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帰ってきました

時計は午後12時を指している。

口からは白い息が出ている。


圭斗「寒っ」


俺はまたこのボロアパートの前に手を擦り合わせながら戻って来た。


圭斗「つい1時間前まで異世界にいたとは思えないな...」


今着ている服は異世界の物なのでこの世界ではとても浮いて見える。

この格好ではさすがに恥ずかしくて外を出歩けないので早くこの世界の服に着替えたかった。

というか、さっきスクランブル交差点で冷たい目線の嵐をくらったばかりだった。

そしてアパートの自分の部屋の前に来た。


圭斗「誰もいないけど、ただいまっ......⁉︎」


自分の部屋のドアノブをひねっても開かない。

ガチャガチャガチャ!

いくら頑張っても開かない。

圭人は一気に血の気が引くのをはっきり感じた。


圭斗「え...?嘘でしょ?」


俺は青ざめた顔で自分のポケットをあさった。


圭斗「鍵...異世界に忘れた...」


そういえば言い忘れたけど圭斗の部屋は二階にある。


圭斗「おい...なんだ?そのあからさまな後付け設定は...」


圭斗は呆れながら通路の柵にもたれかかった。


圭人「あれ?もしかしてさっきのあからさまな後付け設定ってまさか...!」


圭人はしまった!と思ったがもう遅かった。


バキッと音をたてて柵が壊れた。そう錆びて脆かったのだ!もちろん圭人も柵の残骸とともに2階から落ちた。


圭人「くそぉーー!!!このクソボロアパートォォォォ!!!!!」


圭斗は目を覚ました。ボンヤリしていた視界がハッキリしてきた。

すると、見たことのある人が前に座っていた。


アミュ「あなたは死にました。」


圭斗「?」


アミュ「あなたは死にました。」


圭斗「はい。聞こえてます。」


アミュ「今度はコンクリート製のアパートの一階の床に刺さりにいったと...学習しないですね...なんですか?アスファルトは無理でもコンクリートならいけると思いました?もしかしてアスファルトの時はつまづいた足を支点に遠心力を利用したけどそれでは力が弱かったから、今度は二階からという大きな位置エネルギーを利用したらいけると思いました?残念ですが無理です!!」


圭斗「知ってます!別に位置エネルギーがどうこうとかは考えてません。」


アミュ「そうですか...では、元の世界に戻します。」


圭斗「え?え?え?今度こそ天国じゃないの?また戻るの?どうしてですか?」


アミュ「あなたが異世界にてなした魔王討伐は偉業中の偉業ですのであなたは元の世界で寿命で死ぬまでの命は保証されてます。ですからいくら死んでも元の世界に戻ります。」


圭斗「戻りますってことは拒否権はないですよね?」


アミュ「もちろん!」


圭斗「分かりました。それじゃあ一つ頼みたいことが」


圭斗の体が浮き始める。


アミュ「何でしょう?」


圭斗「俺の部屋の鍵、異世界に忘れたみたいなので元の世界に送っておいてください。お願いします。」


圭斗はよく分からない世界の上の方に上がった。


アミュ「それでしたら、すでに送ったはずなんですけど。」


圭斗「え?!じゃあそれは何処にありますか?」


アミュ「あなたの部屋です。」


圭斗「はい。詰んだーーーー!!」



圭斗は元の世界に戻ってきた。


圭斗「...」


圭斗はとりあえず自分の部屋の前に立った。

そして諦めて寝た。


〜次の日〜


圭斗「...」


アミュ「この世界を出てから帰ってくるまでの時間が約1時間...おそらくワールドレコードです。おめでとうございます。」


圭斗「凍死ですか?」


アミュ「凍死です。」

需要ないのに書いてるね

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