1/6
プロローグ
先に言います。この小説を読む時間があったら、もう少しまともな、そう、上か下に表示されてる小説を読んだ方がマシです。
でも、時間が有り余るくらいなら、見てもらえると嬉しいです。
最初に暴露してしまうと、文才が無いことに気付いてしまったのはいつだろう。
コミュニケーションとして使う文なら人並み。
キャラクターとして生き生きさせる魅力的な会話、盛り上がる場面での良テンポな文章、シリアス展開での深刻な文字、全てが平均以下のダメな文にしか見えなかった。
自分の文章を客観的に見れることだけが、唯一の良点と言えてしまう、本末転倒な特技。
それでも、それでも俺は、やっぱり書くことがなんだかんだで好きだったんだ。