14.【エンドゲーム③】本編14話『盤上のワルツ』の補足説明
本編の14話に、クイーン1個だけで敵のキングを追い詰める(最後のメイトだけ味方キングと協力)ってのがありましたね。
アレ、詳しく色々書きすぎると内容がクドくなると思って説明が漏れている部分があるので、ちょっと補足説明しておきます。
まずはこの図から
この初期局面には重要なポイントがあります。
白のクイーンは、黒のキングから見てナイトの動きの位置に持っていくんですが、味方のキングの位置に注意しないとちょっとめんどくさいことになります。
例えば白のキングがこうだったら・・
この場合、相手のキングと同じ動きをするんじゃなく、囲う方向を変えて味方のキングが囲いの外にくるようにします。その場合、一時的に相手のキングから見てナイトの動きをした位置じゃなくなっても次の手で調整すれば問題ありません。
例えばこの局面で黒が1…Kd6としたら、以下2.Qg7 Kc6 3.Ke7とします。
これで、相手のキングから見てナイトの位置を維持したまま、味方のキングが囲いの外に行きました。後は相手のキングとおんなじ動きをしていけばOKです!
本編で触れたように、相手キングが一番隅っこに来たらナイトの動きをした位置にクイーンが行くとステイルメイトの引き分けになってしまうので、わざと一つだけ遠い位置にクイーンを持っていきます。
こうなると、黒のキングははじっこの2マスを行ったり来たりするしかできません。
だから白はゆっくりとキングが歩いてc3までいってからクイーンをb2に持っていけばチェックメイトにすることが出来ますね。
じゃあ、こんな局面はどうしますか?
この局面から、黒が1…kg7としたとします。
このとき、白のクイーンは『黒のキングと同じ動き』が出来ません。
もしもこういう形になったら、やっぱり『囲う方向を変える』のが役に立ちます。
この場合は『相手のキングから見てナイトの動きをした位置』を維持することもできます。
そうです。2.Qf6とするのです。
ここからまた同じパターンに戻って黒のキングを追い詰めることが出来ます。
ちょっと例外ばっかり強調しちゃうみたいになっちゃいましたが、基本は『相手のキングから見てナイトの動きをした位置』にクイーンを持っていき、後は相手のキングと同じようにクイーンを動かしていき、最後の相手のキングが隅っこに来た時だけ1マス外す、って覚えとけばだいたい大丈夫です。
余談ですが、実はこのパターンでのクイーンメイトは結構強い人でも知らない人も多いです。
まあ、普通のクイーンメイトができたらあまり必要ないとも言えるんですけどね。
でも、こっちの方が覚えやすい、って人もきっといると思います。
お気に召したら是非覚えてみてください。




