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13 開封


 場も和んだところで、いよいよ木箱開封の儀。


 妙に厳重に梱包されている木箱を、


 ガリガリグリグリと開けまして、と。



「まあ……」


 あらら、フェリシルスさんがお目々ぱちくりしてうっとり見つめておりますよ。



 手書きの書類が分厚く束ねられたものが数冊。


 見る人が見れば分かる、お宝の山ってことですよね、コレ。



 もちろん、遺品整理した町の人たちにはちんぷんかんぷんだったでしょうがね。


 まあ、所詮俺らなんかには、猫に小判、豚に真珠、メリシェラちゃんにセクシー下着。



「どさくさでディスんなっ」



 うん、俺らがじゃれてても、フェリシルスさんは真剣な顔で読みふけっておられますね。


 焚き付けとかにされなくて良かったですよ、ホント。




「これは……」



 おっと、とある一冊の表紙をめくったフェリシルスさんが顔面蒼白、


 何ごとですか?



「……この件は、研究者としての私の一存では判断出来かねます」

「是非、冒険者としての皆さんのご意見を」


 はい、お任せあれ。


 こう見えて割と隠し事や秘密が多い家なんで、ちょっとやそっとの大ごとでは動じませんよ。


 もっとも、俺は冒険者としてはペーペーもいいとこなんですけどね。



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