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7/10

ネタバレ

 マジでネタバレです。知りたくない人は、引き返してください。

 作者自らネタバレをするという自爆テロです。そんなもん知りたくねえよ、とかいう人は華麗にスルーしちゃってください。まあ、伏線って、仕込みまくっても気付いてもらえないと空しいじゃないですか。で、作者自らある程度触れてみようかなというものすごくアホなコーナーです。

5、ネタバレ


・1-0~1-4について

 まず、目次の時点で多くの人が気付いていると思いますが、大文字の部分を並べてみると『CHAOS』となり、これが副題となります。これは、話全体としてストーリーが進行すればするほど過去の時点の話になり、最後は三人の関係がリセットされリスタートするという構造的矛盾を示しています。他には、通信端末の『PIT』という名称も、仮想を楽園に見立てておきながら、その接続ツールの名称は地獄を意味しているなど、現実の世界と仮想空間がどう対応して、どちらがどちらだか解からなくなるようにしています。

 次は、鏡と水月。この二人は、名前の通り何かを映している訳ですが、この話の中では互いが互いを映す鏡となってお互いにお互いを嫉妬しあうという展開になっています。例えば、お互いが触れ合わずに抱き合うシーンでは、二人の届かない想い(思い)という状況を現実と重ね合わせています。そして、三人の関係は、相手を大事に思っていて、だからこそ、手が出せないという混沌とした状況でもあります。

明の場合は、助けるという目的と恋愛感情が混ぜこぜになってしまっていますね。なので、彼が抱いていた気持ちは一見ストレートみえても内実は錯覚とでもいうべき感情の発露であり、振られたという結果にも一応納得しています。また、師である黒木を自身の手に掛けたことについても、もやもやとしたものを抱えつつも罪を背負って前に進むことを選びます。それこそ、戦場に身を置く自身が持つ十字架であると言い聞かせ、日々PITを強く握り戦地に赴きます。

 ラストシーンは、最初は白い部屋だったのが、ラストでは花に彩られた美しい世界からの友人とその笑顔で迎えるスタートとなります。そして、話が終わるところで新しい始まりを持ってくるということが、やはり構造として矛盾していて混沌としています。そんな感じで、各話のサブタイトルは大体ダブルミーイングとかになっています。対応するシーンやら台詞が散りばめられていたりします。まあ、そんな面倒なことなど完全に無視してもらっても普通に読めるようには作ったつもりですので、そういうタイプの人は純粋に戦闘やらしょうもないやりとりをみて楽しんでください。



 とまあ、こんなギミックやら演出が全編に渡り無駄にいっぱいあるのですが、とりあえず全部わかる人がいたらその人は確実に私よりも面白い作品を書けますね。あと、別に全部について詳細な説明とかはしませんよ。かなりの量になる気がするし今後の展開とかばれるし、書くのかったるいし。

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