたものであるかを、これでもかという程がなり立てる公式サイト。でかでかと表示された惹句と、いかにも自然素材といった風なカカオや渓流や畑やスパイスの写真が並んでいる中に、チョコらしきものが黒抜きで配置されている。つまり商品の実際の写真というものはそのサイト上には一つも掲載されていない。


 実物が見えないにも関わらず、その謎めいたサイトへのアクセス数はうなぎ登りであった。


 時はまさにバレンタインデー直前。多くの女性にとって(一部、男性も?)その日は特別な意味を持つ。敢えて説明は不要であろうが、一応ここで整理しておこう。


 バレンタインデー、それはある者にとっては戦争であり、またある者にとっては狩猟であり、更に別のものにとっては通過儀礼である。また友情の確認であったり自分へのご褒美であるといった向きもある。とにかく種々の欲望が個人法人問わず乱れ飛ぶ、年一回の一大イベントである。


 特に意中の男性をこの機会に射止めたい女性にとっては、どんなチョコを渡すのかは死活問題である。百貨店で有名ブランドの逸品を買い求めるか、自分で作って愛情を前面に押し出すか、マイナーな個人店で買って自分のセンスを売り込むか、悩みは尽きない。

 

 相手の好みも当然調べておかなくてはならない。情報戦である。ひっそりと忍者のように、CIAのように、KGBのように、探りを入れる。


 渡すタイミングはどうか。職場の昼休憩に?ディナーでも誘う?学校の放課後?塾の帰り?

 シチュエーションも重要だ。TPOをわきまえておかなくては、重い女に思われたり軽い女に思われたりするものである。


 まぁまぁ大げさに書いたが、それぐらい人によっては大げさなイベントなのである。

 

 かくいうこの物語の主人公、ユウも重大な決意を胸に秘めてその日を待つ女性の一人なのだ。


 恋多き女性である彼女はまさに現在進行形で恋い焦がれるバイト先の先輩レン君に自身の恋心を吐露する為に、バレンタインチョコを吟選している段階だった。


 ここは外せない。ここは決めたい。何もチョコだけが全てを左右するわけではないが、何しろレン君は自他ともに認める大のチョコ好き。すなわちバレンタインデーこそ、このスリムで高身長で笑顔が素敵で仕事が出来てファッションセンスもあって頼りがいもあるイケメンをゲットするまたとない好機であることは疑いようがない事実である。


 このレン君というのは上記のような特性を持つ昨今なかなか見ない完璧超人であるが、そのバッグにはいつも大抵チョコ菓子を忍ばせているところが逆にカワイイと更に評価を上げる要因となっているところからもわかる通り、世に稀に出現する“痘痕(あばた)笑窪(えくぼ)”タイプの何をやっても許されるし何をやっても女子から好かれるタイプの男の子なのだ。


 当然のことだが、倍率は高い。恐らくバイト先の女子のうち8割くらいはこのレン君に惚れている。


 ユウはジャンル分けするならばギャル系である。派手なファッションと派手な語り口、多少姉御肌、これに恋多き奔放な女性というエッセンスが加わる。

 対するレン君はロックバンドでギターでも弾いてそうなシュッとしたアクの少ないイケメンである。

 一般的見解からすればお似合いとは言い難いし周囲の者達もユウがレン君に惚れているなどとは考えていない、とユウは勝手に思っている。


 だが誰が何と言おうと、世間一般がどういう判を押そうと、ユウはファーストコンタクト時から直感でレン君にビビッと来てしまったのである。


 そしてこの甘党のイケメンを振り向かせる為、チョコ選びに血眼になっているのであった。


 そのサイトとユウの邂逅は偶然だった。バレンタインデー直前ということでSNS上でもその話題で持ち切りであったが、その中に気になるログを発見したことが始まりだった。


“口コミで評判の、有名パティシエのバレンタイン限定チョコ”


 そんな風な見出しだったと思う。更にそこから辿っていくと、その有名な(なにがし)とやらがすごい経歴の持ち主ですごい技量の持ち主でかつ日本人であり今年のバレンタインデーに限定店舗をオープンさせるということが分かった。しかも、たまたまではあるがこの人物のチョコのファンと思しき多くの男性からの感想が投稿されているのも見つけてしまったのだ。


“このチョコってワイルドな味がして、なんかセクシーだよね”


“そうそう、野趣があるっていうか、アウトドアの時に静かな山奥の清流の傍に香る朝露のにおいっていうか”


“ウマイ、デス”


 ワイルドと朝露には月とすっぽんくらい差がある気がしたが、それは置いといても男性人気も高いパティシエであることが分かった。


 気になり出したら止まらない。検索エンジンをフル活用して早速、(くだん)の限定店舗について調査を始めた。すると、店舗の公式サイトが見つかった、というわけである。


 商品の詳細はぼかされていてよく分からない。チョコレートであることは辛うじてわかるが、その実態は不透明である。逆にそのもどかしさが期待をうまく煽ってくる。


 最近では有名人となると大抵何らかのSNSを利用しているものだが、このパティシエは硬派なタイプなのだろう、ネット上での活動は確認できなかった。


 本当に美味しいのだろうか?

