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面接

圭斗「ふぃーーー やっとこさ家に帰れた!」


今朝の凍死の件でアミュが「こちらにも非がありますね。」と言って部屋の中の鍵を圭斗に渡してくれた。

圭斗の家は1DKで一人暮らしなら全く不自由のない生活を送れる。


圭斗「えーと、今日は?」


ペラペラと手帳をめくる。


圭斗「今日はN社の面接か...」


朝飯を済ませ歯磨き、洗顔、髭剃りを順にこなし最後に髪を七三分けを少し崩した感じの髪型にセットしスーツに着替え鞄を持ち 革靴を履いてドアを開けた。


圭斗「うん今日もいい天気」


電車に乗って15分そこから歩いて20分のところにあるN社に着いた。


圭斗「よし!今日こそフリーターを卒業してやる!」


だかこの時の圭斗は知らない...

この小説の話的にフリーター生活を卒業することが出来ない事を...


〜面接待機室〜


面接待機室に入った瞬間圭斗の目に信じられないものが入ってきた。

なんとそこにはスーツ姿の人だらけの中に一人なーんか既視感のある異世界の服を着た190センチを超える大男がいた。


圭斗(バルク⁈え?なんで?一瞬は人間違いだろうと思い無視しようと思ったけど異世界の服着てるし無視しようも無視できなかったじゃねーかよ!!

つーか受付はどうしたんだよ!とっくに受付最終日は過ぎてるのにおそらく昨日この世界に来たバルクがどうやってここにいるんだ⁈)


バルクは奥の方に座っている

圭斗は気付かれないように前の方に座った。

それははたから見たらどう見てもコスプレしたイタイおっさんと仲間だと思われたら落ちるに決まってるからだ。


バルク「おお!圭斗ではないか!やはり圭斗もこの世界に来ておったか!」


圭斗(まぁ...ですよね...見つかりますよねー)


バルク「おぬしが来たのはすぐわかったぞ。魔力探知で一発だからのう!」


圭斗(魔力探知とか言ってるよー。やべーよ。完全にヤバイ奴じゃん!)


バルク「ここでは前の世界の金は使えないらしいからな。だからここで働こうと今日飛び入り参加したわけよ!はっはっは!」


圭斗(聞いてないのに知りたい事言ってくれたよ。というか飛び入り参加て...普通できないだろ...つーか昨日来てもうこんなに社会の事を理解したのか⁈すげーな...おっさんのくせに)


バルク「しかし、皆揃いも揃って同じ服を着ているなもしかしてこの世界では面接会場にはその服で行くのか?」


圭斗「そうだよ。あとこの服はスーツって言うんだ。」


バルク「うむ!では、そのスーツを買いに行くか!いや待てよ...金がなかった。なら、スーツを買う金を稼ぐためにこの会社に入ろう。して、そのためにはスーツが必要...」


バルクは腕を組んで難しい顔をしている。


圭斗(何一人で勝手に無限ループにハマってんだよ⁈)


圭斗「あとバルク、こういう場では私語は厳禁な。」


バルク「あいわかった。」


職員「では、つぎのグループの方はどうぞ。」


圭斗とバルクは立ち上がった。


圭斗(え?バルクと同じ⁈まじか...)


圭斗は声が出そうになったがギリギリで堪えた。


〜面接会場〜


面接官「では、なぜこの会社に入社しようと思ったのですか?」


圭斗「はい。僕が弊社を志望した理由は、○○○***・・・で、○○○***・・・だと思ったので僕の○○○***・・・を活かせると思ったからです。」


面接官「はい。ではつぎのあなた。お願いします。」


バルク「?...俺か?理由か...ここは嘘でも言って取り入ることが最善解なのはわかるが、うまく取り繕うことが苦手なので本心を言おう!それは、お金が必要だからだ!!!以上!」


圭斗(えーーーーーー!!!!!)


またも声が出そうになったがまたもやギリギリで堪えた。


〜面接終了後〜


圭斗「バルクは家はないよな?」


バルク「無い!」


圭斗「だよな...仕方ない...俺ん家こいよ。」


バルク「おお!すでに家まで手に入れているとはさすがは圭斗だな。」


圭斗は後々めんどくさい事にならないようにこの世界は元々自分がいた世界だということをバルクに説明した。


〜数日後〜


合否の通知が来た。


圭斗は話的にいくら頑張ってもやはり不合格だった。


バルクは、受かった。


そして圭斗はショックで死んだ。

つまり気が向いたら続けますということですね

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