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鎖 〜例え、どんなに歪な形でも〜  作者: 暦海


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再会

 さて、当然と言えば当然なのだけど――その後、の青年に会うことはなかった。まあ、ほんとにただの偶然だし、これまた当然ながら連絡先を交換しているはずもない。むしろ、何がどうなったらそんな流れになるんだという話なわけで。


 だけど、その日から私の――何の誇張もなく、私の人生は変わった。少しずつ……それでも、着実に前向きになっていった。……えっと、自分磨き? なんていうのも始めてみた。もしかしたら、いつかまた――そんな妄想が浮かんだら、いてもたっても……と言うより、少しでも可愛いとか思ってほしいなって。



 そして、およそ五年後――再会は、突如訪れた。


『…………えっ?』


 大学入学後、ほどなく某ファーストフード店の面接を受け採用。すると、そこで出会ったのは――なんと、かつてのあの端整な青年。そして、私と目が合うと間もなく、穏やかな微笑を浮かべ口を開く。あの時と同じ、暖かく優しい雰囲気のままで。……だけど――



『――藤島ふじしま陶奈とうなさん、で宜しいですか? 初めまして。一ヶ月ほど、教育係を務めることになった香椎かしい冬樹ふゆきと申します。宜しくお願いします、藤島さん』



 ――あの眩いほどに朗らかな笑顔は、もう見る影もなかった。



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