 そもそも、凄腕のパティシエとはいえ一般認知度の低い人物の限定チョコに、いいリアクションをもらえるだろうか?


 ユウは真剣だった。普段はマジになる機会など滅多にない浮き雲のような性格の彼女であるが、今回ばかりは愛しい彼のために本気の本気、100%中の100%で勝負チョコを選定している。


 SNSという大鍋の中を丁寧にアク取りするかのように執拗に調べていくと、この限定店舗に関する話題がいくつも出てきた。


“欲しいんだけど、お店が遠いんだよね”


“そうそう、千葉県の、房総半島だっけ?”


“アクセス最悪”


“お店のすぐ横が畑らしいよ”


“でも逆に自然派って感じ”


“立地が悪い分、ここで買ったら絶対喜ばれそう”


 なるほど、そこそこの話題にはなっているようだ。だが房総半島とは、これまた辺鄙な場所に店舗を構えたものである。自然派が行き過ぎて畑まで自分で作ってしまうとは。でもカカオはどうせ輸入なんでしょ?


 とまぁ、疑問符やら感嘆符やら悲喜交々がSNSとリンクするかのようにユウの中を駆け巡るも、結局は、結果的にはユウは電車に揺られガタゴトと現地へ赴くことと相成ったのであった。



 13日の夕方、見渡す限りの田園風景にいい感じの夕焼けが広がっている。気温は低いが天候は晴れ。

 どうしてこんな時間にお店へ向かっているのかというと、オープンがそもそも夜からだからだ。


 なぜ、こんな一時間に電車が一本しかないような片田舎で、しかもオープン時刻を夜にするのか。その上、店舗の近くに駐車場は無いらしく、公共交通機関をご利用の上お越しくださいなどとふざけたことを抜かしている。


 正確な開店時間は公式サイトには記載されておらず、しかしオープンは日が暮れてからと明記されてはいたため、ユウは念のため日が落ちる前の電車に乗り込んだのだ。


 見るとこんな糞田舎の電車に、うら若き女性たちが幾人も乗り込んでいる。そして視線がチラチラと合う。これは間違いなく、アレだ。買いに来た女達だ。一様に目がギラついているからすぐに分かる。


 チクショウ、負けてなるものか。闘志がメラメラ湧いてくる。電車が駅に到着したら真っ先にホームを駆け出そう。そう心に誓う。


 そして、到着。

 自動ドアが、自動じゃなくて手動でボタンを押して開ける方式だったので、ユウはさりげなくドア近くに立ち誰かが開放するのを待った。


 ボタンを押す役は損だ。

 ドアの正面に陣取れないから、スタートダッシュで出遅れてしまう。


 のほほんを絵に描いたような老女がボタンに指を触れた。


 瞬間、車内に緊張走る。


 誰もが、獲物を狙う豹のように、その一点を見つめる。


 OL風のパンツスーツ姿の女、コンサバファッションに身を包んだモデル風の女、制服姿の学生、野暮ったい服や化粧のおばさん。

 

 そして、狩猟民族のフェイスペイントのようにガッツリ勝負メイクをしたユウは、伸縮性の高いスキニージーンズを履き、ぺったんこのスニーカーでいざ尋常に……。


 ピンポン。


 ドアが開く。


 一斉に、女たちが動いた。

 房総半島の片隅に静かに佇む田舎駅から、暴走列車のような速度で女たちが猛ダッシュ。これが口コミの力!これが有名パティシエ!!これがバレンタインデー!!!


 走る。

 走る。

 転ぶ。

 そして走る。


 女の執念、げに恐ろしきかな。


 美しく黄金色に輝く田園に伸びる未舗装の道を、スプリンター達は征く。

 ヒールを履いてオシャレにキメてきた者達がまず脱落した。

 スカートの者達が次に。

 年老いた者達も、ここであえなくリタイア。


 スニーカーやジーンズ、果てはジャージ。

 スポーティな恰好をしてきた者達がここで横一直線、デッドヒートを繰り広げる先頭集団を形成した。

 箱根駅伝より視聴率が取れそうな過酷なチョコレート競争である。


 やがて、実にみすぼらしい店舗が……じゃなかった、テントが、地の果てに見えてきた。

 テント!?


