気になる結果は?
「……おぉ、サタンよ。愛しの魔王サタンよ……我に啓示を与えたまえ。おどろどろどろ〜」
「「何その呪文!?」」
思いがけず、声と言葉が重なる藤島さんと僕。……いや、当のご本人は頗る真剣に念じているようだし、口を挟むのも頗る申し訳ないのだけど……うん、やはりツッコまずにはいられない。啓示って神様じゃないの? そもそも、魔王にお願いするの? などなど。
ともあれ、待つこと数分――卒然、大きく目を見開く占い師さん。……うん、ちょっと怖い。でも、どうやら何か視えたみたいで――
「…………えっ?」
すると、先ほど以上に目を見開き唖然とした表情の占い師さん。……うん、人間ってこんなに目を開けたんだね。むしろ、こっちが驚いてしまうくらいに。
……でも、いったいどうしたんだろう。まさか、何かとんでもないものが視えて――
「……すまぬ、嬢ちゃん。代金は返そう」
「「……へっ?」」
思いも寄らない占い師さんの発言に、本日何度目かの声が重なる僕ら。そして、ポカンとする僕らに対し、彼女は甚く重々しい口調で言葉を紡ぐ。
「……本当に、すまんのじゃが……我には、お主の想い人とやらの未来は視えんかった……」




