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鎖 〜例え、どんなに歪な形でも〜  作者: 暦海


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……いや、僕にとっては――

「――いやー、楽しみですね冬樹ふゆき先輩!」

「そうですね、藤島ふじしまさん。いったい、どのようなお話なのでしょ――」

「ああ、別にそちらの方はほとんど期待してませんよ。なにせ美穂みほのオススメですし、どうせロクな内容ものじゃないでしょう。私はただ、こうして先輩とお出掛け出来ることが楽しみって言ったんです」

「意外と毒舌!? ……いや、意外そうでもないか」

「意外な結論!?」



 それから、二週間ほど経て。

 目的地へ向かう道すがら、そんな他愛もないやり取りを交わす僕ら。ただ、それにしても……僕にしては、随分と話せるようになったなあ――ここ最近、そんな驚きと感慨を覚える日々で。……まあ、藤島さん限定ではあるのだけども。


 さて、そんな(どんな?)僕らが目下向かっているのは映画館。藤島さん曰く――友人の美穂さんが是非観に行ってほしいと、彼女オススメの映画チケットを二枚くれたとのこと。……うん、なんか色々くれるよね美穂さん。チケットとか情報とか。なのに、ロクな内容ものじゃないとか言われちゃってる見知らぬ恩人につい同情を覚えてしまう。


 ともあれ、数十ほど経て映画館へと到着。まずは受け付けにてチケットを提示、それから売店にてポップコーンとドリンクを調達し劇場へ……うん、全く以て何の代わり映えもない普通の光景と言えるだろう。


「……ふふっ、楽しみですね冬樹先輩」


 すると、劇場へと向かう道すがら――大きなポップコーンのカップを両手で抱えつつ、無邪気な笑顔でそう口にする藤島さん。……いや、僕にとっては普通じゃないか。


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