 目に厳しい黄緑色のビニールテントの横に木の札が刺さっている。

 店舗名が、確かに彫られている。間違いない。ここが例のパティシエの店だ。


 しかも周辺は畑しかない。

 畑の間を縫うように走る畦道のドンツキに、その店舗(テント)は屹立していた。


 いいのか!?

 本当にこんなみずぼらしい佇まいで!?


 だかもはや、後戻りはできない。

 腹をくくって、行くしかない。


 テントの前に立つ、頭頂部にちょこっとだけ残った髪をタマネギみたいにとんがらせて金髪に染めている怪しげな初老のシェフ姿の男性の元へ。

 

 かつて陸上部でブイブイ言わしていたユウの脚力が一歩先んじる。

 誰よりも早く、誰よりも先に、あそこへ。


「バレンタインチョコ、おひとつぐだざいぃぃ!!!!」



 簡素な、真っ白い紙製の手提げ袋に入れられた包み紙。その中身はもちろんチョコレートなのだが、この包み紙ったら本当に、センスのカケラもない。ただのチョコレート色の包装紙に、白色で“chocolate”と書かれているだけの代物だ。


 騙されたんじゃあないか!?

 疑念が過る。

 しかしもはや後の祭りというやつだ。

 もう帰りの電車は一本しかない。

 いや、正確にはもう一本あるのだが、それに乗ると家に帰るのが深夜になってしまう。

 この二本の間は2時間開くのである。


 ユウは憂鬱な気分のまま駅へと到着した。

 同じような憂鬱さを湛えた者達がそこかしこにいる。

 もう今からでは当日までに他のチョコを用意する時間はない。

 まぁ明日の午前中くらいに頑張れば、買えないこともないが。


 ふと背後が騒がしくて振り返ると、ここへ来た時には夢中だったので全然気が付かなかったが、駅前に一軒だけ存在するお菓子屋さんに女性たちが群がっていた。


 何事か!?


 野次馬根性が働いて、少しそちらへ寄ってみる。駅のホーム内からでは具体的な状況はわからないが、どうやらそのお店でもバレンタインチョコが売っているみたいで、女性たちはそれを買い求めている様子だ。


 あの有名パティシエの店のチョコは、早々に売り切れてしまったらしい。

 だから、たまたまここに一軒だけあったお菓子屋さんに行列ができたわけだ。

 偶然ではあるが、あのお店の店主も予想外の繁盛に大喜びだろう。なんでこんな田舎に今どきの女子がワンサカ訪れているのかわけがわからないだろうが。


 その時、ホームに電車の到着を告げるアナウンスが鳴り響いた。

 お菓子屋さんに列をなしている女性たちは次の便を待つのだろうか。

 ご苦労なことだ。

 ユウはため息を一つついて、今一度、見るからに安物っぽいチョコの袋を眺めた。


「こんなの渡して……大丈夫なのかなぁ」


 

 翌日、ユウは意を決してチョコをレン君にプレゼントした。

 レン君は満点の爽やかスマイルでそれを受け取るとその場で開封し一粒、口に放り込んだ。

 そして無表情で一言。


「何これ!?全然普通の味だけど」


「うそ!?ちょっと一つもらっていい?」


 慌ててユウは一粒分けてもらって自分でも食べてみた。まぁ嫌な予感はしていた。あの店舗(テント)やパッケージのしょぼさからして、大した味ではないんじゃないかと予想はしていたのだが……。


 食べた感想。

 うん、どこにでも売ってるような、甘くてくどい安物の味だね。




 と、ここで時間は遡る。

 13日夜、房総半島のとある駅前に一軒だけ存在する寂れたお菓子屋にて。


「わっはっは!」


 腹のぜい肉をたっぷりと揺らしながら白髪の老人が大笑いしている。

 札束が無造作に畳の上に散らかっていた。


「ボロ儲けボロ儲け!

 タッちゃん、あんがとよ!」


 某有名パティシエ……のフリをしていたタマネギ頭のタッちゃんが酒で酔った赤い顔でニヤリと笑った。


「ちょろいもんよ!

 しっかしあんなのでほんとにこんなにお客さん来るもんなんじゃねぇ」


「それもこれも、ワシがたっくさん勉強したからじゃ。

 えぇ、インターネッツの、よ」

 

 「トクさん、ずっと本ばっか読んどったもんなぁ」


「エスエネエス、ってぇのよ。

 口コミ効果で、嘘っぱちの料理人を仕立て上げて田舎へ客寄せしてよ、チョコは売り切れちまったからって言やぁほれ、駅前のワシの店に客が雪崩れ込んでくるって寸法よ」


「トクさん、狡賢いのぉ」


「バカおめぇ、勉強したからだよ。

 いくつになっても勉強、勉強が肝心なんじゃ」


 トクさんは、たいしてもうからないお菓子屋を営んでいた。

 一生しみったれた貧乏暮らしをして、枯れるように死んでいこうかと覚悟を決めかけていた矢先、たまたまテレビで見たSNSによる口コミの話題に目が釘付けになった。


 インターネットで話題になって、口コミで大ブーム。

 これだ。

 これしかない!


