3、【用語説明】
全部じゃないですが、無駄に説明してみました。少し改良もしてみた。
3、【用語説明】
・『衛星サーバー』
宇宙に散り散りになっている216のサーバー群を指す。ダミーの衛生を含めればさらに増える。サーバーごとにフロアマスターが設定されておりデフォルトでNPCが持ったこの属性をプレイヤーが倒すことで引き継ぐことになる。
データの管理は72程度のサーバーが、常にバックアップと更新を繰り返して再現された世界そのもの、という巨大なデータを分割して貼り合わせる形で維持している。通常のオンラインゲームであれば、サーバーの中にゲームデータが有り、それを特定の地域の管理にあてるなどの方法をとるが、こちらのサーバーは巨大なデータの一部の管理しているという状態となる。具体的にはサーバーAは、神国を再現したデータ部分を受け持つなどパズル状態になった世界地図を常に貼り合わせて維持するような方式をとっている。それ故に、サーバー管理人やGMなどと言う呼び方ではなく、フロアマスターという呼び方になっている。
・『フロアマスター』
サーバーの持つ情報を一定程度管理できるプレイヤーの称号。基本的には、ユニークウェポンを持ったエネミーを排除することでその権能を引き継ぐ。ゲートによる移動を管理できることから、階層の支配者とも言える。
初期状態のNPCのエネミーに対して数の暴力でのゲートへの強行突破を試みても、等比級数的にエネミーの数が上昇していくので、最低人数での突破か少数精鋭の突破が望ましい。
・『白の教団』
システムの管理人を神とした、仮想空間上の新興宗教。又、仮想空間上での二大ギルドの一つ。幹部連中は、いずれもジェネシスの実質的なトップランカーで天使の機体を駆る。教団トップであるアティド・ハレは、ミカエルを駆り『教皇』と呼ばれている。
・『黒の旅団』
白の教団を警察に見立てた場合の犯罪者とでもいったところだろうか。対抗勢力というよりは、単に追われている感じであり、こちらも最大勢力の一つ。強盗殺人やテロ行為を行う犯罪組織だが、義賊のような節もあり一概に悪と断ずるのは難しい。ただ、法的な意味では彼らは犯罪集団ではない。現時点で、この集団を実質的に率いていると言われているニクム・ツァラーはサタンを操り『黒影』と呼ばれている。
また、リーダーであったマクト・ロートシルトは、教皇によって討たれた。
・『アビリティ』
各AAに個別に設定されるものや後天的に入手するものなどがある。前者は例えばソルジャータイプの『透過迷彩』、後者は水月がガーディアンから手に入れた『共感』などがある。それ一つで戦局が大きく変動するほどの効果を持ち、使い方や複数の組み合わせでより強大な力を発揮する。『GENESIS』にレベルの概念は存在しないが、強力なアビリティの組み合わせが結果的にレベルの役割を果たしているともいえる。
・『ツールコード』
通行許可証に当たるパスコードや情報系の各種プログラム全般を指す。アビリティなどを駆使したAAの派手な戦闘に目を奪われがちだが、仮想空間を使用する本来の目的が通信網の確保であることを考えれば、その優先度はツールコードが一番高いのは当然の帰結と言える。
・『アシストプログラム』
ツールコードの一種であり、その使い方次第でゲームを大きく有利にさせるプログラム。アビリティなどとは異なりほとんどのものが汎用であり、完全ではないにしても対アビリティや特定の武装やAAとの戦闘で効果を発揮する。
ゲーム中でも使える一般プログラム全般を指す。コンフィグによる調整に近いもので、戦闘中であっても任意に変更することや使用することができるもの。例えば自分自身の視界の設定や、索敵やジャミングのパラメータの変更など。
・『パーソナルデータ』
仮想空間上では、個人情報や電子マネーなどを含む、アビリティやツールコード以外の、その他のデータに分類されるもの。
・『オートレスポンスムーブ(ARM)』
auto response moveの頭を取って、ARMとも呼ばれる。特定の動きや複雑な行動などの一連の動作を技として登録できるアシストプログラム。ワンツーパンチをボタン一つででき基本的にはゲームのコンボのようなもの。応用的な利用方法として、火器管制の制御の半自律化などさまざまな使い方がある。
・【REINFORCEMENT(援軍)】
対戦中に、味方の勢力としてメンバーが参入する場合に発生するエフェクト。
・【BATTLE ROYAL】
多対多の戦闘の際に発生するエフェクト。第三勢力が戦闘に介入してくる際に発生。
・【SURVIVAL】
二つ以上の勢力が入り乱れて戦闘を行う場合に発生するエフェクト。
・【JIHAD】
上位の天使との戦闘の際には、このエフェクトが現れるといわれているが、発生条件は定かではない。
・【BLACK OUT】
ゲーム中にプレイヤー自身の意識が途切れて強制離脱すること。平たく言うと気絶。
・【DUEL】
いわゆる乱入。一対一が基本だがチーム戦闘なども可能。オンライン対戦ゲームの醍醐味ともいえる。ちなみに、チーム戦だとデュエルではなく交戦(warfare)というエフェクトになる。
・【MISSION START】
戦闘開始の合図。AAの出現時に一定の無敵時間が発生。
・『GENESIS』
人型などのロボットを操作して戦うヴァーチャルアクションゲーム。当初は、ただの娯楽目的、擬似戦闘行為などを行うものでしかなったが、途中からその目的は変質する。
