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イヌと僕

なんとなく書いたものなので期待はしないでください。

猫とは実に自由なもので、いつも昼寝ばかりしている。

人間は忙しく動き回って仕事にいそしんでいるというのに、本当にのんきなものだ。


飼い猫の「イヌ」がどこからか拾ってきたのかどんぐりを肉球でもてあそんでいる。

何が面白いのかあっちへころころ、こっちへころころと転がしていた。


「君は本当に毎日毎日楽しそうだね」


僕はこの重く苦しい世界で生きているというのに。


「君の世界はきっと、すごく楽しいんだろうね。なりたいなんて無理なことは言わないけど」


この子をあえて「イヌ」なんて名前にしたのは、ただの気まぐれだ。

たまたま捨て猫だった子猫のイヌを拾って

面白半分に正反対の名前をつけてみた。


だって、そうしたら僕だけじゃない気がしたから。

僕の名前は更科勇気。

勇気なんて無いくせに、親は勇気を持っていて欲しかったらしい。


「にゃあ」


イヌが僕の足のそばで鳴声をあげた。

足に擦り寄ってきたので抱き上げて、膝の上にのせた。


「慰めてくれるの? ありがとう」


静かな縁側で僕はぼけっと空を見上げた。

たぶんまだ続きます。

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