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05 興味


 こんな感じで、メリシェラちゃんが同居することに。


 本人は監視がはかどるって喜んでますよ、案の定。


 まあ、飯が美味いってこともあるでしょね。



 町の人たちも喜んでますよ。


 ちっちゃい子のテントでのひとり暮らし、みんな心配してたもんね。


 俺の嫁が増えたなんて誰からも思われていないところが、まさにメリシェラちゃんクオリティですな。



 ---



「こんにちは、アマツさん」


 こんちは、けんちゃん、アヤさん、お久しぶりですっ。



「順調に家族が増えてるところは、さすが召喚者さんって感じですね」


 えーと、まあそんな感じです。


 まずはお茶しながらってことで。



 ---



 イオちゃんとアヤさんのお茶勝負は、引き分け、かな。


 まさに甲乙付け難い美味さだったね。



「こちらでの生活、楽しんでもらえてるみたいですね」


 はい、ホント毎日楽しいです。


 アランさんもみんなも、すっごく頼りになるし、


 この町も肌に合うって感じで。



 もちろん、イオちゃんもナナさんも頑張ってくれてますよ。


 メリシェラちゃんは……手が掛かる妹って感じ、かな。



「私、歳上っ」


 あんな感じだから、ホント可愛くて。



「アマツさんの冒険者としてのお悩みの方は」


 あー、そっちはなるようになるとしか。


 みんなみたいにスッゲェ魔導具とかを使いこなせれば、


 俺のヘボちん能力も底上げ出来るんだろうけど、


 今はまだ、イオちゃんたちに甘えちゃおうかなって。



「出来れば『Gふなずし』だけでも所持していてほしいです」

「あっちの世界から来た人たちって、こういう通信機器がお好きだと思っていたのですが」


 あー、アレですか、みんなが持ってるタブレットみたいな魔導具。


『Greatな複合型ナビゲーション随時接続式システム』だっけ、


 なんかスゴいよね、アレ。


 ってか、けんちゃんも持ってるんですね。



「僕は、自分からは動けない案件が多くて皆さんにお願い事をする立場なので、これを持つようになってからは凄く助かってるんです」

「本当にアリシエラさんのおかげですね」


 みんなの魔導具を作ってくれてる職人さんですよね、アリシエラさん。


 まだちゃんとお話し出来てないけど、スゴい人なんですね。



「アマツさんがあまり魔導具に興味を持っていないようなので、こちらへの訪問を遠慮してるみたいですよ」

「よかったら、お話し、聞いてあげてくださいね」


 はい、今度ロイさんのお宅に行ってみます。



「イオタさんと一緒なら、『ゲートルーム』要らずでどこでもひとっ飛び、ですものね」

「魔導具に興味を持たれない理由も分かります」


 えーと、興味が無いわけじゃないんですよ。


 むしろ、アランさんの『マリネ』とか興味津々だし。



「そういうのも含めて、楽しんでくださいね」


 はい、のんびりやらせてもらいます。


 けんちゃんたちは、今日もこれから世界の見回りって感じですか。



「はい、フォリスさんのところで精霊さんたちがまた何かやらかしたらしくて、ちょっと覗いてきますね」


 大変だね、世界の見回りって。



「僕が楽しんでるだけですって」

「アマツさんも、これからたくさん楽しんでくださいね」


 はい、気を付けてね。


 って、けんちゃんたちが気を付けなきゃならないようなことが起きたら、世界がヤバいよね。



「お互い、楽しみながら頑張りましょう」

「では、行ってきます」


 行ってらっしゃーい。



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