『The Book』内部にプリインストールされたプラグラムであるが、仮想空間上ではこれを兵器として戦闘することができ、構造物やプロテクトなどを破壊する事ができる。また、仮想ハードウェア自体に、自動統合機能があるために対象を破壊する事でデータを強奪することができ、これを利用した擬似ハッキングが多用される事となる。
過去においては、プログラムの製作者の好きだったゲームであったアハリ教授が権利を買い取り、仮想空間上のエンターテイメントプログラムとして利用されていて、基本的なゲーム上の世界観として、天使VSそれ以外(悪魔等を含む)。という感じになっている。
・『PIT(portable information terminal)』
携帯型情報端末の略称。ニューロンジャックや脳内チップ、あるいはヘッドマウントディスプレイの次世代機ともいえる仮想空間へのアクセスツール。人間自体の神経を媒介に生体端末としてVR、ないしAR各種機能を利用できるツール。また、個体の識別方法として、DNAを使用しているために常に身体の一部と接触することを必要とする。
現在では様々な形のものが流通しているためにこれという形は存在しない。あえていうなら人間に触れる物すべて。具体例でいるならペンダントやキーホルダーやイヤリングなど、なんでもあり。無重力合金製の超伝導の性質を利用した特殊通信端末。明、鏡、水月の三人は十字架のアクセサリのタイプを使用している。
・『アローズ商会』
『GENESIS』の運営母体だった企業。財閥系の企業で、あらゆる分野の商売を手がけている。
・『ゲート』
階層をまたぐ移動をする際に使用する門のこと。ブロック間の移動を瞬間的に行える。現実で言えばテレポートに近い。
・『ポートエリア』
ゲートが一箇所に集中しているエリアで空港のような役割を果たす。
・『バベルコード』
仮想空間上の共通言語プログラム。これがあると、仮想空間上で同時通訳が使われている状態になり、世界中の誰とでも会話が可能になるという便利なもの。開発には、黒木智樹も関っていた。
・『The Book』
PIT内部にインストールされたOS。
・『止まり木』
今時珍しい文明の利器がほとんど無いアンティーク風喫茶店。常連であるにも関らず未だに明達はマスターの名前を知らない。
・『電脳技術研究所』
明などが所属する組織。名目上は神国陸軍の下部組織という位置づけだが、新城大地がほぼ全権を掌握している。
・『神国皇族連』
神国の貴族などが多く所属する組織。形式的には帝も所属していることになっているが、帝が大衆の前に姿を現したことはない。また、構成員のほとんどは皇族ではなく、厳密には皇族に連なる人間たちが構成している。
・『米帝国』
世界の覇者とも言える国家。あらゆる通信網を掌握していて、それが権力の源泉となっている。仮想空間は例外だが、将来的にはこれも掌握しようと目論んでおり、軍事費としてかなりの予算が割かれている。
・『世界連合』
よく言えば国際的な共同体、悪く言えば寄せ集め的な集団。利益によって結びついている側面が強く、その団結力はあまり強固なものとは言えない。
・『EU共同体』
経済的にはある程度成長することに成功した共同体であるが、軍事面では米帝国に大きく水を空けられているのが現状で、世界の覇者として返り咲くべく仮想での通信を独占したいと考えている。
・『東洋中華圏』
中華圏が主体となったその近辺の連合組織。EU共同体に迫る勢いではあるが、未だ新興国的な側面が強く、文化面、軍事面などの分野で遅れを取っている。ヘイフォンはここに所属している。
・『共産主義連合国共同体』
革命により崩壊した帝政の替え玉として台頭した共産主義連合党が主体となり運営される国家群。しかし、帝政の影響は未だに強く、実質的には政党ごと皇帝の傀儡と化してしまっている。現在は、セルゲイ・ロマノフが皇帝であり自ら前線に立ち仮想の富を独占し世界の覇権を握ることを画策しているが周囲の人間たちは過度の期待はしていない。
・『中東連合』
化石燃料が枯渇しかけ、新しい事業を立ち上げようと画策するが迷走中。その一つの手段として仮想の掌握を検討しているが、不透明な部分が多く現実的でないというスタンスを取っている。
・『王国連』
宗教勢力などの抵抗を受け、仮想に関する分野では遅れを取っている現状を打開すべく中東連合や東洋中華圏などに外交を働きかけているが、先行する米帝には大きく水を空けられている。
エリザベスと呼ばれる女帝が君臨する国ではあるが、良くも悪くも伝統を重んじるあまり彼女の発揮するリーダーシップは少々空回りしている。彼女自身は先んじて仮想を掌握したい考えだが、仮想について手足となって動いてくれる有能な人材がアーサー位しかいなかったために仮想での侵攻は、彼女とアーサーの死亡により完全に失敗となる。
・『新ドイツ』
表面上はEU共同体に所属しているが、実質的には既にEU共同体から独立して動き出している。
・『教皇』
白の教団、アティド・ハレの持つ異名。
・『魔女』
クロエの持つ異名。
・『黒影』
ニクム・ツァラーの異名。彼自身がマクトの影のような存在であるため、また、裏の仕事を引き受けているためなどの理由からこのように呼ばれている。そういった意味でなら、この呼び方はむしろ蔑称とも言えるのかもしれない。
無駄過ぎるところまで設定まで考えてしまうところはなんとかしないとな。アビリティに関する部分は、完全ではありませんし、後日分割するかもしれません。