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04 攻略


 いや、ちょっと、


 ひどくない? メリシェラちゃん。



「何が?」


 ここって確かに初心者向けかもしれないけどさ、


 地下10階のダンジョンをひとりで制覇しないでよね。



 いっぱい飛んでたこうもり系の魔物、全体攻撃魔法で瞬殺しちゃうし、


 地下5階にいた中ボスの大こうもりも、魔導手裏剣一発で爆散させて瞬殺しちゃうし、


 ちょろちょろウザいウルフ系の魔物も、相手より素早く動いて瞬殺しちゃうし、


 地下10階の大ボスのケイブウルフも、魔導クナイで首チョンパして瞬殺しちゃうし。



「何か問題でも?」


 いやほら、せっかくの新パーティーでの初ダンジョンなのに、


 実力チェックするヒマも無かったっていうか。



「パーティーリーダーがこのパーティーでのクエスト攻略難易度設定を見誤った、ってことで」


 あー、確かに。


 ごめんね、簡単過ぎて楽しくなかったでしょ。



「いや、ストレス発散出来た、かも」


 そう、良かった。


 そんじゃ帰ろっか。



 ---



「お疲れさまでした」

「お夕飯、出来てますよ」


 はーい、ただいま、ナナさん。


 晩飯、楽しみっす。



「メリシェラさんも、食べてくでしょ」

「今日の冒険のお話しも、いっぱい聞かせてね」



「……お邪魔します」



「でもお夕飯の前に、みんなでお風呂、ね」



「いや、みんなでって」


 なに照れてんの、メリシェラちゃん。


 俺は別に構わないけど。


 親戚の娘さんと入るみたいなもんだし。



 ……



 ここってこじんまりした家だけど、なんかお風呂だけはみんな一緒に入れるくらいにやたらとデカいのね。


 変な地下室もあるし、前の持ち主がどんなヤツだったのか、ちょっと気になるね。



「いや、気にするとこ、そこかよ」


 えーと、一緒にお風呂した感想、聞きたい?



「……いらん」



「寝巻き姿、可愛いですよ」



「……ありがと、ナナさん」



 はーい、イオちゃんが食卓突撃モードしちゃいそうなので、


 そろそろ食べよっか。



「いただきます」×4



 ---



 zzz……



「可愛い寝顔ねぇ」


 いや、食べるだけ食べてすぐ寝るって、見たまんまの子供でしょ、これ。


 すげぇ美味そうにがっついてたし。



「故郷を離れてひとり暮らしですし、寂しいんですよ、メリシェラさん」

「嫁ではなくて、家族として一緒に暮らすというのも、ね」


 まあ、部屋はありますし、


 もしかしたら俺への監視がはかどるって喜ぶかも。


 とりあえず、今日はイオちゃんの部屋でってことで、運んでもらえる?



「あら、お姫さま抱っこ、やりたくないのですか」


 えーと、お姫さまっていうより、遊び疲れて寝ちゃった子どもだよね、これ。



 てなわけで、


 はい、イオちゃん、よろしくね。



「……魔導忍者、軽すぎ」



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