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前の世界と今

神って存在するかしないかが大切じゃない

神と恋愛に持っていけるかどうかが大切なんだ!

 俺は未熟で普通だ。これはいつまで経っても変わることはないだろう

 俺はひよこに似ている。ひよこは親の真似をする。ひよこにとって親が自分の全てだからだ

 俺は未熟で普通だ。今でも俺は親の真似をしようと必死になっている

 普通に生きようと思いながら過ごした高校生活、アクシデントが起きようものなら起きる前に火種は潰す徹底して普通を俺は守って今高校生活最後を迎えている

 謎の達成感を感じながら歩く最後となる通学路、笑顔に満ちた今を噛み締める時鉄槌、、、ではなく看板が下った

 確実に普通が崩れ落ちるのを感じながら瞼を閉じることすら諦めていた





 意識がいつも間にか無くなりかけた時、 

「パンパカパーン、ようこそ神の世界へ!君はもう死んじゃったからこの後神になるために呼ばれたんだ

 このエリートの神であるこの僕、ザクロ・シャームル・グラットに指導される喜びを噛み締めながら

                                     神になるまで過ごしてね」


                  こんな馬鹿げたハイテンションの言葉が聞こえて来た

とりあえず自分のことを神だと名乗った厨二病(バカ)に質問を問いかける


「とりあえず俺は死んだはずでは?」

神を名乗る厨二が煽り散らかすような声で言う

「まあまあ、焦る気持ちもわかるよ!なんてったって、この僕が目の前に死んだと思ったらあらわれたんだからね

 ああ!僕はなんて罪な女だ、かの美の女神 アウクソーの姉であるこの僕が君に教えてあげよう!」

神を名乗る彼女が言うことを簡単にすると、


・この世界は八百万の神々が住まう世界であること

・神は元は世界の安定のために世界自ら作ったものであること

・神は連日無休で働いていること

・疲れた神は自分の代理人として地上の生物の魂を招いて全てを教え自分の代わりになってもらっていること

・いつのまにか選ばれた魂が働くことになっていること

・会社によく似ていて神は今数兆人(神なのだから単位は柱だろうか?)いること

・自分が選ばれた魂であること


         とのこと、本当に馬鹿げた話である


「で俺は何をすればいいわけ?」


「お、先ほどとは一変態度が変わったねぇ」


「今になって受け入れただけだ」


「ふーん、まいっか

 君にはこの僕の下について働いてもらう。拒否権はない」

 

「はいよ。じゃ、さっさと案内しやがれクソ女神」


「クソ、、、これは最初に教育が必要なようだ、、、元の世界では君はそんなの荒ぶってなかったのに、、、」


「それはこの世界(神の場所)では前世の常識が通用しないと思ったからだ、慣れたらこの世界に合わせる」


「、、、つまんない生き方だね」


とりあえず今はこいつにあったちょっと半グレ状態の少年にしている

こうしたほうが、めんどくさい関係にはならず簡単に割り切れるからだ

まだ何もわからない世界に怖さと卒業式前日まで感じていた緊張感を再び感じながらこいつの後をついていった

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