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……それでも、流石にこれは――
「……あの、冬樹先輩。どうかなさいましたか?」
「…………へっ?」
それから、数日経て。
僕の部屋の食卓にて、ふと正面から声が届きハッと我に返る僕。どうやら、数日前の勤務時みたくぼおっとしてしまっていたらしい。
ちなみに、本日の献立はブリの照り焼きにほうれん草のおひたし、そして卵とワカメの味噌汁に玄米。……うん、いつも本当に申し訳なく……そして、本当に有り難い。
ただ、それはそれとして……うーん、何と返したら良いものか。出来れば、藤島さんにはあまり隠し事をしたくない。したくないのだけど……それでも、流石にこれは僕の口から告げて良いものか――
「……あの、ひょっとしてですが……告白とかされました? 有希先輩から」
「…………へっ?」