 齢65からの一念発起であった。

 パソコンを買い、ホームページ制作の本を買い、ビルダーを買い、インターネットの大海を渡り歩き、孫に電話し、着々と準備を進めた。


 嘘のホームページを作成し、フリーメールのアドレスを片っ端から取得してSNSで複数のアカウントを作成し、ありもしない話題を演出した。


 すると予想以上に反応が返ってきた。これはいける。確かな手応え。


 そして知人のタッちゃんにパティシエ役をやってもらって、その辺で買ってきたチョコをインターネットで買った包装紙と容器に詰め替えて30セットだけ売ったのである。

 これを買いそびれた客がみんな駅前の自分の店に流れてくるという策略だ。


 なにしろここは辺鄙な片田舎。夜に店を開ければもう、他では買い物も出来まい。


 狙いは見事に当たり、大勢の客がチョコを買ってくれた。人生で最大の売り上げである。


「けどトクさん、そんなにまでして金儲けなんかして、何に使うんだい?」


「何って、そうだなぁ特に目的があったわけじゃねぇけど……FXでごっそり稼ぐかNISAでコツコツ貯めるか……」


「おっ、ハイカラだねぇ」


「勉強勉強じゃ、資産をしっかり作って息子夫婦や孫に楽させてやるか」


「いい心構えじゃねぇかい」


 そうして二人してひとしきり笑った後で、この祝勝会はお開きとなった。



 タッちゃんの自宅はトクさんの家からすぐ近くである。歩いて一分とかからない。二人は古くからの親友であり、ずっとこの田舎町で暮らしてきた。


「おーい、帰ったぞー」


 タッちゃんは玄関をガラガ開けて妻に声をかける。パタパタとスリッパと鳴らして妻が出てきた。


「あらアンタ、お帰り。

 すごかったみたいじゃない、あのお店」


「あぁ、大当たりよ。

 こうなりゃ来年も同じ手を使ってボロ儲け出来るかもなぁ」


 大口開けて笑いながらタッちゃんは二階の自室へ上がっていく。


「飯は食ってきたし、風呂は後で入る」


 妻に告げて、さっさと自室へ籠った。何をするかというと、まず、パソコンを立ち上げる。そうしていつものようにお気に入りの某巨大匿名掲示板を覗きに行くのだ。


「さぁて、報告報告」


 そのスレッドは大盛り上がりだった。

 タイトルは、以下の通りである。


 “架空のバレンタイン限定店舗を作って女さんを騙そうぜ”


 最初にSNSを用いた自作自演の口コミ作戦を立案したのはトクさんだった。

 だが、その口コミに対して多数のレスポンスを仕掛けたのは何と、このタッちゃんだったのである。


 密かに掲示板にスレッドを立て、有志を募りネット上にトクさんの店舗の話題を拡散した。その上で状況を見守り、お祭り騒ぎをしようと持ちかけたのである。

 この狙いは大成功、瞬く間に面白い物好きの匿名有志達が集まって、ありもしない有名パティシエのバレンタイン限定店舗の話題はSNSの俎上(そじょう)に見事なまでに華々しく載った。


「どうだいトクさん、人生も悪くねぇだろ」


 タッちゃんが独り言を言った。


「枯れるように死のうだなんて、滅多なことを言うもんじゃねぇよ。

 俺だって勉強して、こうやってトクさんの店を繁盛させることに一役買ってやったぜ。

 まだまだ、俺達みたいな年寄りもやれるってことよ」


 旧友のほくほく顔が、脳裏に浮かぶ。

 タッちゃんは満足して、自分が立てたスレッドに書き込みを行った。


 “次はどんな架空の店舗で釣る?”





バレンタインチョコ・ウォーズ

終わり


どうも、初めまして。

Kei.ThaWestと申します。

普段はあんまり明るい話を書いていないので、こういう感じの誰も死なない短編を書くのは今回が初となります(笑)。


何とかかんとかバレンタインデー当日の更新に間に合わせることが出来て一安心。

もしよろしければ評価ポイントや感想という名のチョコレートをどうか、僕にもお裾分けください。


ここまでお読みくださり、誠にありがとうございます!



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― 新着の感想 ―
[一言] 「普通のチョコじゃん!?」となったのちにどうなったのか⋯⋯気になるところですねえ。 皆が幸せになったかは分からないのに、この謎の満足感。良かったです。
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