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Memory Days  作者: 棗蛙彌
1/1

page2:約束

凪杏=なぎあん


相沢美野里=あいざわみのり


伊原せな=いはらせな


長谷敬太=はせけいた


和泉香里=いずみかおり






   美野里が教室へ向かうのを見ていた私に、せなは挑発的な目を向け、美野里の後を

   追って教室へ走っていった。

 


   実は、私・美野里・せな。のグループに本当はもう一人いた。

   その子は、香里といい静かな性格の女の子だった。

   私は呼び出されなにされたかを、まるでチクルように香里に言った・・・


   


   『あぁぁぁありえない。ホントウザィ・・・美野里が告んなかったから敬太は

    うちの所に来たんでしょ?なんで怒られなきゃいけないわけ??』


   『美野里は、敬太が杏ちゃんの事好きなの小6の時から知ってたんだよねぇ』


     と香里が言った。 確かにある日の帰り道に


   『敬太はいつからうちなの??』 と、聞いた日があった・・・


   『ん〜一筋になったのは6年の時だなぁ』 って言ってた。


   6年の頃、香里・せな・美野里は同じクラスで私だけ違うクラスだったのだ・・・

   香里は6年の頃の敬太について話はじめた。



   『敬太、結構杏ちゃんの事好きだったよ。「あ」とか言うとすぐ顔赤くなっ

    ちゃってね。周りの男子に「杏の事好きだべ」とかよく言われてて、なにも抵抗

    しないで、黙って照れてたんだよ〜』



   ・・・・・・・・・・・・・・・結構驚いた。。。6年の時は敬太の事は

   眼中に入っていなかったので。。。


   


 

   『遅れてゴメン』

   『うん。いいよ 行こ!!』 

 

    いつものように遅れてくる敬太に私はトキメキを覚えてしまった・・・

  

   『敬太・・・なんかカップルらしいことしようよ!』

   『えっ。どんなこと??』

   『ん〜こういうの!!』


   と私は、空に□を書いた。漢字で読めば“くち”と読むのを期待して・・・

   だが可愛いらしく単純な敬太は


   『しかく??』

   『あぁ・・・じゃぁ・・・漢字で読んでみて』

  

   『・・・・・・・あぁ!!!!  えっっ!!』

  

   というやり取りで、やっと伝わった。ほっぺに・・・と思ったのだが、遅い時間

   なので、明日という事で約束をした。


   

   もちろん知ってるのは2人だけ 自分にしてはめずらしく、早く明日になってほしい

   と思っていた。

 

   

  

  



                      あなたのほっぺに触れた最初の唇は誰の??






                                       凪杏





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