表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

二話 二人の始まり


二話 二人の始まり


白銀の少女の一言で白竜は化物に体当たりし、あっさり倒した。


その隙に白銀の少女はユウと少女の手を掴み、細道へと入った。三人はそのまま進み続け、落ち着けそうな場所で止まった。


「よし、ここまで来ればもう大丈夫だろう」


三人が止まった場所は、さっきとは打って変わってとても静かな場所だった。


「ごめん、勝手に動いて。あと、助けてくれてありがとう」


「ほんとうだ! お前達の方に道があったから良かったものの、なかったら私は見捨てていたぞ!」


「ほんとうにごめん!」


腕を組みながら優しく怒る白銀の少女に、ユウは反省しながら謝る。


「その子のことも助けられたし良しとしよう。それにその子、死の恐怖を感じて気を失っているようだし


な。まあ、じきに意識を取り戻すだろうが」


一息ついて落ち着いたユウは、ダンジョン祭の話を切り出した。


「これは本当にダンジョン祭なのか? 僕の知っているダンジョン祭は、迷宮をただクリアするだけなのに、なんで神話の化物、オーガが出てくるんだよ!」


ありえない状況に置かれ、動揺するユウに、白銀の少女は落ち着いた声で答える。


「本来のダンジョン祭は、君が言うように迷宮をクリアするだけのものだ。だが、今年のダンジョン祭は例年とは全く違ったものになっている」


「何で君は、違っているって事を知ってるの?」


キョトンとした顔でユウは聞く。


「言っただろう。妾はトゥール国の王女だ。そしてトゥール国はダンジョン祭の開催を担う、七国の中の一国だ。当然ダンジョン祭の内容も知っておる」


「確かに言っていたかも。オーガに襲われてる状況だったから聞き流していたけど……この話も相当ぶっ飛んでるな……」


今更ながらに、その時の状況の凄まじさを思い起こす。


「そうだ!例年とは違うって言うのはどうゆうこと?」


「今年のダンジョン祭を考えたのは七王じゃない。その背後にいる何者かが考えたものだ」


「どうしてそんなことが分かるの?」


「七王会談の時、王ではない何者かが参加し、会談を仕切っていた。そしてその会談の内容はダンジョン祭と、神話の化物、オーガ供の話だった」


「今更だけど、とんでもないことに巻き込まれてしまったみたいだな」


ユウは、顔をひきつらせながら頭をボリボリと掻く。


「それで、何をしようとしているのかを探るため、連れの者と参加したんだが、すぐに逸れてしまってな、一人オーガと戦っていた時に、君と出会ったのだ」


「そんな壮大なストーリーがあったんだ……」


壮絶な情報が入ってきてユウの頭はパンクしそうだった。


しかし、そんなことは御構い無しに白銀の少女は話を続ける


「そう言えば、まだ名を聞いていなかったな」


「ん、ああ僕の名前はタツキ ユウ好きな呼び方で呼んで。貴女のことはなんて呼べばいい?」


「ああ、そうだな。本当の名は使えないからな…」


一番大事な所を考えていなかったのか、頭を抱えて考え始めた。


「まだ決めてないなら、ハクって言うのはどうかな? 白銀の髪に因んで」


「ハク……か。うん気に入った! ハクという名にしよう」


「じゃあ、これからよろしく、ハク」


「ああ、よろしくなユウ」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