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鎖 〜例え、どんなに歪な形でも〜  作者: 暦海


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……きっと、眠れなかったんだろうなぁ。

「……すぅ……すぅ……」

「……あれ? ……ふふっ、ほんと可愛いなぁ先輩」



 どれほど追憶に浸っていたのか――ふと、微かに届いた息の音で現実へと引き戻される。泣き疲れて寝ちゃったのかな? ふふっ、なんだか子供みたい。


 ともあれ、そんな可愛い彼を起こさぬようそっと頭を膝に乗せる。ホールドしたままじゃ、流石に苦しいだろうしね。


 ……きっと、眠れなかったんだろうなぁ。昨日から、ほとんど……ううん、もしかしたら一睡もしてなかったのかも。

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