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鎖 〜例え、どんなに歪な形でも〜  作者: 暦海


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……どうせ、貴方は――

 ……まったく、馬鹿だよね先輩も。もちろん、人伝に聞いただけであり、より詳しいことは本人に直接尋ねるべきなのだろうけど……それでも――


 ……どうせ、貴方は何も悪くないんでしょう? 言うまでもなく、悪いのはそのご友人を死に追い込んだ加害者達……なのに、自殺を止められなかったことに――救えなかったことに、きっと生涯消えないほどの自責の念を感じている。……それも、全てはそいつらの――


 ……いや、そう。もちろん、加害者達の行為は許されざるもので、そこに疑いの余地はない。

 だけど、今更恨みを募らせたところで過去は何一つ変わらないし、何より……私に、そんな資格はないから。自身の目的を果たすため、有希先輩ひとひとりの命を無慈悲に奪った私に、誰かを恨む資格なんてないから。

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