……例え、どんなに歪な形でも――
……ごめんね、先輩。でも……これでも、私だって頑張ったんだよ? 貴方に振り向いてもらえるように、好きになってもらえるように……私さえいれば、どんなに辛くても生きていける――そんなふうに想ってもらえるように、一生懸命頑張ったんだよ?
……それでも、消えなかった。自分には、幸せになる資格なんてない……ううん、それどころか生きている資格すら――そんな、胸が張り裂けるほどの苦痛に満ちた雰囲気がいつ何時も貴方を纏い、決して消えることはなかった。
……だったら、もう仕方ないじゃん。私だって分かってるよ……こんなの、間違ってるって。それでも……例え、どんなに歪な形でも――
――私は、貴方の生きる理由になりたい。
そっと、窓の方へ視線を移す。もう随分と時間が経っていたようで、僅かに開いた隙間から黄金色の光が差し込んでいる。そのあまりの眩しさに、思わずそっと瞼を閉じて――
……そろそろ、疲れたよね。でも……ごめんね? まだまだ、黄泉に行かせてあげる気なんてないから。そうだね、具体的には――私と一緒に、天寿を全うするくらいまで。だから……どんなに辛くても、苦しくても、死にたくなっても……ずっと、ずっと、この現世に――
――罪悪感という鎖で、貴方を閉じ込めて放さない。




