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鎖 〜例え、どんなに歪な形でも〜  作者: 暦海


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ホワイトクリスマス?

「――あっ、雪ですよ冬樹ふゆき先輩! これぞホワイトクリスマスですねっ」

「……まあ、クリスマスにはまだ少し早いですけどね」

「……もう、白ける事実は控えてくださいよ先輩。雪だけに」



 それから、およそ二週間経た12月中旬。

 寒空の下、街路樹の間を進みながらそんなやり取りをかわす僕ら。無邪気にはしゃぐ藤島ふじしまさんの言葉通り、ほんのり柑橘色を帯びた空からはふわりと粉雪が舞い降りてきて。


 ……ところで、さっきのボケみたいな部分は何かツッコむべきだったかな? まあ、今更だけども。


「……そもそも、私としては一応気を遣ったつもりなんですよ? どうせ、人混みとか苦手でしょう? 冬樹先輩」

「……まあ、否定はしませんが」


 そう、少し不服そうに尋ねる藤島さん。……えっと、つまり本当は当日乃至(ないし)前夜が良かったけど、僕のために比較的人通りの少ない時期いまにずらしてくれたってことかな? ……うん、何とも申し訳ない。


 ……ただ、それはそれとして。


「……あの、つかぬことをお聞きしま――へっ!?」


 些か逡巡を覚えつつ、徐に切り出した僕の言葉が不意に途切れる。何故なら――隣を歩く藤島さんの右手が、さっと僕の左手を掴んだから。突然の予期せぬ事態に戸惑う僕を余所に、彼女は雪のように無邪気な笑顔で告げる。


「――さあ、行きましょうか先輩!」


 

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